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盛岡まち歩き~美味しいもの編~

2023年6月10日(土)-11日(日)の1泊で東京から盛岡へ遊びに行きました。主な目的は、「盛岡Club Change WAVE」というライブハウスで行われるロックバンドのライブです。土曜の夜にライブだったので、その前後に観光を詰め込み。

盛岡は何度か訪問していますが、ニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に行くべき52カ所」に選ばれてから初めて。

以前より混雑しているのかな?と思いつつ、約10か月ぶりの盛岡へ。結果的に、極端に観光客が増えている印象はありませんでした。

昨年は主に花巻メインで岩手を訪問しました。楽しかったなー。この時はまだ飲食店で名前や住所を書かなくてはなりませんでしたが、今回はお店や街の人もノーマスクであることが多く、この1年で状況が変わったことを実感。

「美味しいもの編」と「文化編」に分けて記録しようと思います。こちらは「美味しいもの編」です。

🔹くふや

盛岡の情報を調べているうちに行きついたお店。恐らく通りがかっただけでは気が付かない。発音は「くうや」と言うらしい。

初めて訪問した人は、ご飯メニューは「弁当」or「定食」の二者択一なのです(その他、カレーもありました)。弁当(1,500円)をチョイス。

土曜の昼過ぎ、先客は1名。常連さんかな。窓際でずっと読書されていましたが、「あの、息してます?」ってほど物音を立てない方で、店内BGMもないので本当に静か。平和。日差しが強いのでカーテンがひいてあり、秘密基地にこもっているような別世界に浸ります。店内は撮影禁止ですが、お花が素敵に飾ってあったり、大きな金魚がいたり、器が綺麗にディスプレイされています。食べ物は撮影可とのこと。

白湯が出てきました。私は真夏でも温かい飲み物を好むのでほっとする。
ガラス越しに見える厨房で、旦那さんと奥さんが仲良さげに弁当の支度をしてくれています。

くふや弁当

見てこのヘルシーなお弁当。玄米がわっぱに入って出てくるのいいなぁ。私も家で真似してみようかな。わっぱはご飯が美味しく保温されます。

イワシの煮つけ(たっぷりショウガ添え)、ほうれん草のお浸し(酢味噌っぽいたれ)、竹輪のクリーミー和え、豆腐田楽、甘い卵焼き、セロリの和え物。味噌汁に入っている謎の練り物が気になって聞いてみました。だしを取った後の鰹節と、小麦粉を練ったものだそう。へぇー。

平日、仕事から帰ってきて毎日こういうご飯が食べたいなぁ。野菜たっぷり味噌汁(作り置きの場合も)、ご飯(冷凍をチン)、納豆、生卵 or 玉子焼き、ぬか漬け、ちょっとしたおかず(お惣菜)などを心がけていますが、こんなに品数多くヘルシーで手間暇かけたものを用意できません。

デザートは店主に豆かんを推されたので、せっかくの機会なのでオーダーしてみました。お弁当が美味しかったことを伝えると、「これより全然美味しいのが来るからね~」と。お茶目な店主だな(笑) でもよっぽど自信作なのだろう。

店主イチオシの豆かん

私は甘味処を訪問した際には「クリームあんみつ」に心奪われるので、豆かんに見向きをすることが通常はありません。

でも、豆かんと言えば浅草「梅むら」の豆かんはお豆がほっくほくで美味しかったなぁ。あとこの前「マツコの知らない世界-東京あんみつの世界-」で見かけた高田馬場のお店の寒天が美味しそうだったなぁ…などと脳内メモリーを引き出しているうちに豆かん登場。

一口食べて、「お豆がふっくら!」。そして、後から追いかけてきた寒天の歯ごたえにびっくりする。これはナタデココですか?って言うほどの弾力。いやナタデココはちょっと盛り過ぎた、でもこれほどの食感の寒天は未体験ゾーンです。よほど良質な海藻を使っているのだろう。

黒蜜(ねっとり)、お豆(ふっくら)、寒天(コリコリ)の食感の組み合わせが病みつきになってしまって咀嚼が止まらなくなり、咀嚼し続けていたらあっという間に器が空になってしまった。これ永遠に噛めるやつじゃないか。

