忘れていいよ。

まぎれもなく現実

忘れていいよ。

まぎれもなく現実

記事一覧

2023.05.07

2時25分。 引越しをして1ヶ月が経った。じん君とは結局だめで、現在はひとり暮らしを満喫している。とはいってもその1ヶ月いろんな男たちや友人に会ったりして目まぐるし…

16時39分。 夕日に差しかかった光が右頬を容赦なく照らしていてあつい。私のとなりに座っている男があと4ページだけ読ませて、と言ってからおそらく10分は経っているだろ…

退屈しのぎ

12時24分。 ドトールで人を待っている。この前名刺をくれたタクシーの運転手とごはんを食べにいくからだ。これはたぶんデートだと思う。その人はわたしより3つ歳上でちゃ…

しのばせた栞をさがして

0時58分。 noteの下書きが溜まっている。こういう日記はいっきに書きあげるに尽きるな。この1週間はバタバタと忙しかった。まったく予定にはなかったけれどたまに遊んでい…

さるすべり

14時04分。 オードリーの若林のエッセイ「ナナメの夕暮れ」を110ページまで読んで休憩している。どうにも気持ちが落ちつかない。男はYouTubeをみながらパソコンを打ち、仕…

生活に花を添えるように

1時53分。 帰宅。ひさしぶりにnoteをひらいたら2年前の日記がでてきて懐かしくなった。こういう日々のささやかな生活を記録しておくことは大事なんだとおもう。記憶はどん…

20210131

「ツイッターフォローしたよ。俺、現役で早稲田大学行ってるんだ」 ライブ終わり。他の演者の客であろう50代くらいの男に声をかけられ、はいこれと言って赤い包みを渡され…

すりぬけた窓

21時18分。 バイトが時短営業になってから、はじめて出勤した。店内には客がひとり。女の子ふたり。しゃべり声がやけに響いていた。営業をかけてなんとかもうひとり客を呼…

センチメートルの隙間

17時26分。 バスの中は閑散としている。ついこの間までは帰宅ラッシュで混んでいたが、緊急事態宣言が出たからなのか、人がめっきりと減った。座っている近くの窓が半分く…

新しい年、変わらない日々。

2021年になった。 だからといって何か特別になったわけではない、と私は冷静なきもちで思う。終わって、始まっただけだと。 新年の早朝はいつもより静かでさびしい。年明…

エビフライ定食が待つあした

4時34分。 セックスをして男と一緒にシャワーを浴び、ベッドに転がりながら今はふたりとも自分の時間を過ごしている。男はたぶんゲームかツイッターを見ているんだろう。 …

深夜の食事

3時57分。 男は今、明太子を焼いている。 バイトがおわり帰る連絡をすると、おなかすいてる?と返ってきた。んーすこし。じゃあ夜食にしようか。 私たちはよく深夜に食事…

静謐な水辺

23時27分。 男が腕のなかで眠っている。ホテルのベッドは広くてきもちがいい。知らないジャズがちいさいヴォリュウムで流れおり、暖房が効いた空間は快適だ。 今日は記念…

ドロップ缶を蹴っ飛ばす、青灰色の街

6時19分。 歯みがきをしている。一定のリズムで。 今日は午後にあたらしく住む家の内見へ行ってきた。2DK6万5千円。バストイレ別。古いマンションだけど、造りは鉄骨だし…

ミスタードーナツ8808号で遠くまで連れてって

22時25分。 ティッシュ配り。ヘルプで他店舗にまできてティッシュ配りをしております。焦げた肌色をしたイカつめのお兄さんに渡したら、あっさりもらってくれた。ローカル…

ポケットの中の小さなお話

4時28分。 布団でまるくなっている。肩と腕がつめたい。冷えこんだ空気が家のなかに流れている。明日(正しくは今日)で11月も終わってしまう。いつもiPhoneのメモに書くス…

