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夜は守り守られ論争
家が、雨から守る傘になる。
その空間がとても好き。
洗ってくれてるよ。
夜になると、
お昼のあらゆるものが落ち着いてしまって、
でもわたしの心だけが、ずっと騒ぐ。
守りたい。明日を生きるための、落ちないための軽い軽いまだまだ吸収できるスポンジをね。
守られたい。昨日のお昼のあらゆるものに。
誰にも見せたくない写真ばかりが増えていく。独り占め。
彼はもう名残惜しくない。
久しぶりにあの人に再会した。
あの頃の私たちを思い返すとなんだか愛しく思う。
彼は無口だ。いつも何を考えているか分からない。女の子からモテていた。色白で身体も細くて、いつもいい匂いがした。よく2人で笑った。今思えば、結構仲が良かったのかもしれないな。と思った。私と彼は習字教室に通っていて、よく向かい合わせに座った。でも、炭の匂いに包まれた教室の空間はいつもとっても静かだから喋る機会も少なかった。
泣きたくないわけでもない
涙が出るとき、予感は全くしません。
涙を誘う天使は突然私の傍にやってきて、
私の心に入り込み、ポンプを押すのです。
でも私は拒まない。ただ受け入れる。
受け入れるけど、
たまに、しゃっくりが出るくらいに出る。
もっともっと呼吸させようとしてくる。
アレルギーみたいに、世界と私がたまに合わない。困らせる。
でも、泣きたくないわけでもない。なんならば、泣きたい。もっともっと泣いてしまいたい。泣けるこ
未来が透明であるはずなのにぎっしりしてる感覚があって、湧く湧くしちゃう
確たるものは私の神経を困らせる。
私の肌を触っては消えてゆく風や音は
落ち着きを探しながらきっとどこかで存在し続け、
隙のない夜になってようやく、しいんと落ち着く。
薄くて黒く細い線引き
携帯が変わる。携帯の中身も変わる。
変わらないのは、ログインをするときに必要であるパスワードを頭の中で覚えているアプリだけでほかは全て変わってしまった。そして、何もかも新しくなる。メモ帳アプリも文字数をカウントしてくれる便利なアプリ(小説たくさん書いていた)も、すっからかん。文字も何も無い、薄くて黒く細い線しかないほぼ真っ白な画面は私に向かって、もともと私何も持ってないよって顔をしてくる。そうだよ
「十三月の怪談」川上未映子さん
久しぶりに、出会った。感情の角は優しく丸くて、色も混じってて、形も所々うにょうにょしてて、そんな感じ。気持ちいい。何度でも確かめたい。
私いつも思うことあるねんけど、幸せすぎたら死んでまうと思うねんなわたし。もういつも思うねん、幸せすぎるとき、心臓の友達みたいなフワフワしてるのが膨らんで、かと思ったら小さくなって、また膨らんでって花火みたいにキラキラ音たてながら消えていきそうというか、透けていく
心が先に藻掻いてみた2023、そして、
いつも、言葉を口に出して伝えることが不安だった。
だからいつも頭の中で解決した。
それから身体に移した。
ある日、どうしようもなく不安になった。
大丈夫だと思って、最後のSOSを出した。
というよりも、涙が先に零れた。全然大丈夫じゃなかった。心がSOSを出した。
日々の自分への鬱憤、それから不安。
溜まりに溜まって涙として現れた。
だがそれは、夢から醒めた世界の冷たさに驚いて現れた水滴にすぎ
この世界は果てしなく短い。