店主は、私が一口目を食べてどんな反応をするか、横でしっかり見守っていたよ。私が美味しい反応をしたので嬉しそう。自分の味に自信があって、お客さんの反応が気になる人って真っ直ぐで可愛いな。

持ち帰り用にパウンドケーキを1本で販売していて(店内でも食べられる)、それも自信作で外国人観光客にも大人気だそう。このお店を探し当ててくる外国人観光客、なかなかすごいな。ディープジャパンだと思うよ。1本持ち帰るのは量的に多かったので(重いし)、次に来店した時に店内で食べてみたいなと思いました。

盛岡は何度か訪問しているのですが、中津川の方は来たことがなかった。なんてもったいないことをしていたんだ。「くふや」は川沿いにあります。

水辺が気持ち良い~!せせらぎの音って癒し。東京は梅雨入りしたばかりですが、盛岡はお天気が良く湿度も低く、歩くのに最適でした。雨の心配不要だった。

この日は4年ぶりに「チャグチャグ馬コ」が開催されて駅近辺はまれに見る大混雑でしたが、ここまで来るとご覧の通りの快適さ。

🔹吉浜食堂

吉浜食堂(きっぴんしょくどう)」は、好きなバンドマンのSNSで見かけて気になっていたお店です。店主が漁師さんとのことで、魚類が美味しいに決まっているではありませんか。
楽しみに予約して行きました。電話で対応していただいたのは奥様かな、とても温かな声で、一見だけど安心して行くことができました。

黒板メニューを見せてもらい、ウニ、刺し盛り(1人前)、盛岡のシイタケをオーダー。取り立ててウニが好きというわけではないのです。嫌いでもないけど。寿司屋に入店して張り切って注文する具ではないです。

でもこのウニ、マジでうまかった。まず新鮮さが違う。ウニが苦手な人って、酸化による不自然な臭みがダメだと思うのだけど、そういう後ろ向きな要素が一切なし。フレッシュ!清涼感!前向き要素のみ!塩加減もほどよく、軽やかに舌の上で溶けていく。殻付きを1個注文したのですが、ちょっと小さいからって2個にしてくれる心遣い。

ちょうど今「あまちゃん」の再放送を楽しんでいるところで、余計にウニ欲が高まっておりまして、獲れたてのウニってこんな味だったんだなぁって答え合わせできたのも嬉しい。久慈(「あまちゃん」の舞台)にもいづか行っでみでぇなぁ、などとなんちゃって久慈弁で脳内ひとりごと。

そして刺し盛りです。ちょっとずつ多く種類が食べられるの、1人客になんて親切なの。
魚の種類を店主が自ら説明してくれました。ポンコツなので全部覚えていません、でも全部とっても美味しかった、何故ならやっぱりフレッシュだから!ああ、新鮮な魚ってこういう味わいでこういう食感でしたよね、って遠い記憶を思い出したよ。こんな美味しいお刺身食べたのいつぶりでしょうか。きっと見た目の美しさからも伝わるのではないかと思います。

魚の血と神経も抜いているそう。そうすることで鮮度を保つことができるので、より美味しいわけです。そう言えばそんな豆知識を昔どこかで聞いたことあったなぁ。神経を抜いたものと、抜いていないものを食べ比べたことがないのでわかりませんが、間違いなく抜いた方が美味なのでしょうね。

以上のことを説明してくれる店主の様子が生き生きと楽しそうで、魚愛に満ち溢れていると感じました。魚は大船渡で獲ったそうです。自分で獲った魚をお客さんに説明しながら出す、楽しいだろうなぁ。

全部美味しかったけど、中でもヤリイカがこりっこりで絶品でした。普段ヤリイカを食べることなどほとんどないしな。

でっかい盛岡産のシイタケ。香りと歯ごたえ。塩とオリーブオイルで。塩が好き。大きいシイタケをスライスして食べるの楽しいなー。

ビールの注ぎ方へたくそ選手権優勝

盛岡と言えば「ベアレン」。クラシックは初めて飲みます。ビールがそんなに得意ではないので、苦過ぎるタイプは無理なのですが、程よい苦味と味わいで美味しかったー。この日はロックバンドのライブ後に訪問したのですが、何故かライブ後はビールが飲みたくなります。熱狂の後だからかな。

