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日本でのキャリアを諦めていた自分に気がついた

少し前、「この企業で働きたい!」と思う会社に出会い、勢いで履歴書と職務経歴書を仕上げて応募しました。


ただ、私は近々ドイツに移る予定があり、この企業と物理的な距離や時差があっても働けるのか?と言う心配がありました。

この不安を解消してからでないと応募はできないから、まずはカジュアル面談を受けたい。

だけど、とっても共感する企業なので、私のことは知っていただいてうえで面談のご判断をいただきたい。

そう思ったので、すべての書類をそろえたうえで、面談のお願いをしていたのでした。


少し時間が空きましたが、今日はその面談がありました。

時間が空いてしまった分、正直私の中の熱量は少し下がっていることを感じていました。

だけど、面談を経て、「やっぱりここで働きたい」と思いました。

カジュアル面談なのに、私の中に生まれていた諦めに気づかせてもらった場でした。すごくありがたく思っています。


「相手の条件に見合うか」と考えていた


1年半前に、海外に出ようと決めました。

当時は会社員だった私。海外でも収入を得られるように、また帰国後のキャリアを心配しなくて済むように、フリーランスを目指すことにしました。

紆余曲折あり、もう一度会社員に戻ることも検討しながら、いま時点での私はフリーランスを選んでいます。


「海外に住む」という夢の実現をあきらめないこと。夢を叶えるけど、仕事も手を抜かずに、自分がやりたいことだけやること。

自覚的にはとっても前向きに挑戦していると思っていたけど、実はそうではないところもあったということに、今回の面談で気づきました。

何かといえば、「私はこの会社のお仕事に見合うのだろうか」という思考です。


というのも、海外に住むとは、日本の企業とお仕事をすることにおいてはハードルがたくさんあります。

例えば電話は難しいし、時差があって連携が取りづらいし、「ちょっと会社に来て」なんてことはもちろんできません。

その意味では、私は企業にとって「ちょっと扱いづらい人材」だと、私の中でレッテルを貼っていました。

だけど、今日の面談では海外在住も含めてお仕事の案をいただき、勝手ながら肯定してもらった気持ちになりました。

と同時に、私に一番強くレッテルを貼っていたのは自分だったということにも気づきました。


日本でのキャリアを諦めている私を見つけた


私はいつの間にか、日本でのキャリアを諦めていました。

いわゆるみんなが歩むような「キャリア」という太いルートからは外れて、自分だけで自分の道を細く切り開くものなのだと思い込んでいました。

この思い込みはあまりにも強くて、自分の中にこれが存在したと気づかなかったほどです。


面談でフラットにポジションのお話をいただいた時、「そうか、私にはその可能性もあったんだ」と、素直にびっくりしました。

「海外在住だと日本の企業の役には立ちづらい」と思っていたのは、他でもない私だったのです。

これはかなりの衝撃で、頭をぶつけたような感覚を感じながら、私の中から消えはしない承認欲求を満たしてもらったもののようにも感じました。


今日は1度目の面談だったし、採用が実際どうなっていくかもわからないし、未来で私がそのルートを選ぶかどうかもわかりません。

でも、丁寧に私の話を聞いてくださり、丁寧にポジションの提案をくださった担当の方のおかげで、私の中には大きな変化が起きました。

こういう出会いやご縁って、面白いなと思います。このご縁や関係性が、良いものとして続くといいなと願っています。


7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️