ユウヤ

元 塾講師で教室長です 現在は鉄鋼関係企業の営業 007が大好き 2児の父

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元 塾講師で教室長です 現在は鉄鋼関係企業の営業 007が大好き 2児の父

記事一覧

青春の瞬間2

近畿大会は力の差を見せつけられた。 当然だ。僕は1年前は無名の勝ちなしの人間。一生懸命やってきていたが、全国に楽々出るような人間たちに比べれば、僕の努力なんて努力…

ユウヤ
7か月前

青春の瞬間1

僕の夏は2003年6月に終わった。 夢のインターハイに届かず、不完全燃焼だった。 京都府大会の2日目、個人戦の初戦(シードのため2回戦)、真っ青な空のもと、ペアの打ったボ…

ユウヤ
7か月前

パワハラ

僕は今、パワハラを受けている。 なぜ始まったかはわからない。 単純に僕を気にくわないのだろう。 今までは受け流して気にしないようにできたが、昨日はついに心が負けて…

ユウヤ
2年前
1

生きる1

僕が生きていることに意味はあるのだろうか。 何のために産まれてきたのか? 中学生くらいから考えるようになった。 確かに毎日楽しい。 しかし、何か足りない。満たされ…

ユウヤ
3年前

迷うとき

自分が何をしたいのか、どうしたいのか、わからなくなってきた。 幸せの基準は人によって違う。 他人と比べるなと世の中では言われるが、比べてしまう。 色んな情報を入れ…

ユウヤ
3年前

無力さを知る

もうすぐ転職をする。 塾講師が嫌になったわけではない。単に上の考え方とにズレが生じただけである。 この仕事は本当に楽しい。 しかし、サラリーマンである以上、雇われ…

ユウヤ
3年前

教育業界の給与

教育業界の給与は低い。とくに民間は。 教育に携わる仕事がしたいと、志を抱いて教育業界に就職するも、あまり薄給で辞める人間が多い。 これでは、教育を良くしたいと思っ…

ユウヤ
3年前
2

余計なことを言う

「わしが使いたいと思うから使う。お前は勝つことだけ考えろ」 私が恩師から言われ、ずっと胸に留めていた言葉。 今の時代とは違い、今でいえばパワハラ、暴言が当たり前…

ユウヤ
3年前

〇〇ハラ

今朝の情報番組で、フキハラというものの特集が組まれていた。 ある主婦の方が自分の夫についてSNSでつぶやいていたことが発端で話題になっているそう。 フキハラとは不機…

ユウヤ
3年前

伝説の教師

2000年、私が中学3年生の頃にやっていたドラマ。 久々に見返したが、今の時代でも十分通じる。 いや、若い子たちが人間味を失ないつつある現代でこそ見て欲しいと思う。 …

ユウヤ
3年前

先生だって人間

この職業をやっていると完璧な人間、または子供の頃から優等生と思われがちだ。 しかし、そんなことはない。先生という職業に就いているだけで、他の人と何ら変わらない人…

ユウヤ
3年前

生きるとは

たまに、ふと思うことがある。 自分は何をしているのだろう。と。 やりたいことを仕事にできていたり、とくに何かに困っているわけではない。 しかし、なぜか満たされてい…

ユウヤ
3年前

夏の恋(終)

花火をし終わって、缶コーヒーを飲みながらゆっくりしていた。 「あの、やっぱり好きです。付き合ってもらえませんか?」 自然と口走っていた。 「・・・」 しばらく無言…

ユウヤ
3年前

夏の恋15

思い切って「今、何してます?」 メールを送ってみた。 アドレス不明で返ってくることもない。 アドレスは変えてないみたいだ。 「青春を謳歌してるよ。ルーキーくんは?…

ユウヤ
3年前
1

最近思うこと

他人と自分を比べる 無駄とわかってはいてもしてしまう 無情と不条理の狭間で心が揺れる いつの時代からか上流と下流の見分けはつかなくなった しかし格差は誰しもが感じな…

