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聖地:カシスタ と 高校サッカー

カシスタと茨城県サッカー

「カシスタ」:茨城県立カシマサッカースタジアム
日本全国のサッカーファンの中では、J1所属 鹿島アントラーズの本拠地として知られている。約40,000名収容可能であり、日韓ワールドカップや昨年開催された東京オリンピックでも試合会場にも選出され、多くの激闘が生まれている。

「茨城県立カシマサッカースタジアム」は、日本で初めての本格的なサッカー専用スタジアムとして1993年4月に誕生しました。それ以来、地域のシンボルとして多くの県民の皆様に愛され続けて来ています。また、Jリーグ鹿島アントラーズのホームスタジアムとして、「サッカーの聖地」としての確固たる地位を築き上げてきたスタジアムは、2002FIFAワールドカップTM開催の際に、新世紀に相応しいスタジアムとして装い新たに生まれ変わりました。

公式HP 施設概要より | https://www.antlers.co.jp/kashima-stadium/about/index.html

2022年度高校サッカー決勝

2022年11月13日(日)第101回高校サッカー選手権大会の茨城大会決勝が行われた

鹿島学園(鹿学)🟡 vs. 水戸啓明(啓明)🟣
どちらも全国大会出場歴を持ち、プロ選手も輩出する県内有数の強豪校である。
鹿学は3年連続の出場、啓明も7回目の出場を狙う。
啓明は県リーグ2部所属だが、明秀日立といった決勝常連校を倒してきていた。

啓明が勝てばかなりのジャイアントキリングとなるだろう。
他都道府県大会でも波乱が多く何かが起こりそうな雰囲気も、、、。

昨日は実際に訪れて観戦することができた。

カシスタの高貴さ

話は少し逸れるが、普通のサッカーファンと茨城県民で比較するとカシスタに対する捉え方は違うのかなと思ったりもする。(もちろんホームチームのJリーグの試合が開催されているという点があるということは大前提であるが)

茨城の高校サッカー経験者の中で、レベルの高さ(経験値)の尺度を測る上でよく用いられるのは、
・全国大会に出ているか
・地区大会優勝
・トレセン(選抜)/ 国体に入っていたか
・ベスト4以上、ベスト8以上、ベスト16以上 etc.

といったものが多いと思われる。

しかし、これにあわせてよく聞かれる質問・やり取りであるのが、

「カシスタでやった?」

というフレーズである。
正直、色々な友達と話していると勝敗よりもこっちのカシスタでやったか否かという話の方が盛り上がる場合もある。(もちろん慣れている人もいるが)

他の都道府県でも似たようなことがあり、神格化されているスタジアムや球技場も多くあると思う。
slam dunkでも「センターコートに立ちたい」と言った言葉もあった気がする。(間違っていたらすません)吹奏楽でも「この場所で弾きたいと思って練習してきました」というコメントも聞いたことがある。

スタジアムの神格化と学生スポーツ

前章でも綴らせていただいた通り、”神格化”されている場所は多くそれを目標に取り組む学生やチーム・団体も多くあると思う。
(実際に僕のチームも「カシスタで戦うぞ!」と声を掛けてモチベーション上げていた)

特に「茨城県高校サッカー」×「カシスタ」という例を考えれば神格化されてくるのも当然な気がする。
多くの茨城サッカー小僧達は、学校で配られる「無料招待券」(今もあるのかな?)を握りしめて親や地域のサッカーコーチにお願いして試合に連れていってもらったり、親や友達に連れてかれてスタジアムデビューするだろう。

