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2030年に無事だったらその時考える

ぼくは在宅フリーランスなので、家族以外の人たちとの交流はほとんどない。コロナ渦でいちばんよく交流しているのは、月に1度ZOOMで会う人たちだ。1回につき4時間以上は話しあっている。

そこは在宅フリーランスの集まりではなく、さまざまな職種の人たちが集まる。にもかかわらず、コロナに対する不満がでたことは一度もない。

わざわざ話しあわなくても考えが一致しているからだろう。以下、このグループの共通理解をざっと記してみる。

・パンデミックは簡単には終わらない

・2020年の春先に徹底的なロックダウンでつぶしてしまうのが唯一の道だった。しかしその機会を逸したので今後、戦いは長く続く

・いま「若者」と呼ばれている人たちがおじいさんおばあさんになり、あの世へ行ってしまうころになっても完全には収束しない

・このウイルスは相当危険だ

・後遺症は生涯残る可能性がある

・mRNAワクチンには良い点もあるが問題も多い

だいたいこのあたりだろう。2020年の中盤には、このあたりの認識はすでに共有していた。その時点でそうとうの長丁場を覚悟していたので、今さらどうこう言うこともないのである。

それよりも巨大地震の方が心配だ。そのことについては毎回議論になる。そもそも、2030年までこの国がもっているかどうかすら怪しい・・というくらいの危機感を抱いている。

つまり、ぼくらは未来に対する期待値が極端に低い人々の集まりなので、、愚痴など出ないのだろう。

さて、くりかえされる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響で、飲食業や観光業は苦境に立たされているそうだ。ぼくはオンラインで仕事をしているので他人事だと思っているように見えるかもしれないが、けっしてそんなことはない。

翻訳業界は、コロナに関係なくAIとグローバリゼーションの脅威にさらされて以前から厳しい。なのでだいぶ前から真剣に転業を考えている。

抜けることが可能な人からさっさと業界を抜けていけばいいと思っており、いよいよ僕の番もやってきそうだ。

さて、そういう風に現在進行形で追い詰められている業界の視点から言わせてもらうけど、コロナ渦で追い詰められている飲食や観光業界の人たちも同じだと思える。抜けることができる人から抜けていくしかない。

この先の数百年間にわたって大事なのはいかに食料を確保するかだ。これはマジで言っている。外食できるかどうか、観光できるかどうかは眼中にない。

そういう現状認識なので、もともとぼくがインドア派だということを差し引いても「外出できないのがツラい」「遊びに行けないのがつらい」と言っている人の感覚をもうひとつ実感できない。

ウイルスも、気候変動も、食料やエネルギーの問題も日本だけのことではない。いまウィズコロナを掲げている国も早々に撤回するのは目に見えており、全世界的な問題だ。そのうえ、日本人は大地震の心配もしなくてはならない。

以上のことを書いていなんの得があるかというと、特にないけど、ぼくはこういう現状認識です。そのうえで、日々映画を見てゲームをして楽しく生きていますよ、ということを一度書いてみようかなあと思ったのである。気ちがいの妄想と思ってもらって結構。モーソーでっす。

*ちなみに近日中に大きめの地震に要注意です。どこになるかはわかりませんが国内だと思います(2022年2月9日現在)。

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