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目が覚めたら──宇宙人・未来人・超能力者と一緒に無人島漂流していた!でも近くに島があるし天気もいいしでわりとすぐに救助が来るのでは?危機感ゼロ、対話能力ゼロ、まともな人間ゼロの無…
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#小説
第10話 協力してくれるよな?
前回のお話はこちらから↓
宇宙人の灰原彩香。
未来人の三崎未来。
超能力者の能登力也。
あと、あの……えー……牛。
そして俺。
──Fulfill role(役割を果たせ)
それぞれに与えられた役割とは何だ?
灰原はずっと母星との交信を行っていて、三崎はなぜか速く動くという芸当を見せ、能登くんに至っては今のところ何もしていない(牛に何かしようとして失敗してはいたが)。しかし、そ
第9話 役割を果たせ
前回のお話はこちらから↓
よく「無人島に行くなら何を持っていくか」という質問がある。多くの人は必要そうなものを答えるだろうし、ネタ的に某ネコ型ロボットと答える人もいるだろう。
もし仮に今その質問をされたとしたら俺は確実にこう答える。
「信頼できる仲間」
この無人島に来てから大変な状況にさらされ続けたが、今が一番つらいかもしれない。前回の「島が本当に存在しているのか」という発言により、俺
第1話 「秘密です」
人生は闇鍋だ。どれだけ慎重な選択をしても最悪の結果を引き当ててしまう。そう考えれば俺の現状も起こるべくして起きた結果なのだろう。
「つまり、あんたらは宇宙人と未来人と超能力者だって言うわけね」
見知らぬ砂浜で目が覚めた俺が初めに得たのは、頭に電波の入った男女三人が自称した身分だった。それだけでも充分に頭が痛いくらいなのに、さらに悩みの種がもう一つ存在している。
俺自身の記憶が欠落している