ここは地の果て 手のひらで 流れ星を 受けるところ 願いをかなえて 燃えつきた 星屑の 熱さを冷ますところ 無数の星のあいだを 漂いすぎて 凍りついた わたしを温めると…
じゃらじゃらいうのは きみが わたしの心を手繰り寄せているからで 首をふれば しゃらしゃらしおらしくなるから いかすも殺すも きみしだい
記憶の欠落 意識の墜落 となりできみは 今日もお気楽
もしかしたら 今は 前世の記憶をたどる 旅の途中かもしれない あなたに会うのは これで何度目だろう 廻る世界 巡る季節 再びの命 今日の空は いつか見た空 沈んでいく …
どちらが正しいかなんて 神さまは 旗をあげない きみはどう思う? きみはどう思うの? 目の前に 突きつけられて 苦しくなる 言われて360度 くるりと見渡したら もといた…
もっとありきたりな言葉を もっとありふれた言葉を もっとあふれる言葉を もっと荒ぶる言葉を もっと愛の言葉を
凛としない 足下も手元も ふにゃふにゃの ぐらぐら ふわふわで すぐにでも 握りつぶされる わたしのたたずまいは ぐにゃぐにゃ
寝不足の 朝はまつげに ブルーをのせて 四月の青空 模倣してみる さわやかに 晴れわたる空が まつ毛にも 心にも青く 現れますように メチレンブルー 宇宙をとかした 水槽…
雨が降ります ざーざーざー 風も吹きます しゅーしゅるるー だれかが行きます ぱしゃぱしゃぱしゃん わたしは部屋から 眺めています 雨つぶ屋根を ととんとと…
きみの涙は ぼくを洗う だけどぼくは 汚れすぎて どこがきれいになったのか わからないよ
死んだふりを しているの だれが一等 上手にできるか 優しいあなたは きれいな指で わたしの横腹 突つくのね
もう削れない えんぴつみたいな夜だって あるんだよ
あまったるい声で歌わないで 羽にまとわりついて飛べやしない もっと遠く遠く 奥のほうまで 世界の果てがこの手に届くまで 世界の果てだなんて あまったるいのはわたしじ…
現代の いばらの姫は 自分で自分に 呪いをかけた 惰眠をむさぼる ヒトガタのわたしは 腐らない 死体ってだけだ
夜風にきみ 吹かれてくしゃみ うわさのきみ 立ち止まっては思案 案ずるのはきみ 三度目のくしゃみ 人肌恋しい 秋の気配 空き地のススキに 逆行しながら 夜更けにふた…
全部あるのに もっと欲しがる 欲張りなのは 誰ですか どれも持ってるのに あれも欲しがる 欲深なのは 誰ですか 願いは 星の数ほどあれど うず高く 積みかさなった 欲望…
アネモネコロナリア
2022年6月25日 00:23
ここは地の果て手のひらで流れ星を受けるところ願いをかなえて燃えつきた星屑の熱さを冷ますところ無数の星のあいだを漂いすぎて凍りついたわたしを温めるところ
2022年6月25日 00:16
じゃらじゃらいうのはきみがわたしの心を手繰り寄せているからで首をふればしゃらしゃらしおらしくなるからいかすも殺すもきみしだい
2022年6月22日 17:37
記憶の欠落意識の墜落となりできみは今日もお気楽
2022年6月21日 16:51
もしかしたら今は前世の記憶をたどる旅の途中かもしれないあなたに会うのはこれで何度目だろう廻る世界巡る季節再びの命今日の空はいつか見た空沈んでいく日曜日は旅の途中
2022年6月14日 23:12
どちらが正しいかなんて神さまは旗をあげないきみはどう思う?きみはどう思うの?目の前に突きつけられて苦しくなる言われて360度くるりと見渡したらもといた場所がわからなくなった最新の電波を受信しなくちゃあれもこれも知らなくちゃ救われなかったのは信じるものを間違えたきみのせい早押しボタンを押すんだよ正解するまで押し続けるんだよどれが正しいかな
2022年6月14日 02:22
もっとありきたりな言葉をもっとありふれた言葉をもっとあふれる言葉をもっと荒ぶる言葉をもっと愛の言葉を
2022年6月14日 01:55
凛としない足下も手元もふにゃふにゃのぐらぐらふわふわですぐにでも握りつぶされるわたしのたたずまいはぐにゃぐにゃ
2022年6月11日 19:25
寝不足の朝はまつげにブルーをのせて四月の青空模倣してみるさわやかに晴れわたる空がまつ毛にも心にも青く現れますようにメチレンブルー宇宙をとかした水槽で金魚衛星軌道修正中メチレンブルーとは、金魚の治療薬のことで水に溶かすと、水槽の中が真っ青になるのです。
2022年6月10日 20:00
雨が降りますざーざーざー 風も吹きますしゅーしゅるるー だれかが行きますぱしゃぱしゃぱしゃん わたしは部屋から眺めています 雨つぶ屋根をととんととんとん 窓に当たってつとーつとーつとー 雫が合わさるきゅゆきゅゆきゅゆ 窓の外はもうすぐ水中都市 わたしもそろそろ泳いで行こう
2022年6月9日 22:07
きみの涙はぼくを洗うだけどぼくは汚れすぎてどこがきれいになったのかわからないよ
2022年6月9日 01:42
死んだふりをしているのだれが一等上手にできるか優しいあなたはきれいな指でわたしの横腹突つくのね
2022年6月7日 21:24
もう削れないえんぴつみたいな夜だってあるんだよ
2022年6月6日 22:00
あまったるい声で歌わないで羽にまとわりついて飛べやしないもっと遠く遠く奥のほうまで世界の果てがこの手に届くまで世界の果てだなんてあまったるいのはわたしじゃないの
2022年6月5日 22:01
現代のいばらの姫は自分で自分に呪いをかけた惰眠をむさぼるヒトガタのわたしは腐らない死体ってだけだ
2022年6月4日 22:19
夜風にきみ吹かれてくしゃみうわさのきみ立ち止まっては思案案ずるのはきみ三度目のくしゃみ人肌恋しい秋の気配空き地のススキに逆行しながら 夜更けにふたり手もつながないで雲間の月を信号待ちにて観賞中
2022年6月3日 22:04
全部あるのにもっと欲しがる欲張りなのは誰ですかどれも持ってるのにあれも欲しがる欲深なのは誰ですか願いは星の数ほどあれどうず高く積みかさなった欲望のミルフィーユこの期に及んできれいな食べ方がわからない