お通しは「うるい」。みずみずしくて、ちょっとだけ粘りがあって、しゃきしゃきしていてビールと合うなぁ。

飲み物以外のメニューは黒板に書いてある方式(撮影禁止)。その日の仕入れで変わる。美味しくて大変居心地が良かった、また絶対に来るー!

https://www.instagram.com/kippinsyokudou/

🔹噂のひっつみ

神子田朝市(みこだあさいち)」の名物、「木偶の坊」のひっつみ(通称:噂のひっつみ)です。ひっつみは岩手の郷土料理ですが、食べたことがありません。

日曜の朝6時ぐらいでしたが、何人か並んでいました。大鍋の横には、白くて平たい生のひっつみが山盛りになっています。注文が入ると、店主が鍋にひっつみを投入。ゆでる時間が必要だから、多少並ぶ必要があるのね。ゆでたてが食べられるなんて最高。

初めて食べるひっつみは、ちゅるんちゅる!美味しい!想像の3割増しぐらいでつるつるでした。なんとなく想像はつく味かなって思っていたけれど、思っていたより美味しくてハッピー。打ち立ての美味しさって何物にも代えがたい。お出汁はあっさり、でも具の油揚げの味が濃くて良いアクセントだったな。

日常生活では朝6時台に口に物を入れることはありませんが、これなら朝から食べられる優しい食べ物ですね。少し肌寒い朝だったので、ひっつみ日和でした。

その場で食べるか持ち帰りか聞かれます。どちらも1杯500円。持ち帰る地元の方もけっこういらっしゃいました。あと生ひっつみの生地だけも売っていました。近所なら生地を買って帰りたい。何に入れても美味しそう。

🔹盛岡じゃじゃ麺「白龍」

盛岡と言えば冷麺・わんこそば・じゃじゃ麺の三大麺が有名ですが、私はいずれも積極的に好みません。強いて言えば冷麺はたまに食べたくなるかな。

じゃじゃ麺は、7年前に「白龍(パイロン)」本店で食べました。初めて食べるから、「ちいたんたん」の頼み方どうやるんだろう?って、隣の席の人に教えてもらいながら食べたなぁ。お味に関しては、うん、まあこんなものかな、って思った記憶です。

この日は朝から甘いものを色々食べていて、しょっぱいものが食べたいなと思っていたところ、駅ビル「フェザン」に「白龍」があることに気づく。昔はなかったように思います。今じゃじゃ麺を食べても、昔と同じくぼんやりした感想を持つだろうか、と実験気分で入店。

柔らかい麺ときゅうり、肉みそをぐちゃぐちゃに混ぜて食べます。赤い薄切り紅生姜がアクセント。久しぶりに食べて、やっぱりなんだか味がぼんやりしているような気がします。テーブルに設置されたにんにく、ラー油、酢などで味変ができるので、にんにくを投入してみたところ、味がはっきりして良い感じ。うん、これはありだな。基本的に薄味が好きなので、決して味が薄くて物足りない、というわけではないのだけど。

じゃじゃ麺をひと口だけ残し、生卵を割り入れてかき混ぜ、店員さんにスープを入れてもらえば「ちいたんたん」の出来上がり。以前は、このスープもなんかぼんやりした味だなぁと思ったけれど、今回は美味しく感じました。にんにくのお陰なのか、味覚が変わったのか。

どうでもいいけど「ちいたんたん」って響きが可愛いよね。ちいかわ、みたいなね。店員さんが「ちいたん」って略すから余計に可愛さがマシマシだね。

初めて行ったのは2016年本店

🔹羅針盤

盛岡がコーヒーの消費量が多い街だとは知らず。通りで素敵な喫茶店がたくさんあるはずですね。「羅針盤」もそのひとつ。

店内には品の良いクラシックが流れています。店員さんも落ち着いていてお上品で癒される。
カフェオレとミルクチョコレートを頼みました。お腹が減っていたらケーキを頼みたかったけれど、そこまでではなかったので。
店員さん、間違えてフォークを用意してくれた。私いかにもケーキ食べそうな客ですよね、なんかすみません。男性1人客もけっこうケーキを頼んでいたので、ケーキを頼む人が多いのだろう。美味しいんだろうなぁ。次はぜひ。

注文してから出てくるのにそれなりに時間がかかります。丁寧に淹れているのだと予測がつきます。楽しみが加速。クラシックが流れる店内で、心静かにカフェオレを待つ時間って、なんて贅沢なんでしょう。旅先だと言うこともあって、余計に浮かれます。

