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#感想
三島由紀夫の瞳に飲み込まれる
三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 感想三島由紀夫の瞳に、僕はスクリーン越しにも関わらず飲まれてしまった。それほど、三島の瞳は熱く、輝いていた。
「何かをしなくてはならない」
映画館から出た僕はそのような類の焦燥感に苛まれている。60年代を戦い抜いた大学生、そして今を生きる僕、生きている時代は全く違うゆえに単純な比較はできない。しかし、少なくともスクリーン上に映された当時の大学生の姿
映画 名もなき生涯 感想(約2000字)
「正しさ」とは、誰が保証するものであるか。
自分が「正しい」と考えてやったことであっても、自分とは違う「正しい」を持つ人から見れば「正しくない」に分類されることはよくある。
悪役を倒す正義のヒーローだって、その悪役の世界からすれば自分たちの仲間を攻撃する「悪」になる。
つまり、「正しさ」、「正義」というのは見る角度によって往々にして変化するものなのである。だから、「絶対悪」もなければ、
パラサイト〜半地下の家族〜
怖かった。
何が怖かったかといえば、半地下の住人と富裕層が対照的な存在に思えなかったことだ。
半地下の家族の先行きの見えない世界。
「無計画、ノープラン」という言葉には、持たざる者が夢を見たところでその夢は叶うどころか、悪夢を見せられるということを表現していたのではないか。
かと言って、幸せな生活を送っているように見える富裕層の家族を僕が羨ましいと思って見ていたか、と問われれば一切そう思