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社会

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2022年2月の記事一覧

自分なりの逃げ道を用意しておく

自分なりの逃げ道を用意しておく

たしか佐賀県の話だったとおもう。
それまで過疎地だったところにイオンができてまわりに宅地が広がったのだそうだ。

とある夫婦も定年を期にイオンの近所に家を建てて引っ越した。しかし、その後イオンが撤退してしまう。

地元の商店街はつぶれてすでにない。クルマで30分くらい走って隣町に行かないと買い物もできないので困っているという話だった。いま全国でこういう例が増えているらしい。

社会学者の宮台真司氏

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ワクチンパスポートよ今夜も有難う

ワクチンパスポートよ今夜も有難う

ぼく自身は、なるべくバランスよくものごとを眺めたいと努めているつもりだ。もちろん、限界があるのでときにはバランスが崩れていることもあると思う。

まあ、そういう考えでずーっと生きてきたんだけど、いまのところあるていどはっきりしてきたな、と思っていることが1つある。それは

世の中のたいていのことは、良識派が信じているほど単純明快ではないが、陰謀論者が信じているほど複雑怪奇でもない

ということだ。

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ヒトとは知恵のついたライオンなのか?

ヒトとは知恵のついたライオンなのか?

植物はみな太陽の方向を向こうとするし、ぐんぐん伸びようとする。みな「生きたい」欲求があるんだなとということを感じさせられる。

植物だけではない。どうぶつもおなじで、ライオンがシマウマを狩るのも「生きたい」だし、シマウマが逃げるのも「生きたい」だ。ライオンは生きたいから牙をむき、シマウマは生きたくて逃げる。方向性が真逆のようだけど生きたいという点は同じだ。

人間も基本的にはライオンやシマウマと変

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レイクハウスで一人になりたい

レイクハウスで一人になりたい

あなたは友だちがが多いほうだろうか少ないほうだろうか。ぼくはかなり少ないほうだ。ただしこれくらいでちょうどいい気がする。いまは在宅ワーカーだから人との接触はほとんどないけど、これくらいでいい。

かつて教師をやっていたころ、「学校で友だちができない」という相談を持ってくる学生がちょくちょくいた。それに対してぼくは「ともだちというのはムリしてつくるもんじゃなくて勝手にできていくものだから自然に任せて

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鬼畜米英!?

鬼畜米英!?

「自分の言葉でしゃべる」ことは大事である。とても大事だ。とてもとてもトーテムポールである。

他人の言葉をカンタンに拝借してはいけない。ぼくの経験では、ことばの使い方がいいかげんな人は、考え方もいいかげんである。そしていちばん良くないのは、他人の言葉をたいして考えもせずに受け入れてしまう態度である。

ちなみに松竹芸能の北野誠さんは、「ウィンウインっていうヤツは絶対うらぎる!」と言っていた。軽はず

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2030年に無事だったらその時考える

2030年に無事だったらその時考える

ぼくは在宅フリーランスなので、家族以外の人たちとの交流はほとんどない。コロナ渦でいちばんよく交流しているのは、月に1度ZOOMで会う人たちだ。1回につき4時間以上は話しあっている。

そこは在宅フリーランスの集まりではなく、さまざまな職種の人たちが集まる。にもかかわらず、コロナに対する不満がでたことは一度もない。

わざわざ話しあわなくても考えが一致しているからだろう。以下、このグループの共通理解

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イメージに縛られるのは窮屈

イメージに縛られるのは窮屈

かつてビートたけしさんがベネチア映画祭のグランプリを獲った際、授賞式に股間に白鳥をあしらったコスチュームで登場したことがあった。

いまネット検索してもなぜか出てこないのだがぼくの記憶ちがいではないはずだ。たしかに白鳥のコスチュームで登場していた。

なぜああいうことをやったのかについては、芸人魂だとか、かぶりもの好きだとかいろんな理由があるのだろう。ただし、ぼくにも共感できる部分があった。あれは

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