深夜の食事

3時57分。

男は今、明太子を焼いている。
バイトがおわり帰る連絡をすると、おなかすいてる?と返ってきた。んーすこし。じゃあ夜食にしようか。

私たちはよく深夜に食事する。この間なんか私がいきなりハンバーグのきもちになってしまい、深夜2時につくって食べた。こう、思い立ってからの食事ってわくわくする。いたずらしているような気分になる。それがものすごく好きだ。

トーストに明太マヨをのせてたべる。たっぷりぬったバターと明太マヨの濃い味が口いっぱいに広がる。男は焼いた明太子をそのまま白米と一緒に食べている。各々が各々の好きな食べ方で愉しむ。ロティサリチキンで出汁をとった温かいスープも飲んだ。こころもからだも満たされる。

今夜はゆっくり眠れそうだ。

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