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詩・作詞

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#歌詞

【詩】生き直し

【詩】生き直し

朝日が昇る
ゆっくりと
変わらずに
街の輪郭が
くっきりと
浮かんでく
まだ昨日から抜け出せず
まだ昨日すらひきずったまま
起きなきゃ
今日に乗り遅れぬよう
なのに時が止まる
生まれ変われるなら
生まれ変わりたい

でも
生まれ変われないから
わたしは生き直す
生き直すことならできるでしょう

月が顔を出す
ゆらりと
変わらずに
街の瞼が
ぼんやりと
霞んでく
まだ今日の真ん中で
まだ今夜に追い

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【作詞】君がいる

【作詞】君がいる

畳で眠る16の君がいる
腹をわずかに収縮させ
呼吸を確かめる夜
何年か前より少し小さくなって
今 君は生きている
僕の目の前に君がいる

君が生きている今
この気持ちを残しておきたくて
いなくなってしまったら
もう二度とこの気持ちは残せないから

僕が後悔から学んだことは
これまでそれは失ってから残したこと
悲しみは深く ただ一色で
無理に明るく強がった
空回りのことばが並んでいた

失ってからで

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【詞】ふたたび

【詞】ふたたび

今はわからなくていい
ただ聞いてくれるだけでいい
そして忘れるくらい時間が過ぎて
ふたたび思い出して

そのときなにを感じるか
考えて理解して動いて
自信はないけれど
伝えておきたい

眠る前 いつものように
反省するかもしれない
それでも生まれた素直な思いを
ことばで託したい

今はわからなくていい
わかるものではないから
自信はないけれど
伝えておきたい

このことばがあなたの中に
埋められて

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【作詞】青い華

【作詞】青い華

青い華 黙って咲いた
弱くてごめんなさい
わたし ぽつりつぶやいた
冷たい雨の中

すれ違うと会話が一瞬止まるの
わたしの歩き方そんなに可哀想?
気まずくてね 堪らなくてね
なるべく裏道選ぶんだ
遠くでこどもの遊ぶ声がしたり
たまたま風の通り道だったり
本当 わたし しあわせ

青い華 頭を下げた
馬鹿でごめんなさい
わたし以外気づかれず
静かに風に揺れ

あんなに美味しそうに飲むじゃない
わたし

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【作詞】ひとりじゃない

【作詞】ひとりじゃない

寂しいですか あなたは今
わたしも同じ気持ちでいます
見えていますか 同じ月
わたしは足を止め見上げてます

毎日汚れた音や言葉が胸を傷めます
そのたび耳を塞いで世界遮ります

今 静かにイヤホンを外します
弾けて散った星の花火
流すなら 輝く涙を
溢れるままに 解き放ち 
ともに 空に還しましょう

届きましたか あなたへの手紙
何を書いたか覚えてません
伝わりますか この想い
わたしはずっと大

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【作詞】夜よ

【作詞】夜よ

翳りゆく部屋 ひとりなんて
慣れてしまった もう今では
窓の隙間から 吹いてくる
頬を冷やす 涙の轍

星よ 自由になりたい
この身 こころ すべてを
星よ ひとつになりたい
今は どんなに 離れていても

タオルにくるまった 夜の闇に
とけて消えれば 楽なのかしら
伏せてから季節は 移り変わり
写真のあなた 口を塞いだ

月よ 声をきかせて
耳に 胸に 届けて
月よ 影を伸ばして
生まれ かわれ

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【作詞】春のせい

【作詞】春のせい

ふわふわ浮つく
かすみのあかり
ふわふわ揺らつく
ぬるい世界
首に吹く風
ふと冷たい
見開く目にうつる
淡い色と声たち
足並みそろわない
春のせい

ふわふわ浮き立つ
めくった袖に
ふわふわ漂う
甘い世界
無駄に青い空
雲ひとつない
逆さの心にうつる
固い蕾重たい
足並みそろわない
春のせい

ふわふわどこまで
つづくのだろう
ふわふわどこから
現実だろう
軽やかであれば
幸せであれば
浮き彫りに

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【作詞】白春

【作詞】白春

金色の鱗をちりばめて
空っぽの青春がうねり去る
痛む棘 生垣にぽつり
すっかり珍しがられる 今では

そっと咲きます
からたちの白

蒸気機関車 煙巻き上げ
つかの間の朝が眠りから覚める
心に寄り添い 尾を揺らす
どこにでもいるような身なりでも

健気に鳴きます
頬白の白

空は今日も無数の翼を降らせ
地上は絶えず風が吹く

積もることなく時を見送る
もう人間はいないのかもしれない

浮かず 沈ま

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【作詞コンテスト応募作品】存在

【作詞コンテスト応募作品】存在

−はじめに−

2023年の秋。ひとつの大きなプロジェクトが動き出した。
「エターナルソング•コンテスト」と銘打たれた作詞作曲の公募であった。

審査委員長は偉大な作詞家、湯川れい子先生。

ツイッターでこのコンテストの話を知った私はそれまで数年間欠かさず投稿し続けてきた月に4箇所の詩の公募を『月刊詩誌ココア共和国』のひとつに絞り、そしてこの作詞コンクールに2023年の残り全てを捧げようと決心した

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【歌】森のとばり(「新世界より」家路)

作詩:山羊アキミチ
作曲:アントニン・ドヴォルザーク

こぼれ落ちる 陽のしずく

静かな森に 君を追い

抜けたほとり 銀の砂

すくいあげる こぼれゆく

揺れるリンドウ 向こう岸

駆けて 遊ぶ 君だろう

おてんとさま 動かない

夜が来ない うつろげな

漕いで 漕いでも 近寄れぬ

流れひとつ ない川で

騒ぐしげみ 遠ざかる

帰ろう 一緒に 帰ろうよ

↓こちらは世界観をイメージし

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