人はダメージから学んで、強くなる生き物。

成長するのに何が必要かって言うと。
多分、『痛み』なんだと思うんですよね。

失恋、友情の拗れ、仕事の失敗、スポーツでの敗北…そういう『痛み』が、人の心を成長させる。

まあ、僕が今やっているトレーニングもそうです。
負けたことの辛さ、実力を発揮しきれなかった歯痒さが更に自分を強くする。
トレーニングは、物理的にも自分を傷つけるものです。
120%の力を出して、筋力が限界を越えて。
筋繊維が壊れて痛みが生まれ、再生するときに元より肥大化する。
こうして、肉体は強くなっていきます。

心も精神も、ダメージを与えないと強くならない。
何でもうまくいってきた人や、何にも挑戦しなかった人は、挫折や敗北を知らない。
だから、多分成熟しないまま身体だけが大きくなっていくんでしょうね。

まあ、僕は別に体育会系でもなければ意識高い系でもないので。
別に、全員が全員厳しい環境に身を置く必要はないと思っています。

大切なのは、自分なりに戦いの中に身を置いていると言えるかどうか。

人間、生きていくだけでも結構大変です。
毎日働くだけでもしんどいし、友人や恋人とうまくやっていくのも、子どもを育てるの大変でしょう。
それに加えて、何かを成し遂げようとするとその負担は並大抵のものではないはず。

そうやって、自分なりに何かに向き合って。
全てから逃げて、殻に閉じこもっていなければきっとダメージから学んで、強くなれるはず。

そう信じて、僕は毎日を生きています。