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2020年6月の記事一覧
目には見えない声をきく #noteリレー
一緒に働いていた同僚に、赤ちゃんが産まれた。
生後7週間のその赤ちゃんの名前は、ハナという。
何かを見つめていて
うんちをしたり泣いたりしていた。
何も恐れることなどないかのように、小さな手足を力一杯振り動かしている。
見つめるわたしの目を見つめ返し、何かを感じとっているようだった。
その目の先に、何を見ているのだろう。
ありのままのハナの姿を、わたし達大人は夢中になって見つめる。
チューニングして聴こえるもの
どういうご縁か、アメリカのユタ州という、ほとんどの日本人には全く知名度のないところに住んで15年を越えてしまった。住めば都、とはいうが、今では一時帰国を終えてこの土地に足を降ろすとホッとしたりするほどだ。沢山の日本とは違う魅力もある。
でも私がここを愛する理由は国立公園(NP)に代表される大陸の自然かもしれないと思っている。その存在感は圧倒的だ。これまで訪れた沢山の場所、その何処(いずこ)でも大
見えない声が吹き抜けた日
高速道路のレストエリアで喧嘩してたカップルの女の子が、突然フェンスを乗り越えて下道に走り去っていくのを見たことがある。
彼氏は茫然としていた。追いかけようにも自分の車はパーキングエリアに停めてある。それ以前に何が起こっているのか理解できなかったのかもしれない。
そのカップルがその後、どうなったのかは知らない。
『バグダッド・カフェ』という古い映画がある。1987年に旧西ドイツ(現在のドイツ)