ゆずのうみ

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ゆずのうみ

音楽と物語、自分。 YouTube→https://www.youtube.com/@citron41060 カクヨム→https://kakuyomu.jp/users/citron41060

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    音楽、小説、マンガ、映画などの感想

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    物書きとしての「私」の拙作たち

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「僕」が手放せない唯一の

眠れない。だから文字でも書こうという訳だ。 https://note.com/yuzu41060/n/nd3a80c9dc35a 先日書いた上の『「ボク」のペルソナ』という記事の続きと言えば続きであるし、そうでないと言えばそうでないとも言える。眠れないけど眠くないわけではないから支離滅裂なことを言っているのはある程度見逃してほしい。 どうでもいいけど、noteの改行ってなんでこんななんだろう。使いづらい。ブログに慣れてないだけなのかな。 それでは本題。 前の記事で僕

    • 「○○ハラ」の乱立にキレてます

      ハラスメント。 「いじめ」並みに曖昧で、かつコミュニケーションの複雑さをすべて捨象したかのような雑な概念。 もちろん、この雑だからこそキャッチーな概念によって、セクハラやパワハラといった、主に権力勾配の強い人から弱い人に対する嫌がらせが可視化され問題になったことは一定の収穫である。 しかし、ハラスメント業界は未だに盛り上がりを続け、今でもニュースで「マルハラ」(文末に句点をつけて圧を感じさせることらしい)などと馬鹿げた概念が紹介される始末だ。 こういった新しいハラスメン

      • 『コンビニ人間』感想

        複数人で遊んだり飲んだりする時に、たまに「なんか○○、テンション低くない?」とか「元気ないよね、大丈夫?」とか「なんかずっと調子悪そう」とか言う人がいる。あれは心配や気遣いの言葉のようで、全然そうじゃないよなと私は常々思っていた。 あれは「あなたには私たちが集まっているこの場を盛り上げる、少なくとも楽しんでいる態度を見せる義務があります。でもそれをしていないのは、それができない何か事情があるからですよね?」という圧力だ。 人間社会というムラには、そういう圧力が無数にある。

        • 出版人一年目のインプットまとめ(2月〜3月編)

          さて、早いものでもう社会人2年目とやらになってしまったらしい。 正直ほんのさっき生まれたばかりなのに、という気持ちだ。それは嘘か。 でも、まだ大学生みたいな気持ちなのは間違いない。 1年でどれだけ成長できたのかは分からないけれど、 目まぐるしい環境の変化のなかで、 良くも悪くもそれなりに自分は変わったように思う。 個人的な目標だった「連載の立ち上げ」も、実は一年目のうちに叶えることができた(今も入念に打ち合わせを続けてますが)。 目まぐるしい日々のなかで、摂取はどんどんお

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          YouTubeにて「キョムキョムキャンパスライフ」という曲を公開しました。 https://youtu.be/gPl8kSCDISg?si=n89OFdgCVHhTeA5m 去年書いたこの記事に歌詞を掲載したものです。 https://note.com/yuzu41060/n/n043084d0a338 もしまだ大学生の方がいたら、良ければ聴いてください。

          YouTubeにて「キョムキョムキャンパスライフ」という曲を公開しました。 https://youtu.be/gPl8kSCDISg?si=n89OFdgCVHhTeA5m 去年書いたこの記事に歌詞を掲載したものです。 https://note.com/yuzu41060/n/n043084d0a338 もしまだ大学生の方がいたら、良ければ聴いてください。

          『生きててごめんなさい』(2023)感想【ケアとヒロイズムと共依存】

          福岡から東京まで、約105分のフライト。 ほぼ時間がぴったりだったため、ずっと気になっていた映画『生きててごめんなさい』を観た。 なぜ気になっていたかは至極単純で、 主人公の境遇があまりに自分に重なりすぎていたからだ。 予告編から得られる情報(つまりネタバレなし)だけでも、 ・出版社勤務 ・小説家を志している ・無職の彼女がいる という点で、主人公と私の属性はかなり被っている。 (細かい設定の違いはもちろんあるが、置かれた境遇とベクトルはかなり近しいものがある) だから

          『生きててごめんなさい』(2023)感想【ケアとヒロイズムと共依存】

          ゆずのうみ

          明日も仕事なのに眠れない。寝たくない。 というか働きたくない。 それなりに好きな仕事に就いたはずなのに、 回り続ける車輪の上でハムスターのように走り続けるような日々に疲れている。 仕事には、少なくとも私の仕事には、終わりがない。 今月が終わったかと思えば、来月の仕事が始まり、 最近は今月が終わってもないのに来月再来月来年再来年と、 どんどん未来の仕事が降りかかってくる始末だ。 一体いつになったら休めるんだ。 社会人には休憩がない。 区切りがない。 学生みたいに、数年で

          ゆずのうみ

          出版人1年目のインプットまとめ(12~1月編)

          2月、忙しすぎる~! なんならもう2月終わるのやばすぎる。 今月は記事を作ったり、初めて連載会議に挑戦したりと、色々と大変だった~。 なのでインプットは全然できてない! だからもういっそ2月までまとめても良かったけど、なんか数の少なさを誤魔化してるみたいで癪なのでやめました。 という訳で、自分からしたらかなり前の記憶ですが、12月1月に摂取したものを振り返っていきます。 小説・エッセイ なんと、今回全部太字! (太字は特に面白かったものという意味です) 相変わらず数は

