1有酸素運動VS筋トレ

【有酸素運動vs筋トレ】より多くカロリーを消費するのはどっち?


「運動」はランニングなどの「有酸素運動」と、「筋トレ(無酸素運動)」に分けられます。


どうせ同じ時間運動するのであれば、より多くのカロリーを消費し、たくさん脂肪を燃やしたいですよね。


ということで今回は、「有酸素運動vs筋トレ。どちらがより多くのカロリーを消費するのか」というテーマでお話していきます。



さっそく結論をお話ししましょう。



有酸素運動vs筋トレ。



より多くのカロリーを消費するのは筋トレです。



一般的に、「運動中」のカロリー消費は筋トレよりも有酸素運動のほうが多いです。


例えば、体重70kgの人が30分ジョギングをすると、だいたい200kcal~300kcalを消費します。


一方で、30分筋トレをした場合、消費カロリーは100kcal~200kcal前後だといわれています。

※筋トレや有酸素運動の内容によって消費カロリーは変わります


これだけ見ると、筋トレよりも有酸素運動のほうが消費カロリーが多いように思えます。


しかし、カロリー消費効果は、運動中だけにおこるものではありません。


実は、カロリー消費効果は、筋トレ後も続きます。


筋トレは、有酸素運動よりも筋肉を使います。


これにより、


筋トレ後は、筋トレにより酷使された体を修復する必要があるため、有酸素運動よりも修復するためのエネルギー(=カロリー)をたくさん消費する


ということが起こります。


つまり、筋トレをするだけで、TVを見ていても、お菓子を食べていても、寝ていてもカロリーを消費するようになるのです。


筋トレのスゴイところはそれだけではありません。


筋トレは、有酸素運動より多くの筋肉を増やし、基礎代謝を上げ、1日の消費カロリーを底上げしてくれます。


要は、筋トレは、


「何もしなくても自動でカロリーを消費してくれる体を作ってくれる」


ということです。


また一般的に、ダイエットをすると代謝も低下し、消費カロリーが徐々に少なくなり、ダイエット後にリバウンドしやすくなります。


ここでもまた筋トレが大活躍します。


筋トレは、ダイエット中に筋肉が減るのを防ぎ(逆に増やすことも)代謝の低下+消費カロリーが減ることを防ぐため、リバウンドの危険性も減らしてくれる


という素晴らしい効果もあるのです。


これら全てを考えると、筋トレのほうが多くのカロリーを消費する(消費カロリーが減るのも防ぐ)ことは間違いありません。

※もちろん筋トレと有酸素運動の内容によって消費カロリーは変わります


有酸素運動vs筋トレ。


より多くのカロリーを消費するのは「筋トレ」ということになります。


太りにくい体をつくり、リバウンドの危険性までふせいでくれるので、ダイエット中に運動をするなら、まずは筋トレを選ぶといいですね。


〈参考文献〉

・Hunter GR, et al. Resistance training conserves fat-free mass and resting energy expenditure following weight loss. Obesity (Silver Spring). 2008 May;16(5):1045-51.

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