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読書メモ:「世界一流エンジニアの思考法」
どんな内容?コンサルティングやプロジェクトマネジメントを中心に活動していた方が昔から夢であったプログラミングをやりたくて外資系の企業に入って、実際に海外の人たちと接する中で得た思考の違いの気づきをまとめた本です。
このメモについて私はテストに携わっているのでプログラムをしているとは異なるのですが、テストに置き換えながら本を読みました。その時の自分自身の気づきをつづっています。
実際、自分自身があ
管理とは?良い管理、悪い管理とは?
はじめに
管理って何?良い管理と悪い管理の違いって何?って聞かれたときに回答したことをメモ代わりに。
何か改めて文献を探りながら書いていないのでその点はご容赦ください。
管理とは?
一言でいうと「目的を達成するためにモニタリングして、コントロールすることである」です。
ですので管理をするには管理対象の目的が必須となります。
目的があるからモニタリングとコントロールができる、つまり管理できるっ
テストプロジェクトでプロダクトやテストの品質の良し悪しを判断するための目安を「基準」「標準」「水準」「指標」のどの言葉にするといいのか
はじめに
テストプロジェクトの運営において、プロダクトの品質状況やテストの品質状況を測りたい場合があります。むしろ常に測りたい。
その場合にメトリクスを使いたいのですが、その場合に、測定した結果がプロダクトの品質やテストの品質が良いかどうかを判断するための目安となるもの(これ以降はこれを便宜上「値」という表現をします)を次のいずれで表現するのかいいかを調査したのでそのメモを記載します。
多分にぼ
テストケースの”事後条件”って何のためにあるのか
JSTQBで定義されている「事後条件」について、私自身の解釈が違っていたのでメモを。
これまでの自分自身がテストをしてきた経験で、テスト実行したときには不具合が出ていなかったのに、テスト実行したその後の状態で不具合が発生することがままありました。
例えば、複合的なテストにおいて、ある機能(A)とある機能(B)をぶつけるテストをしたときに、ぶつけたときはちゃんと優先順位が考慮されていて問題なかった
「因子・水準」をやめて「カバレッジ項目」を使い始めた
因子・水準ってなに?因子・水準という言葉がテスト設計界隈で使われ始めたのはHAYST法からだと認識しています。HAYST法では実験計画法が使われていて、つまりは直交表を使うために因子・水準が使われていると認識しています(間違っていたらごめんなさい)。
で、この因子・水準は実験計画法における何らかの要因となり得るものが「因子」でそれを測るための基準をもつものが「水準」であるといった意味で使われている
テストタイプとテスト設計技法の違い (ついでにテストレベルも)
テストタイプとテスト設計技法って同じように見えてしまうことがあるのでその違いについて明確にしてみました。私が自分で理解しやすい表現をしているので必ずしも正しいとは言えないかもしれませんが、その点はご了承ください。
結論テストタイプ:ある目的を元にグルーピングしたテストの集合体
テスト設計技法:テストケースを導出する過程で使われる技法のこと
(テストレベル:テストの経験値を積み重ねて一皮むけた状態
接続性と互換性、相互運用性の違い
「これって接続性テスト?それとも互換性テスト?」と聞かれてちゃんとした違いについて即答できなかったのでこの機会に調べてみました。調べていくうちに「相互運用性」という用語も出てきたので合わせて調べています。
※調べたのは「xxテスト」ではなく「xx性」になります
結論早速ですが、結論です。これは私が理解しやすいように解釈しているのでこの定義の正確性は保証しませんのであらかじめご了承ください。
接
方針を掲げる資料に「成果と反省」を書く違和感
私の所属している会社では方針を掲げる資料(年間計画)に先期の成果と反省を書くことが多いようです。ただ、方針を掲げる資料に成果と反省を書くことにすごく違和感を覚えます。というのも自分自身が資料を作るときには成果と反省を書かないからです。で、何で違和感を感じるのかってのを考えてみました。
1.一年単位で評価をしている違和感を感じる1つ目の理由としては、成果と反省ってどちらも先期の終了時点で取り組んで
テストマトリクスを使う時の注意点
テストマトリクス(どのマトリクスでもいいのですが、ここではわかりやすいように機能xテストタイプ(テスト観点)とします)は、私は個人的に使わないんですよね。
ソフトウェアテストをやり始めた頃はマトリクスで作ると変な安心感があって使っていたのですが、やればやるほど使いづらくなってきました。なのでVSTepでいうNGTなどを好んで使うようになってきました。
使いづらいと思うのは以下の点です。
・交差す
失敗から学べるのか?
仕事をやっていると少なからずトラブルが発生します。そんな時、風潮として「振り返り」をやることが多いです。振り返りといいつつも実態は反省会のようなもので、一応、なぜなぜ分析のような手法を使ってやっているようですが、その中身は全然、本質に迫れていないものが多いです。
そもそもこのような形で何かしらの失敗に対して原因分析して今後のアクションにつなげていくようなことは効果があるのでしょうか。
効果がない
「研修を受けても役に立たない」という発言について
部門の教育担当の役割も担っている私が何らかの研修を企画するたびに「研修を受けても役に立たない」という発言があります。
これ、そのいいっぷりから私は「研修には意味がない」と受け取っていたのですが、この発言の意図についてよくよく話を深掘りしていくとどうも「研修だけをやっても役に立たない」という意味だということがわかってきました。
もちろん研修を受けた”だけ”では何の役にも立たなくて、研修で得た知識を
「ソフトウェア品質を高める開発者テスト」を読んで
著者著者はあの「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト」でお馴染みの高橋寿一さんです。ソフトウェアテストに携わっているほとんどの人は知っている方なのではないかと思います。この方はMicrosoft、SAP、ソニーというそれぞれPC、エンタープライズ、組み込み製品のドメインの中の大企業に勤められていました。そういった意味でも書いてある内容に説得力があると思います。単に私が権威に弱いだけなのかもしれません
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