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ブスは嫌いです。実体験を切り売りします。

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ゲーマーの弟子を破門した話(後編)

この話の前編 https://note.com/aoicolumn/n/n739a918fced5  話の続きをする前に、対戦ゲームで遊んだことがない読者に向けて頭に入れておいてほしい前提知識がある。そ…

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2年前
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サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(中編)

https://note.com/aoicolumn/n/n9a1a461cf573 ↑ サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(前編)  私は人生で初めて取得した有給の一日を十年経っ…

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1年前
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サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(前編)

もう10年も前の話にはなるが、当時私には付き合いたくてしょうがない女がいた。  何があの時の私をあそこまで突き動かしたのか、今になってみるとよく分からないが、当時…

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1年前
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僕を励まさないで欲しい話

人の地獄はその当人にしか分からないものだ。 僕は僕のことをよく知らないような人間からかけられる安易な励ましが苦手だ。 適当な励ましをされるくらいなら「ふーん」と流…

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2年前
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親ガチャという幻想

 “親ガチャ“とは、抽選式のガチャのように、子供がどのような家庭環境に生まれるかは運頼みである、という意味で用いられるワードだそうだ。  私自身の人格を疑われる…

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2年前
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セフレって誰だよ

 今日はセックスフレンドと呼ばれる人達の話をしたい。だが、その前にまずこのワードを聞いた時、貴方はどのような関係性を想像するだろうか。  試しにGoogleで調べてみ…

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2年前
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ゲーセンで会った女に人生を歪められた話(後編)

前編はこちら https://note.com/aoicolumn/n/nc661f15f4d49  話の続きを書き始める前に、これからゲーセンに通うことになるかもしれない未来の後輩達のために、声を大に…

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2年前
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ゲーセンで会った女に人生を歪められた話(前編)

 先に断っておくが、この話はかの有名な「ゲーセンで出会った不思議な~」のようなハートウォーミングな話からは程遠い。ただ高校生時代に出会った一人の女にその後の人生…

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2年前
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馬鹿は待ち合わせが出来ない話

 アオイは「嫌いなタイプの人間は?」と訊かれたら、まず間違いなく「ブス」と答えるのだが、それと同じくらい「待ち合わせができない人間」が嫌いだ。誤解を恐れずに言う…

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2年前
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眠たすぎて年収1000万を失った話

 また90分で目が覚めてしまった。ここ最近、持病の睡眠障害が再発した。一時期治ったかのように思われたそれは、私が弱っていると見るや否や顔を覗かせる。根本の原因とな…

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2年前
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ゲーマーの弟子を破門した話(前編)

恥ずかしい話だが、私は「アルバイト」というものを1種類しか経験したことがない。比較的裕福な家庭に生まれたことは紛れもない事実だが、厳格な父からは毎月5千円の小遣い…

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はがない

僕は友達が少ない。2000年代後期に流行したライトノベルシリーズの話ではない。(こんなネタを出すとまた部下に老害だと言われそうだ) 僕には友人と呼べるだけの人間が少…

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3年前
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とあるゲーセンを出禁になった話

これは私のフォロワーの中でも一部しか知り得ないことだが、アオイは生粋のゲーマーである。母親はジャニオタ(御年63になるがザ少年俱楽部というジャニオタであれば全員知…

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3年前
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某ミスコンが心底嫌いな話

毎年春になると開催される、「”何者か”になりたい女」がこぞって参加する某ミスコンが嫌いだ。正確に言うと参加する女達よりも、このミスコンそのもの構造が下らないので…

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3年前
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モラトリアム

 この話をすると大抵驚かれるのだが、私の名前は ”葵”や”碧”でなければ、苗字が ”青井”や”蒼井”というわけでもない。「アオイ」は私の本名と一文字もかすっていな…

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3年前
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ゲーマーの弟子を破門した話(後編)

ゲーマーの弟子を破門した話(後編)

