言霊ーことだまー

謹賀新年
本年もよろしくお願いいたします。

一番気づきたくなかった違和感に、気づいてしまって思わず目を背けてしまった。まるでピースが重なり合うように自然に、上手くできたシナリオだった。

私は声を上げることはもうしない。

しかし、「言霊」というものは存在するから、嘘が本当になる、そんな未来が来るかもしれないと、そんなことを考えると寒気がする。

新年早々不穏なことを口走ったが、朝早くに起き、神棚を綺麗にし、祓詞、神前拝詞、大祓詞を詠んだ。

このお祈りもまた言霊。スピリチュアルで言うと月のワークなども、潜在意識に語りかけるから無意識に自分自身がそうなるように動く。

大祓詞の意味をきちんとしったのはついこの間のことだ。

罪穢れがこの世に存在すると、男と女の大神が現れて、それを神々へと報告する。そして山の神から海の神へ、海の神が穢れを飲み込み地獄と繋がる下へまた別の神が連れていく、と。

「嘘」は、大罪であり、穢れだ。

人を傷つけない優しい嘘もある。だけれどそれは本当に少数で、ほとんどが穢れたものだろう。

自分に嘘をつく、これもまた省みるべきことだ。

罪穢れなきよう、進むべき道に進めるよう
今年も上にあがり続けよう。

優しい人たちが集うあたたかい場所は、きっともうすぐ満開の花畑となる。

山口葵