ユウヤ
3年前

夏の恋14

大学での生活が始まり、毎日、テニスと勉強に追われていた。 堀井さんのことは頭によぎらなくなっていた。 しかし、恋をしたいという漠然とした思いはあったが、誰かを好き…

ユウヤ
3年前

青春の瞬間2

近畿大会は力の差を見せつけられた。
当然だ。僕は1年前は無名の勝ちなしの人間。一生懸命やってきていたが、全国に楽々出るような人間たちに比べれば、僕の努力なんて努力にならない。それを知ることが出来た良い機会だった。
あと1つ、会場外の練習会場で流れていた、ある曲が頭から離れない。猛暑のなかでの練習で、テンションを上げてくれたことか。
そんな思い出しかないくらい、近畿大会は一瞬だった。

青春の瞬間1

僕の夏は2003年6月に終わった。
夢のインターハイに届かず、不完全燃焼だった。
京都府大会の2日目、個人戦の初戦(シードのため2回戦)、真っ青な空のもと、ペアの打ったボールが白帯に弾かれ、ゲームカウント2-3、ポイント2-3で幕をおろした。

3年前の中学の最後の地区大会は僕の打ったレシーブがネットを揺らした。
よく似たシーンだった。

僕は中学からソフトテニスを始めた。
ソフトテニスの魅力に魅

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パワハラ

僕は今、パワハラを受けている。
なぜ始まったかはわからない。
単純に僕を気にくわないのだろう。
今までは受け流して気にしないようにできたが、昨日はついに心が負けてしまった。
相談した職場の皆さんのおかげで、なんとか落ち着けたが、人格否定までされてはなかなかキツい。
録音などできていないから、ここにメモしておく。

パワハラ上司(以下パ)「お前、一回言うだけじゃわかんねぇんだな」

私「はい?すみま

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生きる1

僕が生きていることに意味はあるのだろうか。
何のために産まれてきたのか?
中学生くらいから考えるようになった。

確かに毎日楽しい。
しかし、何か足りない。満たされていない。
その何かは、なにかわからない。
わかっても何も変わらないだろう。
いや、もっとつまらなくなるだろう。
欲しかったものは手に入れた途端に色褪せる。
「白い巨塔」に出てくる台詞の通りになる。

そうわかってはいても、何かがなんな

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迷うとき

自分が何をしたいのか、どうしたいのか、わからなくなってきた。
幸せの基準は人によって違う。
他人と比べるなと世の中では言われるが、比べてしまう。
色んな情報を入れないように、耳をふさいでも入ってくる。
自分が自分であることの難しさ。
人生という果てのない旅にゴールを求めては、また止めて。
こんな繰り返しが人生ならば、いっそのこと。
そんな思いさえ浮かんでくる。
そして浮かんでは消える。
どこへ進む

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無力さを知る

もうすぐ転職をする。
塾講師が嫌になったわけではない。単に上の考え方とにズレが生じただけである。
この仕事は本当に楽しい。
しかし、サラリーマンである以上、雇われている以上、上のやり方に従わざるを得ない。

自分のやりたい教育がこのままでは突き通せないと思ったから辞める。
でも、業界から離れたくないため、違った形で教育業界にいることを選んだ。

それを好意にしてくださっている保護者だけには伝えた。

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教育業界の給与

教育業界の給与は低い。とくに民間は。
教育に携わる仕事がしたいと、志を抱いて教育業界に就職するも、あまり薄給で辞める人間が多い。
これでは、教育を良くしたいと思っても、志半ばで諦めてしまうのが現実だ。

学校教育はとっくに崩壊している。
保護者や子供の顔色を伺ってばかりで、まともな教育ができなくなっていると感じる。
日本はどこへ向かっているのだろうか。
勉強だけが教育ではないと、私は思っている。

