紺野 詩

お立ち寄りくださり、ありがとうございます。心に残った事を詩・散文詩などで書き残します。…

紺野 詩

お立ち寄りくださり、ありがとうございます。心に残った事を詩・散文詩などで書き残します。のんびりペースの更新になります。皆さまのnoteもたくさん拝読したいです。よろしくお願いします。

記事一覧

たとえ1ミリの光でも

今日より明日1ミリ成長出来て 1ミリ理想の自分に夢に 近づいていればいいじゃない       ※ まるで箱に閉じ込められたような毎日でも 1ミリ隙間があれば光は差し込…

紺野 詩
4年前
9

戯れに風は

戯れに風は 光の模様を その滑らかな頬に描く 生きる喜び そよぐ声 小さな 小さな いのちの歌 雲間の陽 天の光 首飾り 君にあげる 聴こえる 耳を澄ませば 聴こえる 心向…

紺野 詩
4年前
6

あなたが空を見上げれば

あなたが空を見上げれば わたしも同じ空を見上げ あなたの視線が水面に落ちれば わたしは眩しい光に想いを馳せよう 気がつけば季節は 二回りと半分を過ぎていた 歳を重ね…

紺野 詩
4年前
5

君が望んでくれたなら

月の光のように穏やかに 星の瞬きのように密やかに ただ静かに君を想う 冬の星座の物語はどんなだっけ 君に聞かせたいな 君に 君が 君の 君は……。 いつからか君の事ば…

紺野 詩
5年前
26

魔法のコトバ

きみが淹れたほうが美味しいから 私をキッチンに向かわせる 魔法のコトバ 湯の沸く音 珈琲の香り とっておきのチョコレートと あなたの笑顔 悔しくて 嬉しい …

紺野 詩
5年前
23

花をあなたに

何も考えず 誰に遠慮することなく この情熱を ぶつけてしまいたい 庭に咲いた花を あなたにあげる 綺麗に咲いたから あなたにあげる 切り取られた花は 運命を選べ…

紺野 詩
5年前
15

共生

自分でもさ ちょっとヘンだって事くらい それくらい ちゃんと判ってるんだよね いつのまにか あなたの言葉と暮らしてて どこにいても、どんなことしてても 心のずっとず…

紺野 詩
6年前
10

この空の下のどこかの大切なあなたへ

この空の下のどこかで 助けてくれるあなた 感謝しています この空の下のどこかで 頑張っているあなた とても素敵です この空の下のどこかで あなたが笑顔でいたら それだ…

紺野 詩
6年前
7

豪雨の週末に

降り続いた雨が止んだ 空はどこを見ても灰色で 雨が止む理由をどこにも有していない 何度目だろう?届いた手紙を開いて読んだ 文字の隙間にあなたを感じたくて もう一回…

紺野 詩
6年前
8

数式を解くように、誰か —— 教えてくれませんか

超難題と言われた数式は 誰かの手で解かれてゆく —— なのに 世の中どうしてこんなに 分からないことだらけなんだろ 正義とか絶望とか 愛や裏切り それに …

紺野 詩
6年前
3

キゲンのとりかた

自分のキゲンのとりかたくらい心得てる 美味しいコーヒーをていねいに淹れて いつもより高いアイスクリームを食べる 映画をみて涙が出るまで笑う ラベンダーの…

紺野 詩
6年前
6

「あなた」になりたかった

いつも元気ねって言われる私でも 作り笑さえ出来ないときがある 街はずれの秘密の場所へ出かけよう いつもの優しさと正しさがそこにはある 見慣れないドアが迷う心に開…

紺野 詩
6年前
3

胡蝶蘭が咲きました

以前、エッセイ「胡蝶蘭」で書きました、 https://note.mu/aosora11/n/n904c0b64d9a5 Sさんの事務所で捨てられそうになっていた 胡蝶蘭。 きれいに咲きました! 品があ…

紺野 詩
6年前
1

" らしく "