2023.05.07

2時25分。

引越しをして1ヶ月が経った。じん君とは結局だめで、現在はひとり暮らしを満喫している。とはいってもその1ヶ月いろんな男たちや友人に会ったりして目まぐるしい日々を送り、ようやく今日ひと段落ついたという感じだ。だらだらと寝て起きて、昼はベーコンポテトパイが食べたくてマックをウーバーで頼んだ。それから「きのう何たべた?」のドラマを一気に観つつ、晩ごはんはポケットマルシェで買った1キロの甘エ

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16時39分。

夕日に差しかかった光が右頬を容赦なく照らしていてあつい。私のとなりに座っている男があと4ページだけ読ませて、と言ってからおそらく10分は経っているだろう。彼とは先週の木曜日に飲んでいた居酒屋ではじめて出会い、その次の日も同じ店でWBCを観る約束で一緒に酒を飲み、そして今連日の雨が嘘だったかのように青々と晴れ渡った空の下、まぁまぁ大きな公園のベンチでふたり本を読んでいるわけです。パ

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退屈しのぎ

12時24分。

ドトールで人を待っている。この前名刺をくれたタクシーの運転手とごはんを食べにいくからだ。これはたぶんデートだと思う。その人はわたしより3つ歳上でちゃんと顔を見たことはまだ、ない。マスク越しの彼は爽やかそうな印象。車で向かっているそうだけど道が混んでいて、すこし遅れると電話があった。今日のごはんの場所はわたしが決めた。なんだか味のある定食屋さんで、前から行ってみたいと思っていたお店

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しのばせた栞をさがして

0時58分。

noteの下書きが溜まっている。こういう日記はいっきに書きあげるに尽きるな。この1週間はバタバタと忙しかった。まったく予定にはなかったけれどたまに遊んでいる既婚者や顔のいい男と朝帰りをして、昨日は東所沢のアニメホテルに友人と泊まってタグコレという展示をみた。実際4〜5日くらいは帰っていないんじゃないだろうか。登場人物が多すぎて、そろそろ男とだけ呼ぶには限界を感じるので、それぞれに仮

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さるすべり

14時04分。

オードリーの若林のエッセイ「ナナメの夕暮れ」を110ページまで読んで休憩している。どうにも気持ちが落ちつかない。男はYouTubeをみながらパソコンを打ち、仕事をしている。この9畳ほどのふたりで住むには狭いワンルームでは、彼の一挙手一投足を気にしてしまう。というのはたぶん私は彼にまだ心を許せないからなのだ。この人はやさしい。出会って間もない私に好きだといってくれて、他の男との火遊

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生活に花を添えるように

1時53分。

帰宅。ひさしぶりにnoteをひらいたら2年前の日記がでてきて懐かしくなった。こういう日々のささやかな生活を記録しておくことは大事なんだとおもう。記憶はどんどん失われてしまうので。なので無理はせずに思い出したら書く程度でまたつらつらとしたためていきます。

うーん。お腹がくるしい。4月に北海道へ帰ってしまうという客に「今日で最後かもしれない」と言われて(2回目)アフターでロティサリチ

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20210131

「ツイッターフォローしたよ。俺、現役で早稲田大学行ってるんだ」

ライブ終わり。他の演者の客であろう50代くらいの男に声をかけられ、はいこれと言って赤い包みを渡される。え、なんだこれ。怖すぎる。とりあえず鞄につめこむ。さっきの早稲田自慢はなんなんだろう。そうなんですね、と適当に相づちして(というかそれ以上言えることがない)目をそらす。

久しぶりにライブで歌った。緊張で手が震えた。照明が明るくて部

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すりぬけた窓

21時18分。

バイトが時短営業になってから、はじめて出勤した。店内には客がひとり。女の子ふたり。しゃべり声がやけに響いていた。営業をかけてなんとかもうひとり客を呼び、20時に閉めた。

帰りに豚こま、もやし、おつまみのスナック菓子を買う。ビールも買ってしまおうか悩んだけど、赤と白のワインが中途半端に残っているのでやめた。自転車をこいで冷えた風と一緒に走る。