本当に何もないだだっぴろい場所に、君臨するカシマサッカースタジアム。
遠い駐車場から手を引かれたくさんの人の波をかき分けて、入り口でスタッフのお兄さんやお姉さんにチケットをもぎってもらい階段を上がっていく。
そうすると先ほどまでは、スタジアムから漏れてきていた応援の声とスタジアムDJの声を真正面に受け痛いくらいに響き渡る。もうこの辺りからソワソワが止まらない。そして、観客席に向かうゲートを潜ると目に入るのは太陽やナイターに照らされた真緑のピッチと綺麗に惹かれた白線。いつも自分たちがやっている場所には無いスポンサー看板や横断幕。
そして、試合が始まれば最高にカッコイイ選手達がが本気で戦い、全力で喜怒哀楽を出す90分。ゴール時の一瞬の静寂からの歓喜の瞬間は他では経験できない感覚ではある。
そして帰りは、さっきまで中にいたスタジアムが段々小さくなっていくのを見ながらみんなで試合の話をしながら帰っていく。次の日になれば、昨日の試合のゴールシーンやクリアシーンを真似して練習する。

そんな特別な週末を何回も過ごしてきたんだと思う。現地で見れなくても放送やSNS、雑誌を通してカシスタでプレーする選手達を見てきた。

中学や高校に入れば、周りの友達や先輩がトップレベルになると実際にカシスタにプレーできる機会が出てくる。この間まで、近いようで果てしなく遠いそのピッチに立てる機会が与えられるのだ。

圧倒的な思い出量と、選ばれし選手だけが立てる特別な場所であるからこそ神格化される。

協会さんの多大な尽力や様々な日程調整が行われ、場所を提供してくれる自治体や企業、取り巻くメディアや関係者のサポートがあってこそ成り立っている高校サッカーをはじめとした学生スポーツ。
スポーツを通して、心身の成長というものが大前提かもしれないが、やはり与えられた同じ期間で習得してきたものを見せ合いんがらのバチバチ勝負は本当に面白いと思う。
これまでの歴史の中で、たくさんの激闘や感動を与えていたからこそ、その伝統が引き継がれ今年も開催されているのだと思う。もちろん国全体としても注目度も高いこともあり、興業や広告的な面でもメディアさんやスポンサー企業と共に作り上げていくものでもある。皆様、あのような本当に最高な空間を作り出してくださり、ありがとうございます!!!!!!毎年観に行きます!!!!!!!!!!

”目”

こんなことを言うと、変態っぽく写ってしまうかもしれないが僕は現地で観戦するのに試合以外で思わず見てしまうものがある。

それは、試合を観にきている人の”表情や目”である。
悲しそうな目、楽しそうな目、怒りを押し殺している目、選手を見つめる尊敬の目、心配そうに彼氏を応援する目、あまり興味が無く暇そうな目。スタジアムにきている人の分だけ捉え方があり、感情が生まれる。

特に、幼児〜小学校低学年くらいの子のキラキラした目が思わず入ってくると、なんか泣きそうになる。一人のサッカーファンとして、虜になっている人が増えた気分になったりするしなんか感動する。サッカーありがとおおお!!!ってなる。
サッカーやスポーツは本当に「夢・感動・元気」を与えてくれるものだし、誰かを助けてくれる。僕自身がそうだったし。絶対そういうものだと信じている。

全国へ…。

結構話がずれてしまったが、決勝の結果は鹿島学園に軍配が上がった。
3年連続での出場!おめでとうございます🎉
終了後のインタビューでは、鈴木監督からカタールW杯に臨む上田選手とのお話も。さすがです。

水戸啓明からしたら本当に悔しい試合だったと思う!!!!!!!
本当にお疲れさまでした。(直接の面識はないが地元の子もいました)

たくさんの子どもたちも来ていて、本当にキラッキラした目で試合を見ていたと思う。昨日きっかけでまた「カシスタでプレーしたい!!!!」って思った子も爆増したことだろう。本当に好きな光景です。

応援に来たであろう学校の友達や彼女さんも良い青春してんなー!と羨ましかった!
サッカーに影響でなければ全力で学生生活もエンジョイした方が絶対良い。

年末の高校サッカーも楽しみです。
コロンビアの保温ブーツも活躍の予感!!!!!!

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