感覚を研ぎ澄ませ!答えは心の中にある / #noteリレー「わたしの色」

「今日は何色のリップにしようかな?」

「どの色のブラウスを着ようかな?」

「このシャツにはどちらの色のネクタイが合うのかな?」

誰でもぶつかったことがある、色問題。

考えるのが面倒だからと朝のワイド番組の最後に出てくる占いの「今日のラッキーカラー」で決めるという人もいるかもしれない。

もったいない…。

色とメンタルはとても深い関係性があると思っている。私は自身の健康とメンタルのセルフコントロールのためにヨガをやっているのだけれど、ヨガと深い関係のあるスピリチュアルな考え方の中に「チャクラ」というものがある。人のからだの基盤になる尾てい骨部分から頭頂までの縦に繋がる7ヵ所のポイントには各々の色があり、各々の意味と役割を持つエネルギーの出入口となっている。


私は霊的なものやアブナイそっち系のビジネスには全く興味はないし何も信仰はしていない。物に何かを(例えば誰かのありがたいエネルギーを注入)して法外な値段を付けて売ったり買ったりというのは信用していない。それがダメとは言わないが、私は信じていない。何故ならそこにあるのは「依存」だから。依存は自分ありきではなく、他人や物に宿る力を借りてどうにかしてもらおうという他力本願な思考だ。もしその人がいなくなったり物が壊れたり無くしてしまったら?次に頼れる何かを探すだろうし、そこには自身の意思も覚悟もない。

一方、全ての物には波動やエネルギーがある。物質のそれ自体が元々持つもので、人間がコントロールできるようなものではない。物に限らず土地や自然にも存在する。例えばハワイやタイなど磁場の強いとされている土地へ行くと心身ともに癒されて元気になるという話は昔から聞く。そして日本の中でも伊勢神宮を始めとする歴史ある神社や、神々が宿るとされている自然の中の滝や樹齢何千年の大木なども、いわゆるパワースポットと呼ばれるのは人々がそこへ行くと何かを感じて身体や心に何らかの良い変化をもたらすからだろう。

その「感覚」は人それぞれであり、そこへ行っても「私は何も感じないし変わらない」という人もいるだろう。それでいい。そう「感じる」ことが一番大切であり、信じるべきものではないかと思っている。

朝起きたときに「あれ?いつもと違う」と感じること。何が違うのかを感じてみる。考えるのではない。感じるのだ。


私は仕事で毎日多くの人と顔を合わせて対話をする。会った瞬間のその人から伝わるものを敏感に受け取る。特にその人から感じる「色」はその後の対話に大きく影響する。

頻繁に顔を合わせる人も、その日によってその色は全く違う。

今日は赤だな。とか今日は沈んだ水色だな。とか、本当に日々変わる。それはいわゆる「オーラ」というものなのかもしれない。

その人の持つオーラはやはり人それぞれで、くるくると変わる人もいれば一貫して全く変わらずいつも安定した色を放っている人もいる。そういう人との会話はとても穏やかで心を委ねられる。接客しているこちらの方が癒されたり安心を頂けたりする。

時々「私はこの色は絶対似合わないから着ない」という人や「カラー診断で春色と言われた」とその枠から頑なに出ない人もいる。

もったいない…。

肌や髪の色で診断して似合う色というのは確かにあるが、それを身に付けたときの自分自身の気持ちがどうなのかというところは全く無視しているのだ。

そうではなくて、この色を身に付けた日は何故か気分が良い。とか、朝起きたときの直感で今日は白が着たい。という感覚を磨いていくと、自然と自分自身のメンタルのセルフコントロールに繋がる。

もちろん、「私はラベンダーカラーを身に付けていると心が安定する」という人は毎日でもそれを付けていれば良い。でもそこに縛られると逆に依存に繋がることもある。例えば毎日付けていたアメジストのブレスレットが切れたとか、いつも身に付けている赤いピアスを忘れたとなると、その日一日不安でブレブレで心が落ち着かなくなると本末転倒だ。

要は、自分自身。自分が安定していれば何にも頼ることもなく拘ることもない。モノに縛られることもなければ揺さぶられることもない。



私の好きな色は紫と青。

好きだが別に毎日それを身に付けているわけでも拘って着ているわけでもない。それは心が感じる好きな色で、その色を見ると本来の自分の在りたい状態に安定する。

画像1

紫は第7チャクラの色。頭頂部分にありスピリチュアルな感覚を開化させ、研ぎ澄ませる。


私の名前は verde 。イタリア語で 青 。空と海が広がる自由なイメージが私の理想とする生き方と重なるよう。

画像2

青は藍色に近いネイビーブルーが好きだが、チャクラでいうと青は第5 (喉)、ネイビーは第6 (眉間)でそれぞれコミュニケーションと直感力を司る。自然と自分が強化したい部分や元々の特徴的な性質にフォーカスした色に惹かれるのだろうと思う。


画像3

毎朝心の声に耳を傾けると、自分に足りない部分や弱っている部分が見えてくる。そのとき感じた色がある。考えるのではない。感じるのだ。赤に惹かれる日は第1チャクラの基盤となる部分にブレや不安がある時、そう感じれば街角で見つけた赤いガーベラに目が止まるし一輪手に取って買い求めたくなる。それを部屋に飾って目に入る度にエネルギーをもらえたりする。そんな些細なことでも十分セルフコントロールに繋がる。


自分の色は自分で決める。生き方も、在り方も。その時に必要な色は自分でセレクトする。

感覚を研ぎ澄ませて、感じるままに。その時々の自分のイメージする色を、着たい服や側に置きたい物に変えながら自由にしなやかに纏っていたいと思う。


* ******* *


まゆみ@ドイツでウェルネスさんからバトンを受け取りました。

頂いたお題は

「わたしの色」

私は自分の色を考えた時、好きな色と必要な色と感じる色はそれぞれ違うなと思いました。こうして文章にすることで、また一つ新しい思考の扉が開きました。この機会を与えてくださって感謝致します。まゆみさん、ありがとう。

私はまゆみさんのnoteを開くと、いつも透き通った空気と爽やかな風を感じます。それはピュアでクリアなオーラです。色で言うとキラキラと輝く透明感のあるミントブルー。遠い外国の空の下で、自身の人生を自分の意思で切り開く強さと信念を感じます。そして今、また新たな挑戦に向かって進んでいこうとしている姿に勇気と力をもらっています。これからのまゆみさんの前途に目が離せません。

そして次に私からバトンを手渡すのはkikkoさん。


NY在住のジャズピアニスト大江千里さんの大ファンで、そのライブレポートを書くためにこのnoteを始めたそう。偏愛は最強なり。

kikkoさんへのお題は

「日常にある煌めき」

です。

いつも丁寧な言葉で文章と真摯に向き合うkikkoさん。そのお人柄はとても温かく、noterさんたちにも多くのファンがいます。kikkoさんの日常にある煌めきをkikkoさんの言葉で是非読ませて頂きたいと思いました。


この企画は saku さんが立案されました。個性際立つnoterさんたちの貴重な文章は、手渡されたバトンに託された想いに比例してどれも本当に素敵です。参加できたことに感謝致します。ありがとうございました。

【全体企画】「#noteリレー」開催します。|saku @saku_____ua #note https://note.com/ahesaku/n/n1d6af66e69d8

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?