祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.14:金投資
「金投資」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立てください。
🌟金価格は2000年以降急激に上昇している
2001年9月11日の米国同時多発テロが、金価格が上昇するきっかけと言われている。
そして2007年のサブプライムローン問題やリーマンショック等で金価格高騰に拍車がかかった。
2016年の国際金価格は1978年の6倍、国内金価格も3倍以上に上昇している。
🌟国内金価格の決まり方
海外相場はトロイオンス(約31グラム)単位で米ドル価格で取引される。
その海外相場の価格を1グラムあたりにして円建てに替える。
その価格に、取り扱い会社の諸費用を加算する。
諸費用は精錬コスト・輸送費・利益などで需給関係で変動する。
最後に消費税を上乗せして算出する。
🌟国内金価格の計算例
たとえば海外相場が1700ドル、為替が1ドル107円とする。
海外相場は1トロイオンス単位のため、1グラム単位にすると1700÷31=54.8ドル。
ドルを円にすると54.8×107=5863円。
諸費用で100円ほど足して5909円。
消費税10%を足して国内金価格は6500円/gとなる。
🌟金は世の中が不安定で経済が不調な時に価値が上がりやすい
実物資産(金・銀・プラチナ等)は世の中が不安定で経済が不調な時に価値が上がりやすい。
紙の資産(預貯金・株式・債券等)は発行体の信用や業績で価値が決まるため、世の中が安定して経済が好調な時は価値が上がりやすい。
🌟金は長期保有に向いている
実物なので無価値にはならないから。
売却しない限り損失は発生しないから。
保有にかかる税金もかからないから。
🌟金の保有比率は10%程度が一般的
各国政府の金準備率は平均12~13%のため。
ただし資産保全をメインに考えるなら15~20%程度まで高めてもいいかもしれない。
年齢や保有資産の大きさやリスクに対する意識で保有資産の比率は個々人で変わる。
人生設計にマッチする範囲で目安を考えること。
🌟金と上手に付き合う3つの掟
1.あくまで資産分散先の1つと考える。
金は預貯金、株式、不動産などの分散先の1つと考える。
2.余裕資金で購入する。
金はいざという時の守りの資産。
短期売買で儲けようとしないことが大切。
3.買う時期を分散する。
一度に大金を使うとリスクが大きい。
買う時期を数回にわけてリスク分散する。
🌟金の取引には現物と先物がある
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