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「Dr.STONE」で学ぶ、潜水艦ソナーマンのすごさ!

✔西園寺羽京という「ゴイスーでバイヤーな」耳の持ち主

 いやもう、この記事を早く書きたくて仕方なかったのですが、ようやく、ようやく書けてウキウキ♪が止まらないみみのけです。私はアニメ勢なので原作未読ですが、西園寺羽京くん(CV:小野賢章)が出てきてすぐに分かりました…この子は絶対に潜水艦のソナーマンだと。

 それで、OPを最後見ると、石化前の羽京ちゃんは、海上自衛隊の戦闘服を着て潜水艦にいるカットが出たので、確信できました。(一応ネットでも調べたらやっぱりそうだった)それで、早くこの記事を書きたかったんですが、一応、アニメ本編でそのことに触れられるまでは待とうと、この1週間耐えまして、ようやく今日記事にすることができた次第です。

 この童顔イケメンで知的で品のいい羽京ちゃんは、速攻でDr.STONEにおける、みみの推しになったわけですが、みみは思いました…Dr.STONEの視聴者、ファンの中に、潜水艦ソナーマンの、真のゴイスーさを理解できた人がどれほどいるだろうか…いや、いまい…、と。

 おそらく、作者本人もそこまでは知らないだろうと思うような、潜水艦ソナーマン及び、海上自衛隊サブマリナー(潜水艦乗り達)のバイヤーなゴイスーさは、このみみのすけにしか書けないと思い、意気込んでおります(勝手な使命感)これで、右京ちゃんのバイヤーさがより理解でき、Dr.STONEの面白さが一層増すことは間違いないと思います♪

✔潜水艦のソナーマンってこんな人

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 そもそも、ソナーマンってなに?という話ですが、ズバリ戦闘時に最も重要な乗員です。アニメだと「沈黙の艦隊」、映画だと「レッド/オクトーバーを追え」「ハンターキラー(めっちゃおもしろかった!)」等々、潜水艦物の作品を見たことがある人は分かるかと思いますが、外が一切見えないので、潜水艦の戦いとは「音の戦い」になります。

 潜水艦隊は英語で「サイレント・サービス」と言い、日本では「海の忍者」ともいうように、静かであることが求められます。それは艦内で音を立ててしまうと、敵潜水艦に自分たちの居場所がバレてしまうからです。

 潜水艦の基本は隠密行動なので、見つかってしまう事自体が、存在意義を無くしてしまいます。なので、何が何でも敵に見つかることだけは避けなければならず、逆に、相手を先に見つける事が求められます。

 潜水艦の役割は、こっそり敵主力艦に近づきこっそり魚雷で仕留めるか、逆にそれを狙ってくる敵潜水艦を先に見つけ、先に魚雷で仕留めるかというものになります。なので、①絶対に自分たちは気づかれない事②相手を先に見つけ仕留める事が最重要事項なのです。

 ソナーマンは、海中での戦いにおいて欠かせない人材で、耳だけで海中のあらゆる情報を把握し理解し、正確に艦長に伝える存在です。聞くだけで、それが鯨の声など海中生物の音なのか、敵潜水艦の音なのか、敵潜水艦なら、その距離はどのくらいなのかまで把握します。音だけでですよ?!耳を使って潜水艦の目となる存在、それがソナーマンです。

 なので、互いの潜水艦にとって、どれだけ優秀なソナーマンがいるか、というのは非常に重要なのです。ちなみに、乗員同士でカラオケに行った時、あの騒音の中「マナーモードにしている携帯」が、鳴っていることを指摘したという、リアルにゴイスーでバイヤーなソナーマンの話を、聞いたことがあります……。

✔潜水艦乗りの性質から推測する羽京ちゃんの特徴

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 Dr.STONEのOPにちらっと出てくる、潜水艦ソナーマン時代の羽京ちゃんですが、潜水艦内の発令所は本当にこんな感じです。ちらっと見えた肩の階級章から、海士であることは確認できるので、他のキャラクターと比べると、童顔だけど、多分1番年長者なんじゃないかと思います。どけだけ若くても19~22,3歳なのは間違いないですね。

 あと、羽京ちゃんは、英語が堪能なようですが、海上自衛隊は、陸海空で1番海外演習が多く、比較的英語堪能な人がいます(比較的、ですけど)。

 潜水艦は隠密行動が基本なので、いつどこにいくか、いつ帰ってくるかを家族であっても詳細に話すことはできません。また、今の潜水艦は充電のために浮上する必要性もなく、潜航時間も長くなっています。おそらくですが、ストーンワールドでも、文明衰退よりも、いつでも新鮮な空気が吸えて、地上を自由に走り回れるだけマシ、と思っているかもしれません。

 また、潜水艦は他に楽しみもないことから、食材費に水上艦艇よりも、予算を多く貰っているので、潜水艦の食事はカレーに限らず美味しいと言われています。もしかしたら、潜水艦のカレーだけは懐かしんでいるかもしれませんね。

 ただ、なんであんなに弓術に優れてるのかはナゾなんですけどね。ちなみに、ボスの獅子王司(CV:中村悠一)からの信頼が、極めて厚いツートップのようですが、なぜ信頼が厚いのか、です。頭もよくてジーマーでゴイスーな耳を持っている、と言うだけでは信頼されません。一つ言えるのは、潜水艦乗りに必要な絶対的な資質として「極めて口が堅い」と言うのがあるということです。

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 あまり潜水艦に詳しくないという方でも、潜水艦は防衛機密・軍事機密の宝庫だということはご存知の方が多いと思います。実際その通りで、入り口のハッチの厚さ、スクリューの形などを始め、「最高深度(どのくらい深く潜れるか)」や「潜航期間(どのくらい長く潜れるか)」などの、あらゆる機密が存在します。

 なので、潜水艦乗りには絶対的な口の堅さが求められます。事実、同じ海上自衛官同士とはいえ、水上艦艇の乗員(いわゆる護衛艦とかです)に対しても、絶対にそのことは話しません。なので、こういう「口の堅さ」=「秘密保持ができる人」というのは、信頼されますので、そういう資質もあって、司から信頼されているんだろうと推察します。

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 以上です。本当はどれだけ海上自衛隊の潜水艦乗りがすごいか!(潜水艦がすごいんじゃない!サブマリナーたちがすごいんだ!)ということも書きたかったですが、終わらなくなりそうなので、この辺にしておきますw

 ここ最近、ビジネス系の記事ばかり書いてきましたので、ちょっと箸休め的に書いてみました。ほんのさわりではありますが、日本の海を人知れず守ってくれている人たちの事を、ちょっとだけでも知って頂けるとうれしいです。

※おまけ※

 みみのすけの特技?として、戦闘モノのアニメを見ると、ちゃんと自衛隊の監修が入っているか否かを、見分けることができますwなんの役にも立たない特技ですが、ガンダムオリジンとか、宇宙戦艦ヤマト2205の艦隊戦を見ていると「あ!これ絶対海上自衛隊の監修が入ってる!」と気づけました。

 陸戦でも陸自の監修が入っているのは分かります。実際に、EDでクレジットを確認すると自衛隊監修が入っているので「ふふん♪やっぱりね」と一人ほくそ笑んでますwそれだけですけどね…でも、生粋の民間人なのに、それができるってすごくないですか?!←誰も言ってくれないので、自画自賛するみみでした…。以上です…。

 

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