紺野 詩

お立ち寄りくださり、ありがとうございます。心に残った事を詩・散文詩などで書き残します。…

紺野 詩

お立ち寄りくださり、ありがとうございます。心に残った事を詩・散文詩などで書き残します。のんびりペースの更新になります。皆さまのnoteもたくさん拝読したいです。よろしくお願いします。

最近の記事

たとえ1ミリの光でも

今日より明日1ミリ成長出来て 1ミリ理想の自分に夢に 近づいていればいいじゃない       ※ まるで箱に閉じ込められたような毎日でも 1ミリ隙間があれば光は差し込む それは 絹糸のように細く儚げで 強く しなやかで優しくて 闇の中ではより力強く輝いて見える 手を伸ばすと温かさが 指先にジンと沁みて広がる 凍えた体に生命が巡り 渇きを満たし頬を伝った 熱くて痛くて我にかえる bダッシュもワープも無敵になれるアイテムも無いけれど 僕は僕の力で切り拓いていける たとえ

    • 戯れに風は

      戯れに風は 光の模様を その滑らかな頬に描く 生きる喜び そよぐ声 小さな 小さな いのちの歌 雲間の陽 天の光 首飾り 君にあげる 聴こえる 耳を澄ませば 聴こえる 心向き合えば 戯れに風は 語りかかける あなたに わたしに #詩 #自由詩

      • あなたが空を見上げれば

        あなたが空を見上げれば わたしも同じ空を見上げ あなたの視線が水面に落ちれば わたしは眩しい光に想いを馳せよう 気がつけば季節は 二回りと半分を過ぎていた 歳を重ねた分だけ 強くなった気もするし 狡くもなった気がするよ 素直に生きていたいって願うけど 上手くいかない しょうがないよね こんなに生きづらい世の中なんだ 神様だってきっと許してくれるって思うんだ 桜が咲くように 木の葉が色づくように わたしの中であなたは 静かに規則正しく呼吸する 世間がそうするように 忘れられ

        • 君が望んでくれたなら

          月の光のように穏やかに 星の瞬きのように密やかに ただ静かに君を想う 冬の星座の物語はどんなだっけ 君に聞かせたいな 君に 君が 君の 君は……。 いつからか君の事ばかり 心にあふれて この恋に気付いたんだ 君の瞳は何を見ているのだろう 同じ景色を映したいな 君が好きな あの花のように 静かにそっと寄り添っていたい 君がそう 望んでくれたらい

        たとえ1ミリの光でも

          魔法のコトバ

          きみが淹れたほうが美味しいから 私をキッチンに向かわせる 魔法のコトバ 湯の沸く音 珈琲の香り とっておきのチョコレートと あなたの笑顔 悔しくて 嬉しい 休日の昼下がり #自由詩 #自作詩 #ポエム #コーヒー

          魔法のコトバ

          花をあなたに

          何も考えず 誰に遠慮することなく この情熱を ぶつけてしまいたい 庭に咲いた花を あなたにあげる 綺麗に咲いたから あなたにあげる 切り取られた花は 運命を選べないから かわいそう #自由詩 #現代詩 #ポエム #自作詩

          花をあなたに

          共生

          自分でもさ ちょっとヘンだって事くらい それくらい ちゃんと判ってるんだよね いつのまにか あなたの言葉と暮らしてて どこにいても、どんなことしてても 心のずっとずっと奥の大切な場所にあって 優しく温かく励ましてくれる 誰かの名言より その透きとおった一言が しん、と静まる水面に落ちて 広がるから不思議 沈黙であなたは何を語るのだろう 私はあなたに何を返せるのだろう ※9月10日加筆修正しました。 #自由詩

          この空の下のどこかの大切なあなたへ

          この空の下のどこかで 助けてくれるあなた 感謝しています この空の下のどこかで 頑張っているあなた とても素敵です この空の下のどこかで あなたが笑顔でいたら それだけで 幸せで嬉しいのです あなたの命が あなたと生きているこの世界が たまらなく愛しくて ——— この空の下のどこかの 大切なあなたへ 生まれてきてくれて ありがとう #自由詩