クラシックには疎いのですが、「愛の賛歌」のクラシックバージョンが流れて素敵だなぁと思いました。「愛の賛歌」って色んなアレンジがあるよね。昔タヒチアンダンスを習っていた時に、タヒチアンバージョンも知ってびっくりしたもんな。後半からいきなりテンポアップするかっこいいアレンジなのです。

なんてことを考えているうちに、熱々のカフェオレがやってきます。その熱々具合におもてなし心と丹念な仕事を感じて嬉しくなる。美味しいコーヒーで作る本格派カフェオレってこうだよなぁ。

そして、軽い気持ちで頼んだミルクチョコレートがめちゃくちゃ美味しかった。なにこれ!しっかりとしたカカオの後に優しい甘さが広がります。高カカオのチョコは好まないのですが、これはカカオとミルクの配分が絶妙に私好み。ミルクが後からしっかり追いかけてくる、そして舌触りはけっこうねっとり。キャラメルまではいかないけど、それぐらいしっかりねっとりしている。あまりにも美味しかったから、お土産に購入。

煉々(レンレン)」ってネーミングがかっこいい

美味しいのも納得、専門店のスペシャルなチョコレートだったのでした。東京の蔵前にある「蕪木」という珈琲とチョコレートを販売するお店。「羅針盤」とオーナーが同じだそう。あら、盛岡と蔵前にお店があるなんて!東京のお店にも行ってみようと思います。蔵前の雰囲気も好きだし、絶対に素敵なお店に違いない。楽しみが増えました。

美味しいからお値段もスペシャル。板チョコ1枚1,400円(だったはず)。でも敬意を払いたいプロのお味。リラックスタイムにじっくりと幸福を味わうのに最適。

お店のエントランス。「あれ、ここでいいのかな?」って入るのに一瞬迷いました。

さりげない看板

https://www.instagram.com/rashinban__/

🔹いなだ珈琲舎

神子田朝市に出かけた後、朝のコーヒーを飲みたくて。オープンは7:30で、数分前に着いたのですが、既にお客さんが3組ほど店の前で待機。私が着席した後にも、すぐにお客さんが何組か。人気店なんですね。日曜日だったしね。

ほとんどの人がモーニングセットを頼む中、朝市で「ひっつみ」を食べていた私は、美味しいと評判の「しあわせチーズケーキ」とカフェオレを頼みました。モーニングチーズケーキ。

本当に幸せに満ち溢れるチーズケーキだったよ。一見ハードタイプに見えますが、柔らかいクリームタイプです。デンマーク王室御用達のチーズ「BUKO」と、高級な生クリームを使用しているそう。レアチーズとも違う、カスタードクリームみたいな滑らかさ。甘さと酸味のバランスが最強。タルト生地は極めてシンプル(ほんのり塩っけ)で、クリームの美味しさが引き立ちます。このクリーム部分だけ瓶詰にして家に常備したい。そのまま舐めてもパンに塗っても美味しい。いやそんなことしたら危険過ぎる、瓶を抱えて一気食いしそうで怖い。ゆっくり味わって食べようと思ったのに、我慢できずにパクパク食べてしまった。

ヒンヤリした朝だったので、朝市で少し冷えた体に温かいカフェオレも染み染み。贅沢なモーニングタイムを過ごせました。

カウンターの席に通されたのですが(1人客はみんなカウンター)、目の前で店員さん達がテキパキとモーニングを用意する様子を眺めるのもエンタメみたいで楽しかったです。
モーニング、めっちゃ美味しそうだった。厚切り食パンにバター&ジャム、目玉焼きorオムレツ、サラダ…正統派の朝食です。ひっつみとチーズケーキを平らげたくせに、モーニングも頼んじゃおうかな?って一瞬迷った食いしん坊です。食いしん坊だけど量は食べられないのが悲しい。この後のことも考えて我慢した。次回は絶対にモーニングを食べようと誓いましたよ。

店員さん達の対応がスマートで、接客にも力を入れている気持ちの良いお店だと感じました。常連さんもたくさんいただろうに、一見の私にも親切。帰り際に「チーズケーキとっても美味しかったです」と店主(多分)に伝えると、とびきりの笑顔で答えてくれました。ほくほく。

