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【有酸素運動vs筋トレ】より多くカロリーを消費するのはどっち?
「運動」はランニングなどの「有酸素運動」と、「筋トレ(無酸素運動)」に分けられます。
どうせ同じ時間運動するのであれば、より多くのカロリーを消費し、たくさん脂肪を燃やしたいですよね。
ということで今回は、「有酸素運動vs筋トレ。どちらがより多くのカロリーを消費するのか」というテーマでお話していきます。
さっそく結論をお話ししましょう。
有酸素運動vs筋トレ。
より多くのカロリーを消費するのは筋トレです。
一般的に、「運動中」のカロリー消費は筋トレよりも有酸素運動のほうが多いです。
例えば、体重70kgの人が30分ジョギングをすると、だいたい200kcal~300kcalを消費します。
一方で、30分筋トレをした場合、消費カロリーは100kcal~200kcal前後だといわれています。
※筋トレや有酸素運動の内容によって消費カロリーは変わります
これだけ見ると、筋トレよりも有酸素運動のほうが消費カロリーが多いように思えます。
しかし、カロリー消費効果は、運動中だけにおこるものではありません。
実は、カロリー消費効果は、筋トレ後も続きます。
筋トレは、有酸素運動よりも筋肉を使います。
これにより、
筋トレ後は、筋トレにより酷使された体を修復する必要があるため、有酸素運動よりも修復するためのエネルギー(=カロリー)をたくさん消費する
ということが起こります。
つまり、筋トレをするだけで、TVを見ていても、お菓子を食べていても、寝ていてもカロリーを消費するようになるのです。
筋トレのスゴイところはそれだけではありません。
筋トレは、有酸素運動より多くの筋肉を増やし、基礎代謝を上げ、1日の消費カロリーを底上げしてくれます。
要は、筋トレは、
「何もしなくても自動でカロリーを消費してくれる体を作ってくれる」
ということです。
また一般的に、ダイエットをすると代謝も低下し、消費カロリーが徐々に少なくなり、ダイエット後にリバウンドしやすくなります。
ここでもまた筋トレが大活躍します。
筋トレは、ダイエット中に筋肉が減るのを防ぎ(逆に増やすことも)代謝の低下+消費カロリーが減ることを防ぐため、リバウンドの危険性も減らしてくれる
という素晴らしい効果もあるのです。
これら全てを考えると、筋トレのほうが多くのカロリーを消費する(消費カロリーが減るのも防ぐ)ことは間違いありません。
※もちろん筋トレと有酸素運動の内容によって消費カロリーは変わります
有酸素運動vs筋トレ。
より多くのカロリーを消費するのは「筋トレ」ということになります。
太りにくい体をつくり、リバウンドの危険性までふせいでくれるので、ダイエット中に運動をするなら、まずは筋トレを選ぶといいですね。
〈参考文献〉
・Hunter GR, et al. Resistance training conserves fat-free mass and resting energy expenditure following weight loss. Obesity (Silver Spring). 2008 May;16(5):1045-51.
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