窓を同じくした者達よ④
また年月が流れ、同窓会をすることになった。過ぎ去った時間で、みんなは移動し、だれかと繋がり、同窓会に出席する人の数は1度目の同窓会には程遠い。それでも、1度目の同窓会で辛酸を舐めたにも関わらず、わたしはまた同窓会に出席することにした。幹事の役だって、わたしがいなければだれかがやる程度のことだ。わたしが出席するのはただ、自分がいま立っているその下に蓄積されたものをきちんと受け止めたかったからだ。
あのふたりは相変わらずいっしょだったし立食パーティー中もしばしばなにか言い合ってい