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ワクチンパスポートよ今夜も有難う

ぼく自身は、なるべくバランスよくものごとを眺めたいと努めているつもりだ。もちろん、限界があるのでときにはバランスが崩れていることもあると思う。

まあ、そういう考えでずーっと生きてきたんだけど、いまのところあるていどはっきりしてきたな、と思っていることが1つある。それは

世の中のたいていのことは、良識派が信じているほど単純明快ではないが、陰謀論者が信じているほど複雑怪奇でもない

ということだ。

もし「真相」と呼べるようなものがある場合、それは良識派と陰謀論者の考えのおよそ真ん中あたりに落ち着くことが多い。ただし、あくまで経験則に過ぎないので、これから変わる可能性は十分にある。いまのところ、上記の法則を外れる現象にぶち当たった経験がゼロだというだけだ。

たとえば、JFK暗殺の真相についてはまったく見当がつかないが、上記の経験則から照らして、オズワルド単独犯説という線はほとんどない思う。しかし、陰謀論者が信じているほど複雑怪奇でもない気がする。

9.11もおなじで、アルカイダの単独犯行だとするには不自然なところが多すぎる。一方で、アメリカの自作自演によるビル爆破というのもちょっと考えすぎにおもえる。

新型コロナウイルスとワクチンについても同じように見ている。

このウイルスは、風邪よりははるかにやっかいなものだと思うけど、エボラ出血熱ほど危険だとは思っていない。

mRNAワクチンは重症化を防止する大きな効果があると思っているけど、いろいろ問題があるとも思っており、これで万事が解決するとも思っていない。

ただし、命を懸けてまで何かを証明したいとも思っていない。ワクチンを打たないで重症化したらアホらしいし、そしてそういう者が重症化した場合に治療が後回しになるのは当然のことだ。

自分の属する国の政府が打つ方針でいる以上、とっとと打ちたい。しかし、どうしても動かせない情報が残っているため、対応に苦慮しているところだ。こまった困った。

なので、当面のところは、できるかぎり感染防止に努めている。深夜に公園に散歩に行く以外は外出しないし、最初の頃からおもな感染ルートはエアロゾルだと思っていたのでずーっとN95マスクをやっている。

しかし我が家には、重症化リスクが高いくせに、接種もせず、金曜に飲みにっていくアフォーな人がいて困っていた。

しかしこの人は、最近、金曜日になぜか飲まずにまっすぐ帰ってくるのだ。理由を聞いてみると「接種証明がないと飲ませてくれないから、家で飲む」と言っている。

これは、行政のアフォー対策がうまくいっているということだ。

接種証明というと、個人の自由を奪うものであり、社会の統制管理化を助長するものだとして、欧州では反対運動も激しいようだし、カナダではフリーダムコンボイなどという運動も起きている。

たしかに、問題はあるだろう。しかし、そのおかげで我が家にウイルスが入ってくる可能性はぐっとへった。ぼくは正直

ワクチンパスポートありがとう!

という気持ちでいっぱいだ。

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