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#文披31題(未完)|140字小説
#文披31題で書いた 、すこしふしぎで、すこしさみしい連作。未完。 Day1『傘』 世界中で雨がふって大地にしみていつか海にかえってまた空にのぼるのなら、この世から消えて…
140字小説まとめ7(ときどき300字)
#深夜の真剣140字60分一本勝負 お題①投げる②バニラビーンズ③終点 #深夜の真剣140字60分一本勝負 お題①帰郷②ドライヤー③飽食 #深夜の真剣140字60分一本勝負 お題①…
七月の宝石箱|140字小説
#文披31題 で綴った140字小説のまとめ。 サブテーマは『宝石(鉱石)』でした。 Day1「黄昏」 神様が黄昏色のドロップを舐めて、流れた涙が琥珀になった。古代の葉を飲み…
#文披31題(未完)|140字小説
#文披31題で書いた 、すこしふしぎで、すこしさみしい連作。未完。
Day1『傘』
世界中で雨がふって大地にしみていつか海にかえってまた空にのぼるのなら、この世から消えてなくなれる水がないのならいつまでも涙は枯れなくて、僕の傘をうつ雨もたぶんだれかの涙です。ひとつぶか、ふたつぶか。これからそういうはなしをしようと思う。傘からこぼれたひとしずくのようなおはなしを。
Day2『透明』
最終戦争で人間
300字小説『ほんのひとり語り』
私は待つことが得意な性質である。扉を閉じて黙することを苦と思わない生まれである。さりとて一度扉が開かれたならば弁が止まらず、語り続け謳い上げ滔々と誦じ説を述べ、一気呵成に相手を引き込むことを至上の喜びとするのである。
故郷を離れて久しく、愛でられ捨てられ拾われているうちにこの店に流れ着いた。苦ではない。私はそういう存在である。ただ少しばかり疲れたので、この肌にやたらと誰ぞの手が触れるのも、身の
140字小説まとめ7(ときどき300字)
#深夜の真剣140字60分一本勝負
お題①投げる②バニラビーンズ③終点
#深夜の真剣140字60分一本勝負
お題①帰郷②ドライヤー③飽食
#深夜の真剣140字60分一本勝負
お題①日記帳②宿雨③ひらく