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#ホラー

好きで「好き」になったわけじゃない

好きで「好き」になったわけじゃない

手塚治虫さんのエッセイの中にたしか、

みたいなことが書かれていた記憶がある。息子というのは手塚真さんのことだろう。実際、今ウィキペディアの「手塚真」のページを開いてみると、

と書かれているのでぼくの記憶であっている。

ぼくも小学生の頃には『ブラックジャック』を『週刊少年チャンピオン』の連載で読んでいたし、『火の鳥』ももちろん読んでいるので、手塚治虫作品が優れているのはわかっているつもりだ。

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エモくなりすぎたら一巻の終わり

エモくなりすぎたら一巻の終わり

いきなりだが、生きていくうえでいちばんだいじなことは、

ということではないか。「余裕」と言い換えてもいいだろう。

駆け落ちとは?

昔の日本の小説を読むと、若い男女が駆け落ちしたり、心中したりするシーンがやたら出てくるんだけど、今の若い人はあまりやらないだろう。いいことだ。

「駆け落ち」、「心中」という言葉自体が死語になっているのかもしれないが、それもいいことだ。

ちなみに、駆け落ちとは「

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なにごとも「かわいげ」が大事

なにごとも「かわいげ」が大事

以前にも紹介したことのある恋愛コンサルタントYouTuberのまきさんが言っていたけど、男性がモテるために必要なのはかっこよさよりもかわいげだそうだ。

女性はリアリストなので理想と現実は分けて考える。そして、カッコよさは、アイドルなどで満たされるので現実にはあまり求めていない、

現実には、女性の側がやや優位に立てるかわいげのある男性のほうがモテると言っていた。自分のために一所懸命にやってくれる

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スキルがインフレを起こしている

スキルがインフレを起こしている

ぼくが世間知らずなだけかもしれないけど、ハリウッドの技術レベルというのはこの10年~20年で超絶的に上がっているのではないだろうか。ここ2~3日でようやくそのことに気付いた。

まだはっきりしたことは言えないし、まちがっているかもしれない。そもそも映画など撮ったことがないぼくが「技術レベル」などというのはおこがましいのである。

楽器を演奏できないのに、ジャズミュージシャンの技術レベルをあーだこー

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アイデアにもコストがかかっている

アイデアにもコストがかかっている

たとえば、おもしろい映画を観て、「これはそうとうお金がかかっているな~」と思うこともあれば、「お金をかけないでうまくやったな~」と思うこともある。

この場合のお金とは、セットやロケやキャスティングにかかる費用である。見るからに豪華なセットもあれば、安上がりのセットもある。

ぼく自身は、アイデア重視で安上がりに作っている映画がスキだ。お金がかかっているのに、それが結果につながっていない作品を見る

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ダメな映画をなぜか嫌いになれない

ダメな映画をなぜか嫌いになれない

みなさんも、箸にも棒にも掛からないものを好きになってしまうことはないだろうか。たとえば、ダメ男に入れあげてしまうとかね。

さて、今日は「ダメな映画をなぜか嫌いになれない」という話です。どうしようもない映画でもなぜか繰り返し見たくなるものがある。

ぼくが30年以上にわたって見続けているどうしようもないクソ映画、それがジャカジャン♪

『悪魔の棲む家 PART 3』

であーる!

最初に言ってお

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アートな恐怖もあると思う

アートな恐怖もあると思う

昨日は笑いと恐怖について書いてみたんだけど、おしまいに「ホラーはサービス業だ」と書いた。

ホラー映画でも、ゲームでも、ジェットコースターでも、お化け屋敷でもなんでもそうだとおもう。客を怖がらせるために作り手は四苦八苦している。こっちからどひゃーっと来ると見せかけて、あっちからどひゃーっときたりして、あの手この手でタイヘンである。

「これで怖がらないのは、客にセンスが足りないからだ」などとは言わ

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笑いの道は笑えない

笑いの道は笑えない

さっきごはんを食べながらNHKの「サラメシ」を見ていた。ごくふつうの会社員が食べているふつうのごはんを紹介する番組で、中井貴一さんがナレーターを務めている。見るはひさしぶりである。

気になったのは、一般人の人の名前がテロップで紹介されると、同時に"好きな有名人"という項目が表示されることである。以前見たときはこんなのはなかった気がするんだけどな~。気のせいだろうか。たとえば会社員山田太郎さんのお

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