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眼科の目の検査で出て来る気球は、実在のルート163の風景!最近はくまモンVer.も。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんは、眼科に行くと、視力検査をする前に、必ず観るものがあると思います。

それは気球です。あの気球が見える機械は、「オートレフラクトメータ」と言って、角膜の屈折度を測定することで、遠視・近視・乱視度数のおおよその目安が分かります。

ですが、視力値は分からないことから、測定した後この数値をベースに視力検査を行って、見え方を確認していきます。

いつも何となく、気球を観ているかもしれませんが、実はあの気球にまつわる、話があることを最近知りました。

春の健康診断シーズン、この気球を目にした人も多いのではないでしょうか?目の検査でよく活用される画像ですが、一体どうして気球なんでしょうか?

実はあの気球の風景は、実際の風景だといいます。今回は眼科に行くと必ず観る、気球にまつわる話をさせて頂きます。

実は気球の風景は、実在する風景だった⁉気球にまつわるエピソード

どこまでも果てしなく続く直線道路の奥に浮いている1つの気球。これは眼科やメガネショップで検査機器「オートレフラクトメータ」を覗くと目にする画像です。

その気球の知名度は国内だけに留まりません。この気球は日本発の画像ですが、今や世界100ヵ国以上で採用されています。ですが、一体どうして世界中の目の検査で気球が活用されているのでしょうか?

この気球を目の検査に採用したのは、眼科医療機器、メガネショップ向け機器、コーティングなどの開発、販売、製造を主な事業とする、「ニデック」という日本のメーカーで、どうして気球なのか?、を質問しました。

最初に、この画像の正体を質問しました。風景は実際の写真で、そこに気球のイラストを合成しています。要するに、この直線道路は実在します。では、一体どこの風景なのでしょうか?

「ニデック」によりますと、アメリカにあるアリゾナ州モニュメントバレーの道路の風景だといいます。ただ詳細な住所までは分からないということで、インターネット上で捜索すると似た様な風景を見つけました。

ここはアリゾナ州北部を通るルート163です。気球に使われている風景と、季節が異なるためか周りの緑はなく、グルッと周囲を見渡してみると荒野が広がっていました。

どうして、この風景を採用したのかというと、「ニデック」の創業者の小澤秀雄氏が、医療機器の世界最大市場であるアメリカでナンバー1になることが目標だったことで、アメリカの風景を採用したといいます。

気球の風景の秘密は分かってきましたが、どうしてその風景に気球を合成することになったのでしょうか?それを理解する上では、あの検査機器「オートレフラクトメータ」で何を行なっているのかを知る必要があります。

「オートレフラクトメータ」では気球の画像を覗き込んだ時に特殊な光を目に当てて、その光がどの様に屈折するかを測定します。そのことで遠視や近視、乱視の度合いが判明します。ですが、この「オートレフラクトメータ」での検査の時に視線が定まらなかったり、緊張して力が入ったりしていると光の屈折具合が変わってしまい正確な値が測定できません。正確な値を知る上で気球の画像が鍵になってきます。

ルート163の直線道路で自然に遠くを見つめてリラックスしているところに、カラフルな気球が中心に現れると視線が安定します。そのことで、「オートレフラクトメータ」の検査を行うための理想の状態になって、重要な役割を果たしています。

参考:目の検査に“気球”一体なぜ? “世界100カ国超”で採用…風景は実際の写真 テレ朝news(2024年)

まだまだ気球は進化を続けていて、子どもが遠くを見つめやすい様にと、「くまモン」のVer.も開発されています。

私と気球

私には基礎疾患があることで、眼科にはお世話になっています。私はあの気球の検査が苦手です。

顎の位置を合わせて、特殊な光を当てる時、突然当てられるので、毎回「キャッ」とビビッて、驚きます。しかも連写なので、毎回驚くことが心臓に悪いです。

気球に関しては観たことがありませんが、福岡県のお隣の県の佐賀県で、毎年秋に佐賀インターナショナルバルーンフェスタが開催され、知名度の向上で、毎年規模が大きくなる一大イベントなので、実物は観たことなくても、テレビやSNSでイベントの内容が上がって来ることで、行った気分になれます。

この記事で目の検査の気球の秘密について解き明かしましたが、気球の周りの風景と気球を取り入れた背景に関して知ることができて、今度からまた前とは違う気持ちで、あの検査に臨めるなと思いました。


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