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発達に凸凹があり、愛着も形成されていない子どもがいるクラスに、T2で入ったらどうすればいいのか?

 最近の学校では支援教育が進んできているので、2人目の先生が支援(補助)で教室に入ることが増えてきています。どんな方々が入っているのでしょう。
  ・少人数加配という名目で、ベテランの先生が算数や1年生に。
  ・支援学級の先生が、支援学級在籍の子どもに付き添って。
  ・学習支援という名前で、地域のボランティアの人が。
  ・障害児加配で、当該の子どもに張り付いているアルバイト。
  ・家庭サポーターが、不登校気味の子どもに寄り添って。
  ・荒れているクラスに、学校の配慮で加配の先生が。
  ・新任指導教諭が、新人のクラスの指導のために。

 ちょっと考えて思いつくだけでも、これだけあります。学級の担任を「T1」と呼ぶのに対して、この支援する人は「T2」と呼びます。T2の多くの方は、教科教育も、学級経営も、障害児教育も、発達も知らない素人の人であることが多いです。元々学校の先生でも、発達については知らない人がいっぱいいます。
 その上、実は「T2として」の入り方の理論、知識、スキルも必要なのです。教育についても発達についてもTについても知らないで、自分の思い込みだけで行動されると、支援どころか、返ってT1の邪魔になるだけです。T1の指導の妨げになるのです。

T2に入り方がある=理論

 今回は、その「T2が教室で支援する方法」について書いていきます。かなり特殊な記事ですが、先生や支援学級の先生、地域支援者、読みようによっては保護者の方に、参考になると思います。
 使うスキルは、発達に凸凹がある子どもに使う「想像」「共感」「覚えて」「すみません」の4つです。そのことについて書いた記事を、第1回目に再掲載します。
 第2回目には、愛着が形成されていない子どもと、学校で愛着を形成していくための5つのスキルを解説します。

 その後「発達の凸凹があり、愛着も形成されていない子どもがいるクラスにT2で入ったら、どうすればいいのか?」を書いていきます。
 書き方は、前回と同じようにモデルを使って、先生と子どもの会話で書いていこうと思います。「本質は、細部に宿る」からです。



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