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何事も続かずに辞めちゃう人へ、継続のコツはシンプルです

「やらなければ…」とは思ってるけど、なかなか勉強が続かない人。

「今年こそは夏までに…」と意気込んでいたダイエットが続かない人。

なんとなく始めてみたブログやnoteが続かない人。


世の中の大半の人は、自分が「続けられない」ことに悩みます。

「やりたいことだけど、継続できない」せいで様々なことを諦め、自らの可能性を狭くしてしまっています。

「今、何か努力して継続したいことがある」という方は是非このnoteを読んで、実践してみてください。


「やる気がない」から続かない?


受験指導をしていると、生徒からよく

「全然やる気が出ないんですよね」
「どうすればやる気でますかね?」

といった質問がめちゃめちゃ来ます。

詳しく話を聞くとだいたいが、

テストの結果が返ってきて危機感を感じたときとか、
先生からお叱りや励ましの言葉をもらったときとかだと、

なんかすごく「やる気」が出てくるから勉強がんばれるんだけど。

でも最近はなかなかやる気が出なくて集中できないんだよね。

みたいな話です。言葉は違えど、ほぼすべての受験生が似たようなことを言っていたと思います。


これ、勉強だけじゃなくても何でも一緒ですよね。ダイエットでも筋トレでも、何でもそう。

「なかなかやる気がでない」って悩んでいる人、結構多いです。


でも実は、そういう話をしている時点で論外なんです。

「やる気がある/ない」以前に、その考え方自体が間違っているんです。


まず「やる気神話」を捨てよう。


ズバリ言ってしまうと、

「やる気」に頼っている人は、ほぼ間違いなく継続ができない人です。


そもそも「やる気」をベースに物事を考えている人は、

やる気がある→ 頑張る
やる気がない→ やらない

という風に考えます。

やる気があれば、頑張る。やる気がないなら、やらない。


これじゃ続くわけがありません。

人間の感情なんて波があるに決まってます。嬉しいときもあれば悲しいときもあるし、怒ってるときもあれば機嫌が良いときだってあります。

感情の起伏があること自体は何も悪いことではありませんが、そんな波の激しい"感情"を頼りにしてたら、続くわけがないでしょ。


「継続」って、どんな状況でも続けることですよね。

言い換えれば、やる気がある日も無い日も、嬉しい日も悲しい日も、雨の日も風の日も、やり続けるってことですよね。


だからまず、「やる気」ってものを考えることを辞めましょう。

やると決めたら、やるんです。


継続のコツは「歯みがき」


じゃあ、感情に左右されずに何かを継続するにはどうしたら良いのか。

そのヒントは、日常に隠されています。ズバリ歯みがきです。


毎晩寝る前かもしれないし、朝起きた後かもしれないですし、タイミングは人それぞれだと思いますが、

おそらく、毎日当たり前のように歯みがきをしている方は多いですよね。

それって言い換えると「継続できてる」ってことですよね。

「今日はめっちゃやる気でてきたから歯みがきしよう!」
「今日ちょっとやる気出ないから歯みがきできないな…」

なんてこと、絶対ないですよね。笑

もっと言えば、歯みがきしないで寝たら気持ち悪くないですか?「やろう」とかじゃなくて、「やらないと気持ち悪い」ですよね。

歯みがきが分かりづらい人は、「お風呂」でも「部屋着に着替える」でもOKです。


要は、毎日当たり前のようにやっている事って、やらないと気持ち悪いんです。

これを「習慣」と呼びます。


つまり、やる気がどうこうで考えるのではなく、

継続したいことは「習慣化」を目指そうぜって話です。


習慣は「気持ち悪い」


「習慣」というと難しく聞こえるかもしれませんが、

言い換えれば、「やらなきゃ気持ち悪い」って状況まで持っていこうってことです。


例えば、僕が昔に習慣化したのが「分からないことはすぐググる」です。

大学生になってすぐのとき、僕は世の中のことを何も知りませんでした。一般常識といわれることも、仕事のことも、何も知りませんでした。(まあ当たり前っちゃ当たり前ですが)

なので、せめてこれから出会う事はすべて調べて吸収しようと思いました。

・英語を読んでるときに知らない単語が出てきた
・TVを見てたら知らない言葉がでてきた
・打合せ中に聞いたことのない用語がでてきた

どんなときでも、分からないことはすぐにGoogle検索で調べる。


僕は「ググること」を習慣化しました。

そして今では、ググらないと気持ち悪いです。まじです。

何か知らない言葉がでてきたとき、気づいたらGoogleを開いています。たまに手元にスマホもPCも無いときがありますが、凄く気持ち悪いです。

「調べないと気持ち悪い」状態になる、つまり、習慣化が成功したのです。


別に、スーパーストイックになる必要はありません。

ちょっとしたコツをつかんで、少しの事前準備をしておけば、誰でもカンタンに習慣化は可能です。

だって、みんな歯みがきしてるでしょ?


習慣化のコツは「自動」


「やらなきゃ気持ち悪い」状態をつくるには、すでにある習慣と紐づけるのが効果的です。これ、圧倒的です。

歯みがき、風呂、ごはん、通勤。何でもいいですが、とにかく「今自分がすでにしている習慣」と結びつけてみてください。


たとえば、僕は去年1年間「筋トレ」を続けることに成功しましたが、

そのときは「筋トレ」と「帰宅」を紐づけました。


「帰宅」って必ずやることじゃないですか。

この「必ずやること」を利用してやるんです。

「帰宅」は必ずやるってことは、「帰宅→筋トレ」っていうセットを作ってしまえば、自動的に筋トレも必ずやることになりますよね。


具体的には、最寄り駅のジムに契約して、「帰り道にジムに寄る」というルールにしました。

「電車で帰宅」は必ずやるので、自動的に「電車で帰宅→筋トレ」ってなります。この方法で、筋トレを継続することに成功しました。

※なので逆に、電車に乗らない休みの日は、ほぼ筋トレしていませんでした。家にいたら「帰宅」しないので、「帰宅→筋トレ」の自動ルートが発動しなかったわけです。


同じように、「朝起きる→プロテイン飲む」という自動ルートもつくることに成功。とりあえず起きたらプロテイン飲んでます。


このように、何か新しいことを習慣化するときは「普段必ずやること」と紐づけてしまえば勝ちなんです。


英単語覚えるなら、「電車にのったら英単語みる」とか、

日記を続けようと思っているひとは、「ベッドに座ったら日記書く」とか、

毎日noteを書こうとおもっているなら、「note書いたら晩飯食っていい」とか。


習慣化されるまでに、必要な期間とは


ここまで「習慣化」のコツを話しましたが、

ではどのくらい続ければ、「やらなきゃ気持ち悪い」状態まで持っていくことができるのでしょうか?


その答えは、最低で2週間です。

ロンドン大学のフィリップ・ラリー教授によると、習慣化できるまでの時間は早い人で18日、遅い人で254日。人によって必要な時間は変わるそうです。

つまり、どれだけストイックなスーパーマンでも、最初の2週間は皆しんどいんです。

ちなみにこの話は「毎日つづけた場合」の話なので、「3日やって1日休憩」みたいに間を空ける場合だと、もう少し時間がかかるかもしれませんね。

まあとにかく、最初の2週間を乗り切ることが、何より大事ってことです。


というわけで、これから何かを続けようとしている皆さん。

ぜひ、最低2週間は頑張ってみてください。習慣化できるといいですね。


ちなみに僕はこれから東大受験の勉強をはじめます。科目数が多いので、ちゃんと「習慣化」の戦略を立てておかないとやばそうですね。笑




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