          出版人1年目のインプットまとめ(12~1月編)

          憂鬱との付き合い方 ~お薬貰ったし 飲まないし~

          2月、くそ忙しい。 正直病んでいる暇もないほどになぜか仕事にずっと追われている。 3連休なのに休めている気が全くしない。 なので、本当はnoteなんて書いている場合ではまったくないのですが、 「書きたいことは鮮度のあるうちに」がモットーですので(そうだったんだ)、覚書として軽く書いておきます。 テーマは「鬱」あるいは「鬱病」との付き合い方について、です。 もちろんこれは私個人の場合ですので、この付き合い方が正しいとか認めてほしいとかいう意図ではない旨、ご了承ください。

          憂鬱との付き合い方 ~お薬貰ったし 飲まないし~

          2024 ──弛緩と緊張

          朝から活動ができる人間になりたい2024。 という訳で、こんな文章でもTwitterを見るよりまだマシかと思いながら書いていきます(既に2時間くらい見た後なんですけどね)。 今更ながら新年の抱負です。 前回のこの記事で、 2024のテーマは「弛緩」だと書いた。 年末年始、何も考えず仕事のことを忘れて、ぽへ~っとしているのがとても幸せだった。 そして、その結果、私は年始からスタートダッシュを完全にミスった。 9日くらいまでぽわぽわしていたせいで、死ぬほど仕事が遅れた。

          2024 ──弛緩と緊張

          3学期の匂いがする。

          季節の変わり目は胸が痒くなる。 胸が痒くなると、詩を書きたくなる。小説を書きたくなる。 季節の変わり目は、 来たる季節への期待と、終わりゆく季節への寂寥の両方を連れてくる。 私はその明るいノスタルジックさが好きだ。 もっと言えば、来たる季節への期待だけでなく、 その季節の思い出さえ呼び起こされる。 それくらい風の匂いは、記憶と密接に結びついている。 しかし、年が明けて。 こんなにも自分が新年の空気を好いているとは思わなかった。 実際にはまだ冬から冬で、 四季としては過

          3学期の匂いがする。

          変を恋う

          懐かしい匂いがした。 だからこそ、私は眩しくて目を細めなくてはいけなかった。 彼が独自の言語で独自の理論を語る時、 彼女が会話中に地の文を挿む時、 彼らが宇宙のはじまりに想いを馳せる時、 埃っぽい教室の匂いがした気がした。 私の過去に彼らはいないのに、 過去の私にきっと彼らはいた。 狭い箱庭のすみっこで、変人が集まって話していた。 イタイも異体も気に留めず、 いびつな世界観をぶつけ合った青い日々。 まだ私を監視る私が未発達だったころ。 そんな痛々しい輝きに再会して、

          私はとっくに「私」を面白がれなくなっている

          幸せとはなんだろう? 最近の私にとってその答えは 「働いて疲れきった夜、家でひとりお酒を飲みながら、好きなYouTubeの動画を見ること」である。 そう気づいたのは最近だが、思えば大学生の頃から、 (私はコロナ禍とほぼ同タイミングで合法的に酒を飲めるようになったのであるが)そうだったような気がする。一番酒が美味しい瞬間は、ひとりで何かのコンテンツを消費しているときだ。 居酒屋で飲み会に参加している時とか、クラブで音に乗っている時とか、いい店でいいご飯を食べている時とかの

          私はとっくに「私」を面白がれなくなっている

          出版人1年目のインプットまとめ(10~11月編)

          直属ではない上司の人と飲みに行った際、 「もっと本とか映画とか見た方がいいよ」と 説教された。 正確には、 私が毎月読む本や観る映画の本数を伝えて、 ズバッと抑揚のない声で「少ないね」と言われた。 うっ、、、(絶命) ごもっともだから何も言い返せなかった。 でも、その人は実力もある人だし尊敬もしているので、説教自体が嫌なわけではなかった。 むしろ、もっと頑張ろうと思えた。 そんな出来事が10月半ばにあった。 さあ、私はどれだけインプットを増やせたのだろうか…。 小説

          出版人1年目のインプットまとめ(10~11月編)

          習作詩集『ワタシプリズム』

          色々な私を習得した末に 真っ白な光になって 誰の目にも見えなくなった 何者か?何色か? 夢を叶えてドミネーター 読めない私にみな必死に配る 優しそうの肌色 、そうなんだ? 私というNovelを読み返す ああ、そういえばこんなキャラだった 私のふれるもの えらぶものすべてが ひどくおさなく まちがいにおもえる たにんのもつもの うらやましい のに たにんをあいせず うらがなしい 幼さを隠したいという幼さが 私の口を閉ざしている 8年前に別れたあの人の誕生日は忘れな

          習作詩集『ワタシプリズム』

          「恋」を分解してみたら、全然ロマンチックじゃなかった。

          社会人にもなれば、 みなそれなりに恋愛に興味を持つ。 ※恋愛に興味を持たなければ立派な大人とは言えない、という意図はまったくございません。 単純に、大人になると「友達」との関係が気薄になりがちで、コミュニティを維持するのが難しくなって、1対1で承認を得られる「恋人」を求めるようになるのだと思う。 おそらく「結婚」も「家族」もその延長線上にある。 つまるところ、皆さみしいのだ。 もちろんちゃんと恋がしたいと思って恋がしたいと言っている人もいるんだろうけれど、「恋がしたい

          「恋」を分解してみたら、全然ロマンチックじゃなかった。