見出し画像

おんなひとり、那須の旅館に宿泊してきた良すぎた。

こないだ泊まった宿がめちゃくちゃ良かったので記録。
(今回は写真多めに)


なぜだか異様に疲れていた。
しばらく調子の良かった腰痛も再び悪化し始めていたが、
それよりも
理由のわからない気分の落ち込み
何をしていても満たされない心
漠然とした将来への不安

とくに何かあったわけでもないのに
なんだか気分が晴れない。

まあきっと生理前だからだ。

そう考えるもやっぱり毎日が楽しくない。


あらかじめ予約していた旅館であるが
こんな気持ちで行ってしまって、満足できるだろうかと心配になる。
そんなモヤモヤを抱えながらも
新幹線に乗り込む。


東京から那須塩原駅まで、新幹線で約1時間半。
あっという間に着いてしまう。
ぼーっとすごそうかと考えていたが
12時12分東京駅発の列車。
ちょうどお昼時であったのでおにぎりを買い込み昼食タイムとした。

昔は、おにぎり専門店でちょっといいおにぎりを買うなんて考えられなかったが
最近はとても好き。
特別な日でなくともたまに購入している。
良いよねおにぎり。
日本人で良かった

鮭いくらと高菜


そうこうしているうちに
気づいたら目的地。
慌てて荷物をまとめる。

駅に到着すると、迎えのタクシーが待っていた。
乗り合いであったため、本日のお客さんみんなと移動する。
この便は8人。
ひとり客もいれば夫婦もいた。
とりあえず若者はいない。
宿で他の宿泊客と交わることはないためどうでも良いといえば良いのだが
ちょっとしたストレスも感じずにすむことを確信し、ほっとする。
ギャルズが多いと疲れるのよね、謎に。



30分ほど那須の山を走り、本日のお宿へ到着。

タクシーから見えた庭と、建物の外観雰囲気から
日本有数のクラシックホテルである奈良ホテルを思い出す。
何となく雰囲気が似ている気がした。


さっそくチェックイン。
名乗っていないのに「○○さまですね~」と声をかけられ驚く。
常連でない女ひとり、
候補は絞れるのだろうがそれでもすごい。
滞在中もお散歩のために靴を出してもらおうとしたら
名乗らなくとも私の靴を出してくれ
宿泊客ひとりひとりを大事にしているのだと感じる。

いつでもどこでもみなさん挨拶してくれ
気持ち良かった。
スタッフさん素敵

一気に到着したわたしたちで、チェックインカウンターにも多くのひとがいたわけではないのに
ロビー、部屋、等にわたしたちをそれぞれ振り分け
スムーズにチェックイン作業が始まる。
全く待つことなく終了、お部屋に案内される。

簡単に館内、お部屋の案内を受け、
スタッフさんとはお別れする。

ひとがいたから声に出せなかったが、
もう部屋がかわいいのなんの。

入室した瞬間からにやにやが止まらなくて。

お部屋はシンプルでカーペットが敷いてある何の変哲もないお部屋。
だけど品があって美しくて。
デスク、ベッド、ソファ、チェアー、
それぞれの家具が美しくてこだわりのものであるから
とても素敵な空間になっているのだと感じた。
(那須の家具作家さんのものを使用しているらしい)

大きな窓に向かって設置された机。
そこに座って宿泊規約等を読みながらほうじ茶をすする。

ああなんて素敵な時間。
窓から差し込む光を受け
机上に飾られた小瓶と花を眺める。

めちゃくちゃ写真撮った。
ポートレート写真みたいなのも撮ってしまった。ひとりで。
とんでもなくテンションが上がる。

これだけでここに来た甲斐があったと感じる。


🤤

周辺のお散歩をし、
温泉に入って
夕食を待つ。

夕食はお部屋で。
ワンプレートで済む品々でないのに、
贅沢にもお部屋でいただける。
お一人様勢にも嬉しいサービス。

こんな味のわからない無知な若者が食べてしまって良いのかと
躊躇してしまうほどの、豪華なお食事。
どれもめちゃくちゃに美味しくて
幸せの時間に浸る。
味覚はもちろんなんだけど目が美味しかった。眼福。。

食べ終わったら廊下に食器置いといて〜、のシステムも
気を使わなくて良い。
それぞれのタイミングで受け取りができるのが良い


いままでルームサービスなんてしたことがなかったから
セッティングされている間、自分がどうしていたら良いのかわからなくて
そわそわしてしまった。
部屋のなかをうろうろしていたが
普通に机の前に座って待っていれば良かったのだろうか。
自然な立ち振舞いを教えてほしい。


美🤤


夕食を素敵なお部屋でいただき、
満足度がボルテージを越えたところで
二度目の温泉へ向かう。

2箇所のお風呂があり、
夕食前には檜風呂と黄土浴(土の上に寝そべる低温サウナみたいな)を堪能。
食後に露天風呂のある大浴場へ。

どちらも雰囲気が良。歴史はあるが清潔というちょうど良い感じ。
そしてわたしは熱々のお湯があまり得意でない。
すぐにギブアップしてしまう。
めっぽうのぬる湯派なのだ。
一方こちらのお湯は、私にちょうど良い湯加減。
「ゆっくり浸かってほしいから、ぬるめです」とのこと。
私のための温泉ですか。求めていたものです

今回合計4回入浴したが
どの時間もほとんど貸し切りで、他の客と湯船を共にすることがなかった。
平日の那須の山奥という、タイミングが良かったのもあると思うが
それにしても
気兼ねなく保養を満喫できた。


素敵なお部屋で、読書をしながら入眠。
大きな窓から差し込む光で起床。
そうしてそのまま温泉に入る。
ほかほかになった状態でぼけっと周辺散策。

ほどよく身体を動かしたとことで豪華な朝食。
朝からもりもり食べる。

本当に最高&極上のひとり旅。
めちゃくちゃ贅沢で満足度の高い時間であった。


最後の最後まで
スタッフさんの気配りが素敵で。
帰路のバスを待つ間、庭でお茶を飲みながら過ごした。
それもまた充実した時間で。
とても幸せな気持ちをいつまでも保てていた。



なんだか疲労の溜まるこの頃であったが
とんでもなく癒された。

また来ようと思う。
贅沢ができるが、気を張りすぎない
ちょうど良いお宿。
良いところ見つけた。





・お宿情報・

〈アクセス〉
那須塩原駅から送迎タクシーで30分
黒磯駅からバス30分


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?