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ドッグトレーナーのショートコラム

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現役ドッグトレーナーが日々感じていることや想いを綴っています。
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#ドッグトレーナー

FULFILLの2018年のチャレンジ。

FULFILLの2018年のチャレンジ。

FULFILLドッグトレーナー、タナカアカリの1月のチャレンジ。
新年明けましておめでとうございます。
すでに年明けから4日が立ちましたが、私タナカアカリは主人の実家のある鳥取でお正月休みを過ごさせていただいております。

お隣島根県の出雲大社にもお参りに行ってまいりました。

仕事はじめは7日からの予定となっておりますが、日々家族の協力を得ながら土日も夜も関係なくお受けしたいお仕事に飛び回ってお

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家庭犬しつけインストラクター、タナカアカリが目指す青森の未来

家庭犬しつけインストラクター、タナカアカリが目指す青森の未来

■フリーランスになって感じる青森県の現状青森市のほき動物クリニックとドッグガーデン青森で、10年間ドッグトレーナーとして勤務し、たくさんのことを学ばせていただきました。
2016年にフリーランスのドッグトレーナーとして独立し、現在2年目になります。
フリーランスになったことで、これまで以上に犬のしつけやマナー向上のために価値ある情報を届けたいと活動してきましたが、活動すればするほど、自分の力のなさ

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2021年を振り返る

2021年を振り返る

コロナ禍でも変わらずに・・・2020年の1月に「FULFILLドッグサロン」をオープンし、求められるままに、お役に立てるままに、まさに勢いのままに突っ走ったという2021年。

コロナ禍といわれる時代に、ペットとの暮らしは今まで以上に密接なものになってきたのではないかと思います。

ご利用いただいた飼い主様方の中には、「はじめて犬を迎えます」という方も少しだけ多かったように思います。

「教習所で

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人と犬の福祉を脅かしてまで、動物愛護を貫くのは善ですか?

人と犬の福祉を脅かしてまで、動物愛護を貫くのは善ですか?

犬の激しい問題行動に悩む飼い主仕事柄多くの犬たち、飼い主さん、ご家族との出会いがあります。
行動問題のご相談でかかわるご家庭は多いのですが、中には吠えや噛みつきなどの深刻な行動問題、または病気などの場合もありますが、一緒に暮らし続けることが難しいのではないかというケースのご相談もあります。

大抵の場合、一緒に暮らしていくために必要な取り組みや環境づくり、お世話やトレーニングについてお伝えすると、

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犬の多頭飼い。本当にその子を幸せにできますか?

犬の多頭飼い。本当にその子を幸せにできますか?

この仕事をしているとたくさんのわんこたち、飼い主さんとの出会いがあり、当然2頭以上のわんこと暮らすご家庭とのつながりもたくさんあります。

ペットブームと言わる時代を経て、ここ数年では犬を迎える人の人口は減ってきている中でも、2頭目3頭目4頭目と複数頭の犬たちと暮らす人たちは逆に増えている気さえします。

SNSを見れば複数頭の犬との暮らしをしている方の発信も多く目につきますし、憧れる方もきっと少

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フリーランスのドッグトレーナーとして安心して起業できた理由。

フリーランスのドッグトレーナーとして安心して起業できた理由。

~過去記事です~

今年7月に会社を退社。独立起業し、フリーランスのドッグトレーナーになりました。
動物病院とドッグカフェ併設のドッグトレーニング施設を持つ会社で、10年間ドッグトレーナー・家庭犬しつけインストラクターとして、犬のようちえん(お預かりでのトレーニング)やしつけ方教室(レッスン)、ドッグイベントなどたくさん経験を積ませてもらいましたが、このドッグトレーナーの世界は専門性の高い技術職で

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仔犬育てに一番必要な社会化。慣らしてあげたいあれこれ。

仔犬育てに一番必要な社会化。慣らしてあげたいあれこれ。

犬たちがいろいろな人や犬や物、状況や環境にもっとも慣れやすい期間のことを「社会化期」といいます。
その中でも仔犬が最も慣れやすい時期を「第一社会化期」といい、これは生後4ヶ月までと言われています。
仔犬のしつけにとって一番重要なのがこの社会化です。
この時期にいろいろな物に慣れる経験をしてこなければ、社会化不足となり、後にいろいろなものへの反応が怯えや興奮など、問題行動の原因になってしまいます。

