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セフレって誰だよ

 今日はセックスフレンドと呼ばれる人達の話をしたい。だが、その前にまずこのワードを聞いた時、貴方はどのような関係性を想像するだろうか。
 試しにGoogleで調べてみると「セックスを楽しむことを目的に交際している男女(または同性)の関係を指す俗語」と出てきた。果たしてこの定義は正しいのだろうか?もちろん、解釈の一つとして正しいことには間違いないのだが、私は違う解釈を持っている。
 
 まずそもそもの話にはなるが「正式に交際している恋人を白・プラトニックな友達を黒」と定義すると、交際はしていないがセックスはしている・交際しているがセックスレス・お互いの家に泊まりにはいくがプラトニック…等々、白と黒の間には様々なグラデーションの灰色が存在することはお気づきだろうか。では、限りなく白に近いグレーともいえるセックスフレンドの定義はなんなのか?
 
 私の解釈では「性行為"のみ"を目的とした関係」だと思っている。つまり原則、現地集合・現地解散であり、セックス以外のことはしない。一緒にディズニーに行くこともなければ、家で映画を見ることもないし、会えない日に寝落ち通話をするような関係でもないのが私の中の「セックスフレンド」である。

 するとこんな声が聞こえてくる。では「デートもセックスもする恋人ではない人」や「なんならデートだけでセックスしない日もある恋人ではない人」はどのように表すのか?それは私の中では「セックスもする友達」なのだ。というのも、恋人になってからすることなんて、実際は付き合ってなくても出来てしまうことが大半であり、ベースにあるのはセックスではなくフレンドなのだ。恋人関係なんてものは契約書は存在せず、薄っぺらい口約束のもとに成立しているに過ぎない。「セックスもする仲の良い友達と恋人の差」なんて肉薄しているし、同義と言っても過言ではないと思っている。
 誤解しないでほしいが、私はセックスフレンドという表現から逃げているわけではない。ただ「肉体関係しかない関係」と「デートしたり常日頃から連絡を取り合っている関係」が同列で語られることに疑問を感じていただけだ。

 ただ実際の会話の中で「セックスもする友達」なんて聞きなれない創作ワードを用いたところで、相手に怪訝な顔をされることは分かりきっているので、会話を成立させるために「セフレ」「既セク」などのワードを用いることがほとんどなのだが、厳密に言えば自分の定義からは異なるため、使うたびに胸にしこりがあるような感情が込み上げてくる。もっと良い言い回しがあれば教えてほしい。

 この記事を書くに当たって、数多くの知人に恋人とセフレの定義を聞いてみたのだが、多種多様な解釈が返ってきたので興味深かった。所詮、言葉遊びには過ぎないが、いつかそれに関する記事も書いてみたいと思う。セフレは要らないので、絶対的に安心できる犬のような女をサンタクロースにお願いしたが、今年はいい子にしていなかったので無理なんだろうな。

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