消去法を使って、パンツについて考えよう!!|クリエイターのための「消去法」入門(1)
テーマ発表!!
三葉 私、「消去法」が好きなんですよ!
嘉村 ……ん?
三葉 普段何気なく使っている消去法ですが……。
嘉村 ええ。
三葉 マンガやら小説やらのここぞというシーンで活用すると、大きなパワーを発揮するんですよ!
嘉村 ほぉ。
三葉 ということで今回のテーマは……「クリエイターのための『消去法』入門」!!消去法のクールな使い方をご紹介します。
嘉村 これは必見ですね!
三葉 クリエイターの方が消去法を使いこなす際のヒントになれば幸いです。
No.01
三葉 まずは、シンプルなところからまいりましょう。
嘉村 はい。
三葉 さて、フィクションには様々なジャンルがありますが……その中で、消去法が最も多用されているのはどのジャンルかわかりますか?
嘉村 うーむ……。
三葉 正解は、「ミステリ・推理もの」!
嘉村 ほぉ。
三葉 「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」を思い浮かべていただくとわかりやすいかと思いますが……。
三葉 事件発生!数人の容疑者が浮かび上がる。探偵は彼らの話を聞き、証拠を集め、考え得る様々な「可能性」(A氏が犯人?B氏が犯人?A氏とB氏の共犯?)を1つずつ潰していく。そして最後に残ったものこそが真実です。……「可能性を1つずつ潰していく」。これぞ消去法!
嘉村 なるほど。
三葉 シャーロック・ホームズの以下の名セリフをご存知の方もいらっしゃるかと思います。
三葉 ホームズのこの言葉、消去法そのものですよね。
嘉村 確かに。
三葉 「ミステリ・推理もの」というジャンルが、いかに消去法と相性がいいかおわかりいただけたかと思います。
No.02
三葉 とはいえ、消去法は「ミステリ・推理もの」でしか使えぬものではありません。ここからは、ジャンルを問わず使える「消去法テクニック」をご紹介してまいりましょう。
嘉村 承知しました。
三葉 まずは……消去法の基礎知識その1。「消去法を使うキャラは賢そうに見える」の巻!
嘉村 ほぉ!
三葉 例えば、こんな具合ですね。
三葉 マンガに登場する有能キャラ、例えば「DEATHNOTE」の夜神月やLが典型例ですが……。
三葉 彼らのモノローグには、しばしば消去法が使われています。
嘉村 あー、確かにそうかも。
三葉 なぜか?ズバリ、賢そうに見えるからですよね。
嘉村 ふむ。
三葉 消去法を使えば、特別難しい言葉や、難解な言い回しを使わなくても、十分知的なキャラに見えるようになります。したがって、読者・視聴者に「このキャラは有能だぜ!」とアピールしたい時には、とりあえず「消去法的なモノローグをブッ込むのはどうだろう?」と検討するのがオススメです。
No.03
三葉 上述の通り「消去法を使うと賢そうに見える」……のですが、これを逆手に取って、愉快なシーンを作ることも可能です。
嘉村 ほぉ。
三葉 例えば……こんな具合!
嘉村 やっていることはホームズやコナンと同じ消去法ですが、その中身がひどい……。
三葉 そうなんですよ!そこですよ、そこ!
嘉村 どこです?
三葉 つまり、「賢そうに見える『消去法』で、しょうもないテーマ・くだらない話題を論じる」……このギャップ!ここに笑いが生まれると言えるでしょう。
嘉村 あー、なるほど。
三葉 もしこれがマンガなら……「監獄学園」のガクトや、「アフロ田中」シリーズの田中のようなキャラが、極めて真剣に悩むわけですよ。腕組みなんてしちゃってね。「はて、オレは彼女のどこが好きなんだろう?」。
嘉村 ふむふむ。
三葉 そして真面目な顔でアレコレ考えを巡らし、可能性を1つずつ潰していく。「優しいところか?……いや、違うな」。
嘉村 ふむ。
三葉 そして最後に……彼は衝撃を受ける「オレは!彼女の!!体に惚れているのだ!!!」。自らの情けなさに気づき、「結局性欲かよ」と落ち込む。……とまぁ、そんな具合ですね。
No.04
三葉 「賢そうに見える『消去法』で、しょうもないテーマ・くだらない話題を論じる」の例を、もう1つご覧いただきましょう。……こちら!
三葉 消去法を用いてパンチラについて真剣に考える……このギャップ!最高ですね!
続きはこちら!!
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(担当:三葉)
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