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生後8週齢までの仔犬の育て方。不安にさせないことが穏やかな成長を育む

生後8週齢までの仔犬の育て方。不安にさせないことが穏やかな成長を育む

■ドッグトレーナーが考える犬育て。仔犬の時期にしてはいけないことは。

青森のドッグトレーナーFLFILLのタナカアカリです。
私がドッグトレーナーになって10年。

この10年の間に
様々な研究やデータの変化により、
採用するドッグトレーニングの
手法もだいぶ変化してきました。
ドッグトレーニングって
『犬育て』だなぁ~って
思うんです。

種の違う犬たちと
私たち人間が
お互いに譲歩しあうこと

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ドッグトレーナーとして、良い支援をするために。

ドッグトレーナーとして、良い支援をするために。

■それぞれの「現実」には違いがある
飼い主さんに対して、犬のしつけ方相談をお受けする際、それがご自宅であっても違う場所であっても、私たちドッグトレーナーに必要なのはイメージする力です。
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良い支援をするために、犬の知識以外にも人へのカウンセリング技術や心理学を学び取り入れています。
ご自宅である場合は、普段の飼い主さんとわ

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あなたの犬が怖がりな犬ならば、他人から守ってあげることも必要。

あなたの犬が怖がりな犬ならば、他人から守ってあげることも必要。

あなたの犬が怖がりな犬ならば、他人から守ってあげることも必要。

「他人が怖い、他犬が怖い」というわんちゃんと暮らす飼い主さんであれば、お散歩に出かけたときに愛犬にどのように対応したらよいかと悩むことがあるかと思います。

ですが愛犬に対応すること以上に必要なことは、出会う人が愛犬に関わることで怖い思いをさせないよう、他人から愛犬を守ることです。

ここでは他人から愛犬を守るために、どんな対応が必

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叱ったり怒鳴ったり、罰を与えずに育てること。「しつけ」という都合のいい言葉

叱ったり怒鳴ったり、罰を与えずに育てること。「しつけ」という都合のいい言葉

叱ったり怒鳴ったり、罰を与えずに育てること。
「しつけ」という都合のいい言葉

■軽視してはいけない動物への暴力最近特に、子どもや動物虐待などの悲しいニュースが後を絶ちませんね。

昔からあったことなのでしょうが、SNSやニュースなどへの露出が増えたことで、より問題が身近になってきているのを感じます。

動物虐待に関しては、日本は特に法改正が遅れていることで、他の先進国と比べると軽視されがちだった

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本当に幸せ?子どもと犬のいる暮らし。

本当に幸せ?子どもと犬のいる暮らし。

イギリスには「子供が産まれたら犬を飼いなさい」という言葉があるのをご存知でしょうか?

日本人でも、子供が犬と一緒に暮らすことのメリットを感じている方は少なくないと思います。

ですが、本当に「子どもと犬の暮らしは幸せなもの」なのでしょうか?

ここではタナカの体験を元に、「子どもと犬のいる暮らし」の本当のところをお伝えしたいと思います。

■子どもが産まれたら犬を飼える?
我が家は私と夫、そして

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家庭犬しつけインストラクター、ドッグトレーナーとして活動するために必要なこと。

家庭犬しつけインストラクター、ドッグトレーナーとして活動するために必要なこと。

■犬という種に関しての専門知識。
まずは必ず必要なのが、犬という種に関しての専門知識です。

犬の体の構造や、成長過程、配慮しなければならない病気や、病気の予防や必要なケアやお手入れに関する知識など、それぞれの犬種の特徴やなりやすい病気や疾患に関しても知らなければなりません。

動物看護師ほどの深い知識までは難しいかもしれませんが、クライエントさんに最低限の指導やアドバイスができることは信頼してい

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FULFILL DogTraining タナカアカリのプロフィールと略歴

FULFILL DogTraining タナカアカリのプロフィールと略歴

青森のドッグトレーナー、FULFILLのタナカアカリです。
FULFILLとは「満たす」という意味です。
「満たす」は私にとってとても重要なキーワードです。

そんな屋号に込めた想いも含め、ここでプロフィールと略歴をお伝えしたいと思います。

■FULFILLドッグトレーナー タナカアカリについて
・盛岡ペットワールド専門学校しつけインストラクター科を卒業後、青森県青森市「ほき動物クリニック」と「

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