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Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル      2 登校から、1時間目までの過ご し方 その3

2️⃣ チャイムが鳴るまで、教室で待機している。 【解説】 


  ・保健係による健康チェック
  ・教室内での自由遊び

 ここで1番難しいのは、先生がやってくるまで教室から出ていかないことです。凸凹タイプの子どもは、どうしてもうろうろしたくてお茶を飲んだり、廊下に出たり、トイレに行ったり、廊下で鬼ごっこしてたりしてしまいます。

 この時間は、片付けが終わったら椅子に座って待機する時間になっています。そのルールの範囲で、自由に遊んでもいいのです。つまり、座って遊ぶことが育っていないとけないうことです。遊ぶのは構わないのです。でも、座って遊ぶのです。
 「座って楽しむスキル」を使うのは、何も学校だけではありません。レストランに食べに行ったときも、料理が出てくるまでは座って待っています。お医者さんに行っても、順番がくるまでは座って待っています。結構使うスキルなのです。

2️⃣ チャイムが鳴るまで、教室で待機している【育て方】 

 子どもが座って楽しめることは、4つあります。それぞれが、小学校では何につながるか書きます。
   ・絵本を読む   ➪ 読書
   ・親としゃべる  ➪ クラスメイトと雑談する
   ・親と遊ぶ    ➪ クラスメイトと座って遊ぶ
   ・おもちゃで遊ぶ ➪ 座って折り紙などをする

 普段から、将来「座って遊ぶスキル」が必要だと意識して、この4つを使って座って待てる力を育てていきましょう。

 レストランに、食事に行ったときの例で書きます。

 レストランに食事行くときには、カバンに「お気に入りの絵本と音があまり出ないおもちゃ、例えば、お絵かきセット、粘土、ブロック少々、ミニカー、電車のおもちゃ、折り紙など」をかばんに入れて持っていきましょう。 
 お出かけセットとして、用意しておくといいでしょう。レストランに着いたら、子どもに何で遊ぶか選ばせてあげると、より積極的に遊んでくれます。

 飽きてきたら、たくさんお話しましょう。保育所や幼稚園の話、レストランで選んだメニューの話、レストランを見回して面白うそうなものの話。昔話をしてあげたり、なぞなぞ、クイズ、しりとりなどしてもいいでしょう。

 お話しだけでなく、簡単な手遊び(一本橋、つくしの坊や、霜柱、ひげじいさん、アンパンマン、ぐーちょきぱーでなにつくろう、など)や指相撲、腕相撲、ハンカチ取りなどすわ合ったまま遊んであげましょう。
 手遊びは、あらかじめ本やユーチューブを見て覚えておきましょう。本とユーチューブのお勧めを紹介しておきます。


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