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僕を励まさないで欲しい話
人の地獄はその当人にしか分からないものだ。
僕は僕のことをよく知らないような人間からかけられる安易な励ましが苦手だ。
適当な励ましをされるくらいなら「ふーん」と流された方がよっぽどマシに思う。
こういうことを話すと「所詮励ましなんてそんなもの」「心配してくれるうちが華、ありがたく受け止めるべき」みたいなことを言ってくるやつがいるが、そもそも愚痴を言う=励まして欲しい、と解釈するやつが見当違いなのだ。了見が狭い。
ここで私の嫌いな励まし言葉ベスト3を発表したいと思う。僕と私的な交友がある人は覚えておいて欲しい。
第3位「寝て忘れな」
重度の睡眠障害があるからそんな簡単に寝られないし、お前みたいに馬鹿じゃないから嫌なことを無限に思い出して苦痛を反芻してしまうんだよ
第2位「無理しないで」
アドバイスに従って無理しないために、仕事とか全部辞めたところで僕の面倒を見てくれるわけでもないのに無責任なこと言うな。ここで無理して働かないと死ぬんだよカス。
第1位「きっといいことあるよ」
来世でか?いいことが起きるソースを提示しろよ。適当なこと言うな。
性根が腐っているから、相談した相手に「美味しいもの食べて、あったかいお風呂に入って、ゆっくり寝ればなおるよ」とか言われると
「精神的に弱りすぎてて何を食べても吐いちゃうし、風呂に入る気力もないし、睡眠障害でまともに寝ることもできないんだけど、こいつはそれしたら治るんだろうな〜うらやましいな〜」としか思えない。
適当に相槌を打ってくれるだけで嬉しいタイプなのだが、たまに「どうして病んでるの!?」とか見当違いなことを訊かれると「この人は病まないタイプの人間なんだろうな・・・」と壁を感じる。(精神的に疲れる時は、1つの特定の原因ではなく、様々な要素の積み重ねである場合が大半だから)
この質問がどれくらい見当違いかというと、車に跳ねられて全身打撲の人間に「どこが痛いの?何で痛いの?」と訊いているようなものだ。全身が痛いに決まってるだろ、アホか。頼むから馬鹿がうつるから僕を励まさないでくれよ。
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