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#クラシック音楽
オーケストラの録り方
壮大な表題をつけてしまいました。あくまで一例ということで、「クレド交響楽団」さんを引き合いに、「オーケストラの録り方」をざっくりお話しします。
こういうことは「社外秘」であったり「お家芸」であったりするので公表する人も少ないと思うのですが、音楽はもちろん録音もまた趣味として楽しいものなので、趣味を深めていただくキッカケになればという思いもあって、(YouTube等でも)ノウハウをたびたび公開して
ステージマネージャーさんとの関係
NewsPicks への投稿を転載します。
仕事であちこちのホールに出かけると、ステージマネージャー(以下、ステマネ)さんも十人十色。どのホール、どのオーケストラにもある程度通ずる “ルール” があるが、ステマネさんそれぞれに “独自ルール” が存在する。
私も仕事だから、ステージ上にマイクロフォン(スタンド)を置かなくてはならないしマイクケーブルも這わせる。しかし、このケーブルが指揮者の動線
マイクロフォン6本で、オーケストラを録る
メインのマイクロフォンが2本、
Vn, Va, Vc(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)のあたりに2本、
木管楽器群のあたりに2本。
すべて無指向性。
計6本でオーケストラを録ったときに感じたことのメモ。●ワンポイント(メインのマイクロフォンだけ)でも破綻はしない。
●木管楽器群のマイクロフォンに、金管が時に過剰に飛び込んでくる。音楽バランスが崩れないよう、曲に合わせたフェーダー操作が忙し
マスクに“正装”はあるのか?
コンサートホールで裏方をやっている知人が、関係者からこう言われたらしい。
「舞台上では、白いマスクでお願いします」
知人は黒いマスクを着用していたのだが、よく見ると周りは白いマスクだらけ。
……そりゃ仕方ないなと思ったが、はて、それはいつのまに出来たルールなんだろう。
ネクタイの色は統一してしないのに、マスクは統一?
そういえば、冠婚葬祭の席ではどうしたら良いの?
コロナ禍以前、マスク
わたしの “お品書き”
ホームページには通り一遍のことが載ってますが、note にはもう少し掘り下げて「何ができるの?」「どんなことが好きなの?」を自己紹介がてら記しておきますね。
1.主軸は「オーケストラや室内楽の録音」キャリアをスタートしたのはスタジオだったのですが、とあるCDの録音に衝撃を受けて、そのレコーディング・エンジニア(バランス・エンジニア)に弟子入りしたんです。サイトウ・キネン・フェスティバル(現:セイ
オーケストラ における フィジカル・ディスタンシング
物理的距離の意で「フィジカル・ディスタンシング」としましたが、いわゆる「ソーシャル・ディスタンス(ディスタンシング)」が、オーケストラ公演でも意識されています。飛沫距離云々は他の記事に譲るとして、フィジカル・ディスタンシングの【効能・効用】【メリット】を意識したことはありますか?
オーケストラの “配置” は、その歴史とともに型が決まってきて、奏者間を1.5m 空けるなどやはり異常なことなのです