          この空の下のどこかの大切なあなたへ

          豪雨の週末に

          降り続いた雨が止んだ 空はどこを見ても灰色で 雨が止む理由をどこにも有していない 何度目だろう?届いた手紙を開いて読んだ 文字の隙間にあなたを感じたくて もう一回、もう一度と、同じ場面を繰り返す 本当のことはわからない この気持ちは執着なのかもしれないし あなたのあなたは、いつだって複数形だから ———— けれど 今度だけはこれでいい 自分なりの読みかたで あなたが愛されることを選んだように あの子をじぶんに重ねてみたら 痛いくらいの愛がそこにあって 熱いもの

          豪雨の週末に

          数式を解くように、誰か —— 教えてくれませんか

          超難題と言われた数式は 誰かの手で解かれてゆく —— なのに 世の中どうしてこんなに 分からないことだらけなんだろ 正義とか絶望とか 愛や裏切り それに どうしてあの子が 逝かなくてはならなかったのか 神様 私は怖いのです 自分の中に同じ狂気が 棲むかもしれないことが 私は哀しいのです どうして人は こんなにも無力なのでしょう 正しさは 正義は どこにあるのでしょう

          数式を解くように、誰か —— 教えてくれませんか

          キゲンのとりかた

          自分のキゲンのとりかたくらい心得てる 美味しいコーヒーをていねいに淹れて いつもより高いアイスクリームを食べる 映画をみて涙が出るまで笑う ラベンダーのバスソルト パソコンもスマートフォンもoffにして この世界から消える 洗いたてのシーツに身をなげ 夢の底で わたしは死ぬ 射しこむ朝陽に照らされると まっさらな日常と目が合って 腹の底からの安堵がカラダを駆ける 沐浴のようにシャワーを浴びれば

          キゲンのとりかた

          「あなた」になりたかった

          いつも元気ねって言われる私でも 作り笑さえ出来ないときがある 街はずれの秘密の場所へ出かけよう いつもの優しさと正しさがそこにはある 見慣れないドアが迷う心に開けてごらんと誘ってる ノブに手をかけると鍵はかかっていなかった 知らない場所、初めての景色 親密な空気の中「あなた」は、いた。 届いた手紙が自分宛じゃないことに気づく ぱたん 乾いたドアの音が全てを閉じた 君の「あなた」になりたかった —— 鍵がかかっていればよかったのに 子供の頃に見た

          「あなた」になりたかった

          胡蝶蘭が咲きました

          以前、エッセイ「胡蝶蘭」で書きました、 https://note.mu/aosora11/n/n904c0b64d9a5 Sさんの事務所で捨てられそうになっていた 胡蝶蘭。 きれいに咲きました! 品があり美しいです。 こんな佇まいの女性になりたいです。 めっちゃ嬉しいです。 お読みくださり、ありがとうございます。 ※以下、書く人の独り言です。興味の無い方は 華麗にスルーを決めて下さい。 実は、 しばらく書けなくて苦しかったんです。 私の書くも

          胡蝶蘭が咲きました

          " らしく "

          気分良く " らしく " 生きていて キラリ 光る 君だけの色 なくさずに かわらずに " らしく " 君がいるだけで この世界は 善だと思う #自由詩

          " らしく "

          Dear Spring beauty

          桜が満開のよく晴れた日の朝 spring beautyは永遠の眠りについた 雨上がりの光の中 煙になって空に帰っていった また逢いましょう 確かに貴女がいたこの世界で 私はもう少し生きなくてはなりません 目覚める度に知らないことが増えている この世界から解放された貴女は バラ色の唇に笑みを浮かべ安らかな顔でねむる 「私はspring beautyなの、ふふ。」 肩をすくめ笑うチャーミングな貴女が大好き あなた

          Dear Spring beauty

          花の季節に

          花の美しさを表そうと 言葉を並べてみるけれど どれもこれも嘘のように響いて どうしようもなくなった私は 書く事をやめた ただ春の陽に身を委ね 季節の変わり行くのを眺めながら 春風がおいていく色の 圧倒的な美しさに酔っていた 言葉にしなくていい ただ季節を感じ楽しんだ そんなふうに日々を過ごしていたら 花は見頃を過ぎてしまっていた 桜吹雪のなかに立ち君を想う どこまでも澄んだ青空に 桜色の花弁がちらちら舞う 捕まえようと手を伸ばすと もう少しのところで指の間をすり抜け フワ

          花の季節に