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Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル    1 家庭での学習準備 その10

4️⃣ ランドセルへ、教科書、ノート、ふでばこなどをきちんと詰め込むことができる 【育て方】

 「ある一定の枠の中に、ものをきっちりと収めるスキル」を家庭で育てるためには、型はめジグソーパズルに取り組むといいでしょう。楽しくやりながら、スキルが育っていきます。その他、遊んだおもちゃを片付けるときにも育ちます。

 初めに取り組むには、型はめがいいでしょう。勝手にやらせておいても熱中します。でも、なかにはすぐ諦める子もいますので、そういうときは親も一緒に遊んであげましょう。形を何かにかに例えて覚えさせると、言葉が支えになって上手になったりします。 例えば

   ➪星   ○➪お金  ◇➪ダイヤ

 興味がわかない子どもは、親と時間競争するのが効果的です。勝ちたい一心で、熱中します。お勧めを一つ紹介します。

 ジグソーパズルは、4ピース位の簡単なものから始めましょう。20ピース位まででいいでしょう。パズルを選ぶときに、子どもと「やりとり」して、図柄を決めさせてあげましょう。モチベーションが上がります。
 子どもの書いた絵をダンボールに貼って、それをバラバラに切って自作してみても面白いです。

 初めは、完成図をみながらやらせます。慣れてきたら、何も見ないでやるようにもっていきましょう。「ちょと、難しくしようか?」という声かけが効果的です。凸凹タイプの子どもは、勝ち負けや「できるできない」に敏感だからです。

 薄くて扱いにく子がいたら、木製のものを買いましょう。興味がわかない子には、日本地図のパズルなら興味を持つことが多いです。お勧めを3つ紹介します。

 「おもちゃを片付ける」のには、2種類あります。箱にしまう場合と棚にしまう場合です。

 「箱にしまう場合」で、1番のお勧めは「積木」です。「三角や直方体や円柱を、どうしたらうまく片付けることができのるか?」と考えないとうまくいかないからです。成功しないと、蓋が閉まらないことが起こってきます。うまくできないときは、言葉で説明してあげましょう。言葉が、視覚の応援になります。

 「棚にしまう場合」とは、様々なおもちゃを3段ボックスなどにきれいに収納することです。初めは、片付け方を考えせてはいけません。つまり、子どもに任せて片付けさせてはいけないということです。まだ、できません。
 最初は、親が片付けの見本を見せましょう。そして、棚におもちゃの名前を書いたシールを貼って、そこに片付けるように言います。

 うまくいかないときは、片付いた写真かイラストを貼って、それを見ながらその通りに片付けさせましょう。慣れてきたら、写真やイラストは剥がして捨てましょう。捨てるのは、子どもにやらせてください。自尊感情が育ちます。

親がまず考える、子どもは覚える

【参考】
 洗濯物をタンスの引き出しにしまわせても、同じようなスキル向上がみられます。自分用のタンスを買ってあげて、パンツやシャツ、ズボン、Tシャツなどシールを貼ってあげます。「ひらがな」か「カタカナ」がいいですが、難しい場合は絵のシールにしましょう。

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