yuna (kaya)

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    掌編、短編。

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    『榧乃徒然』内にて書いたエッセイの中から、たまにピックアップして無料公開しています。

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    2021年11月以前に書いた日記です。(無料)

最近の記事

犬が死んだ。 今起こったことじゃないし、もうそれを思い出して落ち込むほどでもないくらいには、昔の話だ。 ただ、十数年一緒に暮らしていた、犬が死んだ。 私がちょうど仕事終わりに、恋人と合流して食事をしているときだった。 母から、連絡が来た。 これが「死にそうだ」という連絡だったら、その瞬間に荷物を持って立ち上がり、急いで帰ったに決まっている。 しかし、それは「死んじゃった!」というメッセージだった。 もう死んでいるのであれば、今から帰っても明日帰っても同じか、という嫌に

    • サンロッカーズ渋谷 2023-24 写真日記

      シーズンが終わってしまった。 ずぼらな私には、写真の現像を都度するというマメなことができず、撮るだけ撮って現像をしないでいた。 そんな1シーズンぶん溜め込んだ写真を、ひと息ついたいま、まとめて出すことにする。 今季のサンロッカーズ渋谷の、ホームゲームの思い出。 時系列は、ちょっと混ざってるけど、大まかにはまとまってる。 サンディーは、ほんとうに可愛いね。 G-SHOCK SEATにも当選し、一度座らせていただいた。 ありがとうございます。 街中や、GiGO渋谷店にも。

      • GR3x・カメラを新調したという話をしたかった

        8年ほど前に買ったカメラに限界を感じて手放し、新しくRICOHのGR3xを買った。 買ったぞ! というnoteを書きたいと思いながらも、手に入れてから4ヶ月経ってしまった。 その間にたくさん写真を撮ったので、載せていく。 ひとまず今回は、今年の4月から6月にかけての写真。 GR3xを買ってよかったと思うのは、とにかく機動力が高いこと。 小さいのでポケットに入るし、電源ボタンを押せばすぐさま撮影できる。 このはやさが、何より良い。 暗所の弱さ、ピントの甘さはあるけど、私は

        • トーキョー夜街散歩

          気温が上がり、夜も寒くないような季節が近づくと、私と友人は夜の散歩を企てる。 これまで、荒川の川辺で花火をしたり、明け方を目指して湘南の海へ歩いていったりしたこともあったけど、今回はなんとなく、皇居の周りを歩くことになった。 行くあては、いつも思いつきだ。 夜の21時ごろに集合し、銀座で腹ごしらえ(私は深夜のおやつ)をしてから、出発する。 明るい時間にも皇居をぐるりと一周したことなどなかったため、距離感もわからぬまま、ほとんど人とすれ違うこともない道を歩く。 夜の1時を過

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        記事

          スラムダンクの一本漬け記録 Ep.0

          前回は、わりと真面目な感じで映画の感想を書いた。 これを書いたあと、現在までに5回以上は映画館へ通っているのだけど、このとき、まさかここまでハマるとは思っていなかった気がする。 はじめて映画を観に行く日の直前に、まさに一夜漬けで原作を読んでいたので、今更ながら前日譚としてその日の記録をざっとまとめておく。 マンガは、「クインテッサホテル東京羽田」という、蒲田にあるホテルで読んだ。 スラムダンクは電子書籍がないため紙で読むしかないのだが、ハマるかわからないマンガを何十巻も買

          スラムダンクの一本漬け記録 Ep.0

          スラムダンクの一本漬け記録 - THE FIRST SLAM DUNK

          *本記事は、漫画『SLAM DUNK』ならびに映画『THE FIRST SLAM DUNK』のネタバレを含みます。ぜひ本編を楽しんでからお読みください。 映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た。 原作漫画は既読で、映画に関する情報は一切(山王戦を描いている、ということ以外)入れない状態で、鑑賞した。 この状態で観ると、最初の大きな衝撃はやはり「主人公、リョータなの!?」だ。 しかも、あんなに重たい過去を背負っていたなんて…。 いやあ、ビックリしたよね。 「ア

          スラムダンクの一本漬け記録 - THE FIRST SLAM DUNK

          初の競馬、砂埃、アイスコーヒーにうってつけの日

          やりたいことリストに3年間くらい入れっぱなしだったもののひとつに、競馬がある。 長らく気になったり忘れたりしていたのだが、機会があってようやく着手し、はじめて競馬場に行った。 友人から、「滝、鍾乳洞、競馬」の3択で遊びに誘われて、競馬場が選ばれたおかげである。 それにしても、20代女子にしては選択肢の趣味が高齢すぎやしないか。 はじめての競馬の感想だけど、砂埃を上げながら馬が目の前を走っていくだけで面白い。 競馬新聞の読み方とか馬券の買い方も、わかると考えるのが面白い。 予