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余計なことを言う

「わしが使いたいと思うから使う。お前は勝つことだけ考えろ」

私が恩師から言われ、ずっと胸に留めていた言葉。

今の時代とは違い、今でいえばパワハラ、暴言が当たり前の時代、私は部活でソフトテニスに明け暮れていました。

テニスが好きで、テニスしかしたいことがなかったので、地元の強豪校に進学しました。

私は無名選手で、聞かん坊でした。

そんな私に恩師である監督は入学前の合宿で冒頭の言葉を言い、レ

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〇〇ハラ

今朝の情報番組で、フキハラというものの特集が組まれていた。
ある主婦の方が自分の夫についてSNSでつぶやいていたことが発端で話題になっているそう。

フキハラとは不機嫌ハラスメントとのこと。
くだらない。
この不機嫌ハラスメントのことを批判したいわけではありません。
なんでもかんでも、〇〇ハラスメントという言葉でくくり、人間が生きづらくなっている世の中の窮屈さが我慢ならない。

そりゃ、みんなが思

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伝説の教師

2000年、私が中学3年生の頃にやっていたドラマ。
久々に見返したが、今の時代でも十分通じる。
いや、若い子たちが人間味を失ないつつある現代でこそ見て欲しいと思う。

当時は今ほど快適ではない速度ではあったが、インターネットが普及し初め、携帯電話も高校生から持ち出すような現代の当たり前が始まり出した変革期であった。
そんな世の中に対して、とても古風ではあるが真意をついたやり方で、問題を解決していく

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先生だって人間

この職業をやっていると完璧な人間、または子供の頃から優等生と思われがちだ。
しかし、そんなことはない。先生という職業に就いているだけで、他の人と何ら変わらない人間である。
先生や警察官に医師など、人に指導する立場の人には、ハロー効果が働き、勝手に良い人のレッテルを貼られる。
ある一面だけを見て、優秀だと決めつけるのだ。
人間だから、誰にでも裏はあるし、過去や抱えているものがある。
私はそういった裏

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生きるとは

たまに、ふと思うことがある。
自分は何をしているのだろう。と。
やりたいことを仕事にできていたり、とくに何かに困っているわけではない。
しかし、なぜか満たされていない。そんなことを思うことがある。
人生とは。生きるとは。
誰にとっても永遠のテーマであろうが、我に返り考える。いや、頭の中を巡って離れないときがある。

他人の年収を気にしても意味がないし、そんなもので人の価値は決まらない。といった綺麗

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夏の恋(終)

花火をし終わって、缶コーヒーを飲みながらゆっくりしていた。
「あの、やっぱり好きです。付き合ってもらえませんか?」
自然と口走っていた。

「・・・」
しばらく無言が続いた。3分ほどだったろうか。僕には15分くらいに感じていた。

「ごめん。やっぱりルーキーくんとは終わりが来る関係は嫌なんよ。だから付き合うことはできない。」

僕の頭では理解できない言葉が返ってきた。
「終わりが来る関係・・・」

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夏の恋15

思い切って「今、何してます?」
メールを送ってみた。
アドレス不明で返ってくることもない。
アドレスは変えてないみたいだ。

「青春を謳歌してるよ。ルーキーくんは?」
意外にもすぐ返信が来た。
「今、帰省してるんです。」と返信したら、私もだよ!と返って来た。

「会えませんか?舞鶴行きますよ」
「いいよ。じゃあ明日は?」

僕は次の日、親に買い与えてもらっていた車を走らせた。
待ち合わせの場所に3

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最近思うこと

他人と自分を比べる
無駄とわかってはいてもしてしまう
無情と不条理の狭間で心が揺れる
いつの時代からか上流と下流の見分けはつかなくなった
しかし格差は誰しもが感じながら生活をするという矛盾も起きている
努力が報われるのは過去の産物にもなっている
誰もが楽に生きること
強いて言えば、求めずに、そして諦めて生きることが当たり前になっている
要因は色々あるだろうが、個人的には悲しい時代になったとも思う

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夏の恋14

大学での生活が始まり、毎日、テニスと勉強に追われていた。
堀井さんのことは頭によぎらなくなっていた。
しかし、恋をしたいという漠然とした思いはあったが、誰かを好きになることはなかった。
いや、なかったといえば嘘になるか。
あったはあったが、心のどこかで堀井さんと比べていたのか、好きかどうかわからない。まあ、あの子かわいいな。という感じで大学の女の子たちを見ていた。
男子校出身のため、講義室やどこに

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