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Amu
2024年6月30日 21:43
「君、物語」天色に紛れこんだ優しい嘘みなみの海に眠る桜の貝殻は遠いお空をみはるかす囲った想いの水面に触れてくるりくるりと左にまわす心を軸にしたならばゆるり愛おしさが弧をえがく君の声が聴きたいんだどんな物語だって構いはしない君の声が、聴きたいんだ……
2024年6月27日 14:38
「幸せになれ」じりじりと締め付ける違和感が埃まみれになった心の臓に忍びよる戸棚には整えられた記憶たち小さなメモ書き、其れはいつかの星詠みからのメッセージ君は憶えているだろうかかならず果たして欲しいと願った約束の片隅に掠れた僕の声添えられた涙が愛になる瞬間の音を
2024年6月18日 13:48
「三角屋根で待っている」母なる海から産まれた月は父なる山へと還っていくんだよオレンジ色の三角屋根は淋しそうに空を見上げているちらちら瞬く金平糖に手をのばし弾いて繋いで君をつくった君のはなしを聴かせてよどんな唄でもかまわないから例えば君が僕のことを忘れてしまったという音だとしても