お店に寄る前にお参りした盛岡八幡宮。早起きは三文の徳だね。

🔹Nagasawa coffee

ニューヨークタイムズでも紹介された名店。コーヒー生豆の仕入れ、焙煎、抽出、提供までを一貫して手掛けるロースターカフェなので、店内でロースターの賑やかな音がしている。東京だと清澄白河あたりにこういうカフェが多いイメージ(個人の印象です)。おしゃれ。

ただおしゃれなだけではないのです。カフェオレと「アメリカンチェリーのタルト」を頼んだのですが、カフェオレに今世紀最大の衝撃を受けました。ええっ!なんだこの飲み物は!信じられないほどクリーミーなのです。
コーヒーが香ばしくて美味しいのはもちろんなのですが、これはふわふわのクリームが投入されているのか?と思うほど。こんなにミルクの存在感があるカフェオレはいまだかつて飲んだことがありません。

「アメリカンチェリーのタルト」は、タルト生地はほぼ味が付いていないシンプルなタイプ。生地は甘くない方が嬉しい派。アメチェはコンポートではなく生っぽさが残っており、しっかりと果実の歯ごたえと甘酸っぱさを感じます。下に敷いてあるのは、きっといちごジャム。タルト(少々の塩気)、アメチェ(果物の美味しさ)、ジャム(繋ぎ)がそれぞれの役割を全うしていて、素材の美味しさが引き立つシンプルな構成がとても好み。添えてあるのが生クリームじゃなくてサワークリームなのもいいのよ。近所にあったら通うー!

カフェオレがとても美味しかったので、店員さんに訪ねて豆を購入。そして、あのクリーミーの正体を暴くべく、牛乳は何を使用しているのかを鼻息荒くヒアリング。「田野畑山地酪農牛乳」だそうです。うん、名前は聞いたことがあるぞ。

1000ml、700円!それはカフェオレも美味しくなるわけですね。豆も買ったことだし、この牛乳を仕入れたらおうちで「Nagasawa coffee」ごっこできるかな。通販もありますが、東京では佃のマルエツに入荷しているらしいです。「岩手銀河プラザ」には入荷しないのかなー。

「田野畑山地酪農牛乳」をどこで見かけたのか思い出した。昨年「福田パン」とコラボしていたんだ。なんだか美味しそうねと思って買ったんだ。記憶力悪っ。やはり岩手では有名なメーカーなのですね。

シンプルな外観

評判通りと言うか、評判以上のお店でした。来れて良かった。

🔹すっぱい林檎の専門店。

「Nagasawa coffee」のお隣の小さなお店。「ふるえるほど酸っぱいりんごジュースとアップルパイがメインのお店」だそう。「すっぱい林檎」って言うコンセプトがユニーク。
りんごジュースを買いました。酸っぱさのレベルが1(甘)~5(酸)まであったので、3と5をチョイス。本当はもっと買いたかったけど、持ち歩くことを考えてセーブ。

味の感想。

すっぱさレベル5(プラムリー)=「なんだこりゃ?」という、飲んだことのない不思議な味わいにまず驚く。確かに酸っぱい。ふるえるほどではないけれど衝撃はあります。そして味が薄い?いや甘みがないから薄く感じるのだろうか。ごくごく飲むと、口の中が梅干しを食べた時のようなきゅっとなる感じがある。さっぱりスッキリ。普通のりんごジュースを飲むと、後味が甘ったるいと感じることがあるけれど、これはない。

プラムリーは見るからに酸っぱそうな林檎だな。

すっぱさレベル3(マッキントッシュ)=プラムリーに比べると全然普通。でもやっぱり味が薄いように感じるのは、甘みが控えめだからかな。もちろん原料はりんご100%なのよ。味の濃さについては、酸味よりも甘みの方がインパクトがあるからだろうか。

マッキントッシュって、アップルコンピューターの由来となったのか。マッキントッシュって言う品種があることすら知らなかったわ。


幾分か酸味の強いりんごジュースを飲んだことはありますが、これほどまでに酸味メインのジュースは初めての体験で面白かったです。もっと別の種類も飲んでみたい。
好みで言うと、甘みと酸味のバランスが良いジュースが一番好きだけれど、酸味優位のジュースは後味がスッキリするところが好きかもしれない。