気分良く " らしく " 生きていて キラリ 光る 君だけの色 なくさずに かわらずに " らしく " 君がいるだけで この世界は 善だと思う …

紺野 詩
6年前
3

Dear Spring beauty

桜が満開のよく晴れた日の朝 spring beautyは永遠の眠りについた 雨上がりの光の中 煙になって空に帰っていった また逢いましょう 確かに貴女がいたこの世界…

紺野 詩
6年前
6

花の季節に

花の美しさを表そうと 言葉を並べてみるけれど どれもこれも嘘のように響いて どうしようもなくなった私は 書く事をやめた ただ春の陽に身を委ね 季節の変わり行くのを眺め…

紺野 詩
6年前
3
たとえ1ミリの光でも

たとえ1ミリの光でも

今日より明日1ミリ成長出来て
1ミリ理想の自分に夢に
近づいていればいいじゃない

      ※

まるで箱に閉じ込められたような毎日でも
1ミリ隙間があれば光は差し込む
それは
絹糸のように細く儚げで
強く しなやかで優しくて
闇の中ではより力強く輝いて見える
手を伸ばすと温かさが
指先にジンと沁みて広がる
凍えた体に生命が巡り
渇きを満たし頬を伝った
熱くて痛くて我にかえる

bダッシュもワ

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戯れに風は

戯れに風は

戯れに風は
光の模様を
その滑らかな頬に描く

生きる喜び
そよぐ声
小さな
小さな
いのちの歌

雲間の陽
天の光
首飾り
君にあげる

聴こえる
耳を澄ませば
聴こえる
心向き合えば

戯れに風は
語りかかける
あなたに
わたしに
#詩 #自由詩

あなたが空を見上げれば

あなたが空を見上げれば

あなたが空を見上げれば
わたしも同じ空を見上げ
あなたの視線が水面に落ちれば
わたしは眩しい光に想いを馳せよう

気がつけば季節は
二回りと半分を過ぎていた
歳を重ねた分だけ
強くなった気もするし
狡くもなった気がするよ
素直に生きていたいって願うけど
上手くいかない
しょうがないよね
こんなに生きづらい世の中なんだ
神様だってきっと許してくれるって思うんだ