          初の競馬、砂埃、アイスコーヒーにうってつけの日

          動き出す時までの距離

          ジョジョの広告が出ているというので、原宿駅と渋谷駅に見に行った。 人が多い駅だから、店もまだやっていないくらいの早い時間に行けばゆっくり見られるかと思い、旅行に行く日にしか出かけないような時間に起きて行ったのだった。 しかし日曜日の早朝も電車には意外と人が多くて、私の知らないところでも街は動いていた。 こういうのって、行きたいと思ってから、実際に行くという行動に移すまでに、心理的にけっこう時間がかかる。 いったん、「めんどくさいし、行かなくてもいっかなぁ…」と考えるターンが

          動き出す時までの距離

          2月のひと仕事と魚に群がるひと

          今年も雪が降った。 年に一度は、「降ってるなぁ」と思うくらいの雪が降っている気がする。 私は5年日記というのをつけていて、これは5年分の同日付の日記を1ページでまとめて見られるような仕様になっているのだけど、これを見るとちょうど去年も同じ日に雪が降っていたようだった。 2月の雪は、冬の最後のひと仕事みたいだ。 最近は、美酢(ミチョ)にハマった。 韓国で有名な果物のお酢で、日本でも人気になって色々な味が手に入る。 希釈タイプのミチョは炭酸水で割って飲むのが基本だけど、ビールで

          2月のひと仕事と魚に群がるひと

          冬の空とセブンティーンアイス

          絵を描いたあと、それをデータでも保管しておかなきゃあな。 絵が手元から離れてもデータは取っておけるように。 本格的にやるならプロとちゃんとした機材に任せるべきなんだろうけど、実質ニートな私にはそんな予算はないし、たいそうなものではないので自分のカメラで自分で撮ることにする。 というわけで、ほとんど最近は使うことのなくなっていたカメラを手に取った。 学生のころの私はバンドサークルのサブカル人間であったため、カメラを持つ友人が周りにもたくさんいた。 私もそのひとりだったから、一

          冬の空とセブンティーンアイス

          ディズニーでフードを選べるようになるまでの幾星霜

          先日、ディズニーシーに行った。 私は生まれてこのかた「誘われたら行く」くらいのスタンスでディズニーとは接しているのだが、なんと今年はもう3回目のディズニーシーだ。 ニート同然の人間が、こんなに楽しんでいていいのか不安になる。たぶんよくない。 何にせよこう短期間に何度か行くと、地理もつかめてきて、少しずつ行動範囲が広がってくるものだ。 ディズニーは広いし、花形のアトラクション以外にもショーやグリーティング、フードやショップなどが目白押しのため、1日で得られる情報はどうしても限

          ディズニーでフードを選べるようになるまでの幾星霜

          青嵐の羽衣

           私は、右足を浸した。つま先から足首を覆われる感触がしたあと、身体を巡る血液と神経とを震わす、ひんやりとした感覚がやってくる。そのまま沖の方へ、ゆっくりと歩を進める。  肉体は、私の魂から筋の一つも残らぬほどきれいに剥がれおち、それを私は水面から十メートルばかし浮き上がったところから眺めている。髪の毛や、目玉や、皮膚や、爪や、脂肪や、胃腸や、心臓や、筋肉や、血液。それらはやがて蒸発し、見えない粒となって空へ舞い上がって消える。そして最後に残った骨だけが、浜辺の砂のようにさら

          青嵐の羽衣

          「私の中の、こどもの私」2022年9月10日

          絵を描いている。 朝はお昼前くらいに起きて、それから朝(昼?)ごはんを食べたり、おやつを作って食べたり、前日に書いた絵の写真を外が明るいうちに撮っておいたりする。 お腹が空いたら、昼(夜?)ごはんを食べて、だいたい夜になったらまた絵を描く。 それでまたお腹が空いたら、夜ごはん(夜食?)を食べたりして、運動してプロテインを飲んだりして(引きこもり生活の健康のためのせめてもの義務)、絵を描くことの気が済んだら寝る。 この頃は、そんな毎日を送っている。 絵を描くときには、

          「私の中の、こどもの私」2022年9月10日

          「誕生」2022年8月27日

          毎日更新をやめてから3ヶ月弱、まったく何も書いていなかったのだけど、「毎日更新をやめたからといって、noteの更新自体をやめることはないのでは?」とうっすら気づき始めたのがここ1ヶ月ほどだ。 そろそろ何か書いてみようかなあ、しかしまあ気がつけば毎晩深夜、というかもはや朝になっていて、実際に書くための隙がなかった。 というわけで、今日はすごく久々に、何か書いてみる。 それにしても、以前には半年くらいの間、毎日のように書いていたのにもかかわらず、どんな口調で、どんな感じで書い

          「誕生」2022年8月27日

          「切り替え」2022年6月5日

          ・4ってのは縁起が悪いからね、トマトの数は5つにしたし、生ハムも5枚だぜ。

          「切り替え」2022年6月5日

          「初恋」2022年6月4日

          ・メガネの話をする。 ・これは、ふだん全く目に入らなかったのに、今日はじめて認識して買ってみたパッケージのせんべい。せんべいが、細長いパッケージにお行儀よく入ってると思わなかった。しかも亀田製菓です。

          「初恋」2022年6月4日