Tips #20:私にとって既に死んだも同然のもの
(663字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
私にとって既に死んだも同然のもの。
その一つ目が、『快楽に溺れる』こと。
これを幸せだと思う人もいるが、この二つには大きな違いがあるーー
幸せは嬉しいことも悲しいことも味わい、喜怒哀楽をたっぷり享受した先にある。
感覚が研ぎ澄まされた状態で、主体性を持って精神的に感じるものだ。
一方で快楽というのは、「快感」以外の全てが分からなくなっている状態で、主体性は無くいわば受け身で肉体の刺激に麻痺された結果に過ぎない。
そんな生ける屍のような楽しみにハマるぐらいなら、生命力溢れる中で感じた苦しみの方がよほど幸せなのである。
そして私にとって既に死んだも同然のもの。
その二つ目は、『自分自身の過ちと一切向き合わない』ことだ。
人生を生きるにあたって様々な「段階」があるが、その「段階」だからこそ許される過ちもある。
徐々に成長し次のステージへの扉が開かれる際に、必ず一度はその古い「段階」だからこそ見逃されてきた過ちにケリをつけなければならない時がくる。
その際に潔くそれを認められるかが、進み続けられるかどうかの鍵となるのだ。
だから過ちと向き合えない人の時間は、そこでピタリと止まる。
向き合えない過ちが多ければ多いほど、その分人生から活気が無くなる。
所謂「甘い誘惑」とは、まさに
・快感に溺れるのが幸せだよ
・過ちから逃げても別に人生は終わらないよ
といったささやきだ。
なんだか最近生きていて楽しくないなぁ、気持ちがどんよりとしているなぁと思ったら、
ひょっとしたら知らぬうちにこのような「甘い誘惑」に負けてはいないかと、一度生き方を見直すべきなのである。
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