りんごジュースの飲み比べが好きなのです。りんごは近年品種がたくさん出ているから余計に楽しい。

アップルパイもたくさんありましたが、こちらもやはり後の予定を考えて持ち歩くことは断念。通販でも買えます。というか通販がメインのお店っぽい。

このお店、Googleマップの口コミが辛口だったのです。主に店員さんの態度について。それを知っていたので、極めてドライに買い物を済ませました。口コミなんて当てにならないことも多数なので、自分の目で確かめるまで偏見は持たないように心がけていますが、今回はなんとなく皆が言いたいことを理解したかも。林檎にかける熱意は非常にあるのだろうけれど、きっと接客は好きではないのかもしれません。向き不向きがあるから仕方ないよね。

私はお店の方にあれこれ話を聞きたいタイプですが、今回はやめた方が良いかもとアンテナが判断したので、お喋りせずに退店。思うようなレスポンスがなかったらショックだから、自己中な考えだけれど。

酸っぱいりんごジュースはもっと試してみたいので、「Nagasawa coffee」とセットでまた訪問したいです。

🔹盛岡珈琲フェスティバル

旅行の直前に、「盛岡珈琲フェスティバル」なるものがちょうど旅行と重なることを知りました。さすが珈琲の街、こういう催しが定期的に開催されているのですね。

場所は盛岡テラスクロス。出店店舗が複数あり、「A」がレギュラー陣。対して「B」と「C」がチャレンジ枠のようです。岩手県外からも出展があるのね。

お店で1杯ずつ買うこともできますが、4枚つづりで1,500円のお得なチケットがあったので購入。「A」から2店舗、「B」と「C」から1店舗ずつ選び、お試しサイズ(小さめ紙コップ)を飲むことができます。

今日既にカフェオレを2杯飲んでいるし、そんなにたくさん飲めないから、お試しサイズがあるのは助かるー。

「Nagasawa coffee」で買ったバターサンドをお供に。クリーム濃厚♡

①ねるどりっぷ珈琲「機屋」

有名な老舗です。お店を訪問したことはなく気になっていました。お試しサイズが深煎り(エチオピア)でした。おお。とても濃い。深煎りが苦手なので、ちょっとの量で満足。基本的にブラックよりラテ派と言うのもあります。コーヒー通には怒られそうですが、私は通でもなんでもないので許して。薄いインスタントコーヒーも嫌いじゃないですし、セブンカフェのカフェオレが大好きです。

でも、そんな私でも苦味の中にじわじわと旨味が広がってくるのを感じて、ものすごい説得力がありました。(私には)苦いのだけど、飲めば飲むほど「本物だ!」と、本物を何かよくわかっていないながらも、受け取るものがありました。

②北風と太陽

「ワインと同じ樽で熟成させた特別なコーヒー」とのこと。その熟成方法を聞いたことはあるけれど、飲んだことありません。確かに甘くてジューシー。口の中に甘みが広がってびっくりしました。これは好きなタイプ。

高級豆を使ったコーヒーマドレーヌも濃厚で美味しかった

③茶房ふじわら

この辺りでコーヒーに少し飽きたので(おい)、「山椒風味の水出し緑茶」に手を出しました。緑茶もラインナップしているなんて。すっきりさっぱり!確かに緑茶に山椒って合うなぁ。ありそうでなさそうなメニューですね。

④手焼き珈琲「ポラン」

「手焼き珈琲」って初めて聞きました。盛岡で唯一の手焼きコーヒーだそうです。映像を見せてもらいましたが、コーヒー豆を手で直火焙煎するため、口当たりが良くなるそうです。

すごくまろやかだった!まろやかで柔らかいのが好きなので、豆をお買い上げ(その場で挽いてくれる)。

「Nagasawa coffee」のエチオピアと「ポラン」のブレンド。挽きたての豆を買った後は、カバンからふんわり幸せの香りが漂って来て気分は極上。

🔹福田パン

盛岡と言えば「福田パン」。本店に寄る時間がなかったので(近くは通ったんだけど)、盛岡駅構内で買いました。週末だと夕方には完売しているので、朝のうちに購入し、駅のロッカーに荷物と共に預けておくのが鉄則(真夏は保存的に無理ですが)。

「富良野メロンクリーム」にひかれて。夕方ロッカーを開けたらメロンの香りが強烈に漂ってきた(笑)