走りながら思いだす。この間のラジオ

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センチメートルの隙間

17時26分。

バスの中は閑散としている。ついこの間までは帰宅ラッシュで混んでいたが、緊急事態宣言が出たからなのか、人がめっきりと減った。座っている近くの窓が半分くらい開いていて、ぴゅうぴゅうつめたい風が顔にあたる。おでこが痛い。これからラジオ収録へむかう。

ラジオ収録。言葉の響きでなんだかよさそうに聞こえる。売れていないアーティストの、とてもちいさい収録でラジオと呼べるのかも、実際はわからな

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新しい年、変わらない日々。

2021年になった。

だからといって何か特別になったわけではない、と私は冷静なきもちで思う。終わって、始まっただけだと。
新年の早朝はいつもより静かでさびしい。年明けだという、浮き足立った空気もほとんどなかったように思える。私自身は冷めた気持ちだけど、みんながわくわくしている様子は好きだ。微笑ましいきもちで、カウントダウンを待つ若者たちや賑わう出店を見ている。

そういえば、noteを読んでくれ

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エビフライ定食が待つあした

4時34分。

セックスをして男と一緒にシャワーを浴び、ベッドに転がりながら今はふたりとも自分の時間を過ごしている。男はたぶんゲームかツイッターを見ているんだろう。

元彼とのバトルについての記事も書きたいけど、如何せん最近は忙しい。忙しいと言うのはあんまり好きじゃないんだけど、とにかく忙しい。引越し、新しいバイト探し、面接、そんなことをやりながら働かなければならない。気づいたらもう12月も半ば。

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深夜の食事

3時57分。

男は今、明太子を焼いている。
バイトがおわり帰る連絡をすると、おなかすいてる?と返ってきた。んーすこし。じゃあ夜食にしようか。

私たちはよく深夜に食事する。この間なんか私がいきなりハンバーグのきもちになってしまい、深夜2時につくって食べた。こう、思い立ってからの食事ってわくわくする。いたずらしているような気分になる。それがものすごく好きだ。

トーストに明太マヨをのせてたべる。た

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静謐な水辺

23時27分。

男が腕のなかで眠っている。ホテルのベッドは広くてきもちがいい。知らないジャズがちいさいヴォリュウムで流れおり、暖房が効いた空間は快適だ。

今日は記念日の祝いで、男と夕方から飲みにでかけた。家族でやっている海鮮がメインの居酒屋で、常連客が多い下町の店だ。最初はビールで乾杯。そのあと日本酒であん肝や白子ポン酢、ぶりしゃぶ鍋と舞茸の天ぷらをつつく。カウンターの下で、ときどき手をつなぎ

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ドロップ缶を蹴っ飛ばす、青灰色の街

6時19分。

歯みがきをしている。一定のリズムで。
今日は午後にあたらしく住む家の内見へ行ってきた。2DK6万5千円。バストイレ別。古いマンションだけど、造りは鉄骨だし独立洗面台もあって、かなり条件がいい。3階なので、窓から街が見わたせる。再来週あたりに引越しだ。

21時30分、出勤。店は暇だったが、だらだらと来店が続いてけっきょく3時まで開けていた。かなり疲れていたけど、家の下に着いたあたり

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ミスタードーナツ8808号で遠くまで連れてって

22時25分。

ティッシュ配り。ヘルプで他店舗にまできてティッシュ配りをしております。焦げた肌色をしたイカつめのお兄さんに渡したら、あっさりもらってくれた。ローカル電車が走りだす。田舎だと風情があるけど、東京だとなんだか地味だ。

他の女の子たちは客のあれこれや、パパ活したいよねなんてことばかり話している。食事で2万くらいでいいよね。わかる。でも食事だけなんて、そんな都合のいい話はありえなかった

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ポケットの中の小さなお話

4時28分。
布団でまるくなっている。肩と腕がつめたい。冷えこんだ空気が家のなかに流れている。明日(正しくは今日)で11月も終わってしまう。いつもiPhoneのメモに書くスピードでnoteに文字を打つ。べつにやることは大して変わってない。いつもどおり。

店は暇だった。ほとんどティッシュ配りで外にいた。まあ、ティッシュ配りと称したおさぼりタイムです。駅前に立っているのは楽しい。今日はフォロワのツイ

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