涙がでた、弟の結婚式
4年前の弟の結婚式
その弟の結婚式で、まさかわたしが泣くとは思わなかった
新郎新婦の艶やかな姿と、幸せで満面の笑みーそれは何となく、事前に想像はできた
だがー
何より、わたしの対面の席に設けられた2年前に他界した父の陰膳と写真ー父がその生涯をかけて溺愛して止まなかった末っ子の結婚式に、間違いなく参加したかったであろう父の無念と、静かに視線に入ってくる想像上の父の姿をその席に認めた時に、滲みでるように涙が溢れ、そして止まらなくなった
そして、その父の代理としての長兄の、わたしの仕事のその想像以上の多さにも驚くことになる・・・
ご列席頂いた一人一人へのご挨拶とその場での歓談、短いスピーチ
その合間に司会進行の方とグラスを持ったままでの次の予定の立ち話での打ち合わせ
本来はカメラマンに徹して多く写真を撮るつもりでいたが、結果的に席の温まる暇もなく、数葉の写真をさっと撮っただけー料理も食べれず
でも、やっぱり結婚式っていいですね
新郎新婦同様に、晴れやかな気持ちになる
残念なことにわたしと同じく海外に魅了されてしまい、その専門は「登山」の学と、プロのシンガーであり、同時に「芸術家」でもある衣里ちゃんの夫婦は、間もなくやってくる新しい時代の、沢松家の新しい希望に他ならない
そしてその希望を絶やさず、近くから遠くから見守り続け、影ながら支え続けるということを、スペイン人よろしく信仰にも似た思いで、今日の式の喧騒と静謐さの中で自身に問いかけ、誓い、改めて認識するのが、あるいは今日の式の本質的な意味だったのかも知れない
時代は確実に、次なる世代へ移り変わっていくのだ
能書きはこの辺にすることにして
学ちゃん&衣里ちゃん
本当におめでとう
心から祝福します
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