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【作詞】青い華

青い華 黙って咲いた
弱くてごめんなさい
わたし ぽつりつぶやいた
冷たい雨の中

すれ違うと会話が一瞬止まるの
わたしの歩き方そんなに可哀想?
気まずくてね 堪らなくてね
なるべく裏道選ぶんだ
遠くでこどもの遊ぶ声がしたり
たまたま風の通り道だったり
本当 わたし しあわせ


青い華 頭を下げた
馬鹿でごめんなさい
わたし以外気づかれず
静かに風に揺れ

あんなに美味しそうに飲むじゃない
わたし一滴も受けつけないから
味気ないでしょ つまらないでしょ
せめて酒のあては一緒にね
大家さんに教えてもらったり
本屋さんで立ち読みしたり
ただね 喜んでほしくて

青い華 告げずに散った
こんなでごめんなさい
わたし さよなら言えなくて
いつもこわかった

可愛かったから摘んできたの
もうすぐ萎れちゃいそうだったから
花瓶もなくて 一輪挿しもなくて
カップ酒の空き瓶ちょうどいいでしょ
雲 なんだか暗くなってきちゃって
今日は帰ってくるかしら
お漬物 ちょうどいい塩梅よ

青い華 どこで咲いてる
教えてごめんなさい
わたし 今も探してる
あなたを 心から




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