桜が咲くように
木の葉が色づくように

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君が望んでくれたなら

君が望んでくれたなら

月の光のように穏やかに
星の瞬きのように密やかに
ただ静かに君を想う

冬の星座の物語はどんなだっけ
君に聞かせたいな

君に 君が 君の 君は……。
いつからか君の事ばかり
心にあふれて
この恋に気付いたんだ

君の瞳は何を見ているのだろう
同じ景色を映したいな

君が好きな あの花のように
静かにそっと寄り添っていたい

君がそう

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魔法のコトバ

魔法のコトバ

きみが淹れたほうが美味しいから

私をキッチンに向かわせる

魔法のコトバ

湯の沸く音 珈琲の香り

とっておきのチョコレートと

あなたの笑顔

悔しくて 嬉しい

休日の昼下がり
#自由詩 #自作詩 #ポエム #コーヒー

花をあなたに

花をあなたに

何も考えず
誰に遠慮することなく

この情熱を
ぶつけてしまいたい

庭に咲いた花を
あなたにあげる

綺麗に咲いたから
あなたにあげる

切り取られた花は
運命を選べないから

かわいそう
#自由詩 #現代詩 #ポエム #自作詩

共生

共生

自分でもさ
ちょっとヘンだって事くらい
それくらい
ちゃんと判ってるんだよね

いつのまにか
あなたの言葉と暮らしてて

どこにいても、どんなことしてても
心のずっとずっと奥の大切な場所にあって
優しく温かく励ましてくれる

誰かの名言より
その透きとおった一言が
しん、と静まる水面に落ちて
広がるから不思議

沈黙であなたは何を語るのだろう

私はあなたに何を返せるのだろう

※9月10日加筆修

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この空の下のどこかの大切なあなたへ

この空の下のどこかの大切なあなたへ

この空の下のどこかで
助けてくれるあなた
感謝しています

この空の下のどこかで
頑張っているあなた
とても素敵です

この空の下のどこかで
あなたが笑顔でいたら
それだけで
幸せで嬉しいのです

あなたの命が
あなたと生きているこの世界が
たまらなく愛しくて ———

この空の下のどこかの
大切なあなたへ

生まれてきてくれて
ありがとう
#自由詩

豪雨の週末に

豪雨の週末に

降り続いた雨が止んだ
空はどこを見ても灰色で
雨が止む理由をどこにも有していない

何度目だろう?届いた手紙を開いて読んだ
文字の隙間にあなたを感じたくて
もう一回、もう一度と、同じ場面を繰り返す

本当のことはわからない

この気持ちは執着なのかもしれないし
あなたのあなたは、いつだって複数形だから
———— けれど
今度だけはこれでいい
自分なりの読みかたで
あなたが愛されることを選んだよ

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数式を解くように、誰か —— 教えてくれませんか

数式を解くように、誰か —— 教えてくれませんか

超難題と言われた数式は
誰かの手で解かれてゆく

—— なのに
世の中どうしてこんなに
分からないことだらけなんだろ

正義とか絶望とか
愛や裏切り
それに
どうしてあの子が
逝かなくてはならなかったのか

神様

私は怖いのです
自分の中に同じ狂気が
棲むかもしれないことが

私は哀しいのです
どうして人は
こんなにも無力なのでしょう

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キゲンのとりかた

キゲンのとりかた

自分のキゲンのとりかたくらい心得てる

美味しいコーヒーをていねいに淹れて

いつもより高いアイスクリームを食べる

映画をみて涙が出るまで笑う

ラベンダーのバスソルト

パソコンもスマートフォンもoffにして

この世界から消える

洗いたてのシーツに身をなげ

夢の底で

わたしは死ぬ

射しこむ朝陽に照らされると

まっさらな日常と目が合って

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「あなた」になりたかった

「あなた」になりたかった

いつも元気ねって言われる私でも
作り笑さえ出来ないときがある

街はずれの秘密の場所へ出かけよう
いつもの優しさと正しさがそこにはある

見慣れないドアが迷う心に開けてごらんと誘ってる
ノブに手をかけると鍵はかかっていなかった

知らない場所、初めての景色
親密な空気の中「あなた」は、いた。

届いた手紙が自分宛じゃないことに気づく
ぱたん
乾いたドアの音が全てを閉じた

君の「あなた

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胡蝶蘭が咲きました

胡蝶蘭が咲きました

以前、エッセイ「胡蝶蘭」で書きました、

https://note.mu/aosora11/n/n904c0b64d9a5

Sさんの事務所で捨てられそうになっていた
胡蝶蘭。

きれいに咲きました!

品があり美しいです。

こんな佇まいの女性になりたいです。

めっちゃ嬉しいです。

お読みくださり、ありがとうございます。

※以下、書く人の独り言です。興味の無い方は
華麗にスルーを

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" らしく "

" らしく "

気分良く

" らしく "

生きていて

キラリ

光る

君だけの色

なくさずに

かわらずに

" らしく "

君がいるだけで

この世界は

善だと思う
#自由詩

Dear  Spring beauty

Dear Spring beauty

桜が満開のよく晴れた日の朝

spring beautyは永遠の眠りについた

雨上がりの光の中

煙になって空に帰っていった

また逢いましょう

確かに貴女がいたこの世界で

私はもう少し生きなくてはなりません

目覚める度に知らないことが増えている

この世界から解放された貴女は

バラ色の唇に笑みを浮かべ安らかな顔でねむる

「私はspring beau

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花の季節に

花の季節に

花の美しさを表そうと
言葉を並べてみるけれど
どれもこれも嘘のように響いて
どうしようもなくなった私は
書く事をやめた
ただ春の陽に身を委ね
季節の変わり行くのを眺めながら
春風がおいていく色の
圧倒的な美しさに酔っていた
言葉にしなくていい
ただ季節を感じ楽しんだ

そんなふうに日々を過ごしていたら
花は見頃を過ぎてしまっていた
桜吹雪のなかに立ち君を想う

どこまでも澄んだ青空に
桜色の花弁が

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