この話の前編
https://note.com/aoicolumn/n/n739a918fced5

 話の続きをする前に、対戦ゲームで遊んだことがない読者に向けて頭に入れておいてほしい前提知識がある。それはゲームにおける「ガチ勢・エンジョイ勢」といった考え方だ。
 端的に言えば前者は「大会等での勝利を目的とした徹底したプレイング」がベースであり、後者は「仲間内、もしくは自分のみが楽しめればそれで

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サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(中編)

サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(中編)

https://note.com/aoicolumn/n/n9a1a461cf573
↑ サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(前編)

 私は人生で初めて取得した有給の一日を十年経った今でも鮮明に覚えている。「私用のため」と書かれた申請書類を提出した私に対し「なんで水曜日なの?こんなクソ忙しい月の真ん中じゃないとダメなの?私用って何?」と上長が不機嫌そうに立て続けにまくした

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サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(前編)

サラリーマンだった僕が魔法学校に入学したら洗脳されかけた話(前編)

もう10年も前の話にはなるが、当時私には付き合いたくてしょうがない女がいた。

 何があの時の私をあそこまで突き動かしたのか、今になってみるとよく分からないが、当時は死ぬほど付き合いたかった。(今更、過去を振り返ってこんな事を言うのは失礼極まりないことは重々承知の上だが)私はその女の顔が特別好きだったわけでもなく、かといって性格が合うわけでもなかった。しかし結果として、私はこの女に1年という時間を

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僕を励まさないで欲しい話

僕を励まさないで欲しい話

人の地獄はその当人にしか分からないものだ。
僕は僕のことをよく知らないような人間からかけられる安易な励ましが苦手だ。
適当な励ましをされるくらいなら「ふーん」と流された方がよっぽどマシに思う。
こういうことを話すと「所詮励ましなんてそんなもの」「心配してくれるうちが華、ありがたく受け止めるべき」みたいなことを言ってくるやつがいるが、そもそも愚痴を言う=励まして欲しい、と解釈するやつが見当違いなのだ

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親ガチャという幻想

親ガチャという幻想

 “親ガチャ“とは、抽選式のガチャのように、子供がどのような家庭環境に生まれるかは運頼みである、という意味で用いられるワードだそうだ。
 私自身の人格を疑われることを覚悟の上で発言するが、私は自分の両親に対する思い入れが一切ない。長生きして欲しいなどと微塵も感じたことはないし、ホームシックにかかった事も一度もない。もう生きていく上で一生会えなくてもいいとすら思っている。

 私は親ガチャに比較的恵

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セフレって誰だよ

セフレって誰だよ

 今日はセックスフレンドと呼ばれる人達の話をしたい。だが、その前にまずこのワードを聞いた時、貴方はどのような関係性を想像するだろうか。
 試しにGoogleで調べてみると「セックスを楽しむことを目的に交際している男女(または同性)の関係を指す俗語」と出てきた。果たしてこの定義は正しいのだろうか?もちろん、解釈の一つとして正しいことには間違いないのだが、私は違う解釈を持っている。
 
 まずそもそも

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ゲーセンで会った女に人生を歪められた話(後編)

ゲーセンで会った女に人生を歪められた話(後編)

前編はこちら
https://note.com/aoicolumn/n/nc661f15f4d49

 話の続きを書き始める前に、これからゲーセンに通うことになるかもしれない未来の後輩達のために、声を大にして忠告しておきたいことがある。

「ゲーセンで出会う女の100%は”普通の女”ではない」

 かなりオブラートに包んだが、誤解を恐れずに言うならばあいつらは「異端者」であり「爪弾きもの」なのだ、

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ゲーセンで会った女に人生を歪められた話(前編)

ゲーセンで会った女に人生を歪められた話(前編)

 先に断っておくが、この話はかの有名な「ゲーセンで出会った不思議な~」のようなハートウォーミングな話からは程遠い。ただ高校生時代に出会った一人の女にその後の人生を歪められた、というだけの(精神障害持ちの人間だったら誰しも経験しているような)ありふれたエピソードである。正直に言うと、お世辞にも「若気の至り」で済まされるような経験とは言えず、心の奥底に沈めて可能な限り思い出さないように日々を過ごしてい

