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茅葺きのお話

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神戸の里山にはたくさんの茅葺き民家が残っています。 どうして茅葺き屋根を残したのか。色々な人にお話を聞いてみました。
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記事一覧

どうして茅葺きを残したの?①畠田さん

どうして茅葺きを残したの?①畠田さん

茅葺きにまつわるおはなし

神戸には日本で一番茅葺きが残っているって知っていましたか?
茅葺きのイメージって「文化財」とか「観光地」みたいなイメージがありますが
まだ人の家として使われている茅葺き屋根が、神戸にはたくさんあります。

もちろん、私の担当エリアである「山田町」も茅葺き屋根の家にお住まいの方がたくさんいます。
どんな思いで、茅葺き屋根を残しているのか、今までとこれからの話を、聞かせても

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どうして茅葺きを残したの?②田中さん

どうして茅葺きを残したの?②田中さん

茅葺きのお話シリーズ第2段こんにちは。
茅葺き屋根の住人の方にインタビューする「なぜ茅葺きを残したの?」のコーナーです。
今回は第2弾、山田にお住まいの田中さんにお話を聞きました。

江戸時代からの家?田中さんのおうちがいつからのものか、正確にはわからないそうです。
屋根裏から書類が出てきたものから、江戸時代くらいではないか、と言われているそう。
書類は、お寺のもので、元禄のものの可能性があるらし

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どうして茅葺きを残したの?③箱木さん

どうして茅葺きを残したの?③箱木さん

茅葺きのお話シリーズ第3段

こんにちは。
茅葺き屋根の住人の方にインタビューする「なぜ茅葺きを残したの?」のコーナーです。

今回は第3弾、国指定の文化財にも指定されている、箱木千年家をお持ちの箱木さんにお話を聞きました。

日本最古の民家「箱木千年家」

箱木千年家は、現存する民家建造物の中では日本最古のものと言われています。
文化財の指定を受けたのは、昭和42年。
そして、昭和52年まで実際

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どうして茅葺きを残したの?④橋本さん

どうして茅葺きを残したの?④橋本さん

茅葺きのお話シリーズ第4段

こんにちは。
茅葺き屋根の住人の方にインタビューする「なぜ茅葺きを残したの?」のコーナーです。
今回は第4弾、トタンの被った屋根をお持ちの橋本さんにお話を聞きました。

文字が読めない先祖からのお墓

橋本さんの家、今はリフォームしてとてもきれいなお家です。
しかし、どのくらい古いものなのか、はっきりとはわからないそうです。

大体は家の古さは、お墓に行ったらわかるそ

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どうして茅葺きを残したの?⑤岩野さん

どうして茅葺きを残したの?⑤岩野さん

茅葺きのお話シリーズ第5段こんにちは。
茅葺き屋根の住人の方にインタビューを行う「なぜ茅葺きを残したの?」のコーナーです。
今回は第5弾、山田を飛び出してお隣の淡河町に住んでいる岩野さんにお話を聞きました。

戦争中にたった家

岩野さんの家が建ったのは、戦時中の昭和18年。
その前、家がどうだったのかは、生まれてないから知らないそうです。
戦時中になぜ家を建てたのか、どうしてそのタイミングなのか

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どうして茅葺きを残したの?⑥桾さん

どうして茅葺きを残したの?⑥桾さん

茅葺きのお話シリーズ第6段こんにちは。
茅葺き屋根の住人の方にインタビューを行う「なぜ茅葺きを残したの?」のコーナーです。
今回は第6弾、トタン茅葺きをお持ちの桾(くぬぎ)さんにお話を聞きました。

いつからのものかわからない…

くぬぎさんのおうちもとっても古いようで、97歳の親に聞いてもわからないそう。
100年は経ってるけど、200年か300年かはわからないとのことでした。

橋本さんのお話

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どうして茅葺きを残したの?⑦十場さん

どうして茅葺きを残したの?⑦十場さん

茅葺きのお話シリーズ第7段こんにちは。
茅葺き屋根の住人の方にインタビューを行う「なぜ茅葺きを残したの?」のコーナーです。
今回は第7弾、淡河に住んでいる十場さんにお話を聞きました。

戦後の建物

元々、現在の家は十場さんのお父様が40年前に移住。
その時にこの茅葺きの家を購入したそう。

その時の所有者さんからの話では、この家は戦後に建てられたもので、間取りは現在のもの、築年数は73年くらいと

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どうして茅葺きを残したの?⑧大前さん

どうして茅葺きを残したの?⑧大前さん

茅葺きのお話シリーズ第8段こんにちは。
茅葺き屋根の住人の方にインタビューを行う「なぜ茅葺きを残したの?」のコーナーです。
今回は第8弾、文化財登録されている屋根をお持ちの大前さんにお話を聞きました。

200年代の家?室町時代からの家??

大前さんは母家と納屋のふたつの茅葺き屋根の建物をお持ちです。
文化財に登録されているものの、現在は使用せず、隣の瓦屋根の家にお住まいです。
このお家は、一体

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