ふっかふかのコッペパンに濃厚メロンクリーム、美味しかったよ。でも私にとって最強なのは「あんバター」かもしれない。あんバターという組み合わせが大好物です。でもたまには冒険したいから。

「福田パン」は東京でもアンテナショップでたまに買えたりしますが、これは別物だと感じています。パンのふかふか具合が違う。

ある日の夕方、東京のアンテナショップにて。入荷されてきたばかりなのに値引きで販売されていた。賞味期限が短くなっちゃったからだそう。せっかく新幹線に乗ってはるばる来てくれたのに。

やっぱり現地で、作りたてを食べるのが一番美味しいですね。

ちなみに東京の吉田パンもたまに買います。福田パンで修行した店主が東京の亀有にオープンしたお店。ここも、注文を受けて作ってくれるからとっても美味しい。亀有本店より北千住ルミネ店の方が駅近でアクセス便利です。

🔹かもめの玉子

ブルーベリー

かもめの玉子」のブルーベリー味が限定で出ているのは東京で見かけて知っていたのですが、たくさんはいらないのです。

東京ではバラでは売っていませんが、盛岡では1個から買えるのが嬉しい。試しに1個だけ購入。ブルーベリーの爽やかな香りが抜けていきます。美味しい!複数個入りを買っても良かったなー(笑)

「セーラーくんのかもめの玉子やわらかクッキー」は、初めて食べました。中の餡が「かもめの玉子」の成分なのね。クッキー食べるなら、玉子を食べるかなぁ。

りんご

りんご味は期間限定ではなさそうですが、食べたことがなかったので購入。りんご好きだし。中にりんごの果肉が入っています。でもそれ以上に、周囲のコーティングが美味しい。「りんご風味のチョコ(ピンク色)でコーティング」と説明がありますが、原材料を見ると、「チョコレートコーチング(砂糖、植物油脂、乳糖、ココアバター、脱脂粉乳)」とありました。コーティングチョコにはりんごが使われていないのに、なんとなくりんごの味がするマジック。かもめの玉子って、周囲のコーティングが好きかもしれない。薄くて口当たりが良い。

お土産は、「いわて旅応援プロジェクト」のクーポン1,000円を利用。前は紙だったけど、今はアプリを使ってPayPayみたいな支払い方法がメインなのですね。

🔹老舗白沢せんべい店

「南部せんべい」の老舗。南部せんべい、昔はあまり興味がなかったのに、ここ最近手に取る機会が増えました。年のせいかしら。ごまやピーナッツなどオーソドックスなイメージが強かったけど、今はいろんなフレーバーが出ていて、それを試すのも楽しい。チーズやチョコがお気に入りです。

「白沢せんべい」でも様々なフレーバーが販売されていました。ココア、コーヒー、白ごま、抹茶、甘くるみを購入。「コーヒー」だけ食べましたが、ものすごいビター(笑)甘くないのが好きな人におすすめです。

最も気になったのが「冷麺」だったのですが、残念ながら品切れ中。どのような味なのか店員さんに聞いたら、丁寧に説明してくれました。せんべいに冷麺の粉を練りこんであり、冷麺のタレを塗っているそうです。思った以上に冷麺ではないか、気になる(笑) 通販もできるそうですが、今度また盛岡に遊びに来た時の楽しみにしようかな。

🔹その他

チョコせん

買ってないけど気になったもの、その①。

チョコせん

盛岡クロステラスで大量に販売されていました。青森(八戸)の有名な「チョコQ助」は盛岡でも人気なんだなぁと思ったのですが、よくよく見たら「チョコせん」って書いてある!
こちらは岩手のメーカー「石橋煎餅」のものでした。「チョコQ助」なら日比谷の八戸アンテナショップでも買えると思って買わなかったのですが、買えば良かった。食べ比べしてみたかったな。

買ってないけど気になったもの、その②。

SL銀河パン

盛岡駅の売店で見かけた「SL銀河パン」。SL銀河、なんとこの日(6月11日)に引退でした。1度乗ってみたかったなぁ。

昨年、花巻駅で「SL銀河」をお見送りだけしました。それだけでもめちゃくちゃテンション上がって楽しかったです。長い間、お疲れ様!


盛岡の「文化編」はこちら。

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