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馬鹿は待ち合わせが出来ない話

馬鹿は待ち合わせが出来ない話

 アオイは「嫌いなタイプの人間は?」と訊かれたら、まず間違いなく「ブス」と答えるのだが、それと同じくらい「待ち合わせができない人間」が嫌いだ。誤解を恐れずに言うとクソバカの女のうちの十割がまともに待ち合わせができない。

 「待ち合わせができないってどういうことだよ」生活圏内にクソバカがいない人には、今ひとつ伝わらないかもしれないが、待ち合わせに「遅れる」のではない、「できない」のだ。モンスターの

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眠たすぎて年収1000万を失った話

眠たすぎて年収1000万を失った話

 また90分で目が覚めてしまった。ここ最近、持病の睡眠障害が再発した。一時期治ったかのように思われたそれは、私が弱っていると見るや否や顔を覗かせる。根本の原因となっている精神的な疾患とは一生付き合わなくてはならない。

 明け方にもなると、眠気よりも先に腰と胃が痛くなってくるので仕方がなくベッドに横たわる。目を瞑って眠りに着こうとすると、肩をバンバン!と誰かに叩かれる。「寝てる場合じゃないぞ。寝て

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ゲーマーの弟子を破門した話(前編)

ゲーマーの弟子を破門した話(前編)

恥ずかしい話だが、私は「アルバイト」というものを1種類しか経験したことがない。比較的裕福な家庭に生まれたことは紛れもない事実だが、厳格な父からは毎月5千円の小遣いのみが与えられていた。通っていた高校はアルバイトが禁止されていたため、当時練習していたエレキベースの機材費や、ゴリゴリにハマっていたアイドル(Berryz工房)のコンサートを全通するだけの資金を捻出するためには、食費の節制に加えヤフオクの

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はがない

はがない

僕は友達が少ない。2000年代後期に流行したライトノベルシリーズの話ではない。(こんなネタを出すとまた部下に老害だと言われそうだ)
僕には友人と呼べるだけの人間が少ないのだ。

LINEの「友だち」欄には550人ほど登録されていた。しかし、彼らの中に真の意味での「友人」はおらず、ほとんどが「知人」にカテゴライズされている。まずアオイが考える「友人」の定義だが

①いついかなるタイミングでも気兼ねな

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とあるゲーセンを出禁になった話

とあるゲーセンを出禁になった話

これは私のフォロワーの中でも一部しか知り得ないことだが、アオイは生粋のゲーマーである。母親はジャニオタ(御年63になるがザ少年俱楽部というジャニオタであれば全員知っている番組を未だに見ている。これは別のnoteで語ることとする)父親はゲームオタクだったことから、生まれた時からファミコン・スーファミなどの家庭用ゲーム機が当たり前のようにそこにあった。生まれつき体が弱かったこともあり、誕生日プレゼント

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某ミスコンが心底嫌いな話

某ミスコンが心底嫌いな話

毎年春になると開催される、「”何者か”になりたい女」がこぞって参加する某ミスコンが嫌いだ。正確に言うと参加する女達よりも、このミスコンそのもの構造が下らないのである。

何故「下らない」のか。何も知らない馬鹿な女達に、そのからくりを説明したいと思う。

・開催前の段階で1位はほぼ決まっている
これに尽きる。「誰が1位になれば一番ミスコンとしての見栄えがいいか」「どのようなタイアップを抑えておくか」

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モラトリアム

モラトリアム

 この話をすると大抵驚かれるのだが、私の名前は ”葵”や”碧”でなければ、苗字が ”青井”や”蒼井”というわけでもない。「アオイ」は私の本名と一文字もかすっていないのだ。十年来の友人の中にも私の本名が「アオイ」だと思っている人はいるだろうし、なんなら職場やお付き合いしてきた彼女に対してすら「アオイくん/ちゃん」で統一していた。もちろん本名は開示していたのだが、その上でこの呼び名が選ばれていた。本名

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