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エッセイ・日記

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2023年6月の記事一覧

【エッセイ】日常の中で

【エッセイ】日常の中で

これは佐山雅弘作曲、忌野清志郎作詞の「Hymn for nobody」という曲の一節。

この曲は、結婚前に妻が聴かせてくれた。
その時と今では、感じ方が大きく変わっている気がする。

結婚して27年目。愛しているかと聞かれて、改めて考えると、自分の中の「愛」をしっかり捕まえるのは難しい。
しかし「好き」という気持ちは簡単に感じることができる。
それは、別に暮らすようになって強くなった。
今、この

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【エッセイ】それは思考の癖だから

【エッセイ】それは思考の癖だから

東日本大震災が発生した2日後、ボクは区役所に顔を出した。
当時は仙台市に住んでいて、その区の沿岸部も津波の被害を受けていた。
何か手伝えることはないかと、仕事のつながりで顔見知りだった課長を訪ねたのだ。
課長はもうすでに疲れを表情に浮かべながらこう言った。
「助かります。私たちは普段、どうしたら問題が起こらないようにできるかという考え方しかしていないので、こういう時にどうしたら良いかわからないんで

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【日記】逆に異次元な少子化対策

【日記】逆に異次元な少子化対策

出かけようとして、玄関で財布を忘れたことに気がつき、下駄箱の上に手にしたスマホを置き、財布を取りに行って、スマホを忘れて出かけるお年頃ですが、ちょっと真面目な話。

岸田総理の会見があった。
こども未来戦略方針が決定したとのこと。
会見の中で岸田総理はこう言っていた。

「未婚率の上昇、出生率低下の大きな要因は若い世代の所得の問題だ」

本当にそうなんでしょうか。
そうであれば、金持ちは総じて子だ

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【エッセイ】悪気がない人

【エッセイ】悪気がない人

以前、とある登山サークルの人が、リーダー格の人の「困ったところ」をボクに話した。
そして最後にこう言った。
「でも、悪気はないんだよねえ」

実はこういう人をそうさせているのは、悪気はないんだよねと言って許してる人たちだと思うんですよね。
多少文句を言ったとしても、悪気がないから仕方ないかと飲み込んでしまう。
付き合いが深いわけじゃないから、その人に考え方を改めてもらうような労力をかけるよりは、飲

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【エッセイ】男女平等と親父たちの嘘

【エッセイ】男女平等と親父たちの嘘

中高年女性でジャニーズファンという方は多いようですね。
あ、今、話題にして良いんだっけ?良いよね。
娘と2人でコンサートに出かけるという人も少なくないようで。
旦那さんも容認している、というか、容認せざるを得ないというか。
まぁ、全く悪いことじゃないからね。

じゃ、男の場合だったらどうなんだろうね、と。
オジサンがAKBとか日向坂とかいろんな坂に夢中になってたらどうなんですか?
いや、いるでしょ

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【エッセイ】みんな「ひょんなことから」が大好き

【エッセイ】みんな「ひょんなことから」が大好き

漫画やアニメの主人公は「ひょんなことから」ストーリーに巻き込まれがち。
最初は嫌がっているんだけど、隠れた才能が開花して、最終的にはみんなを引っ張って解決。
まぁ、ちょっと古いパターンかな。
でもだいたい主人公は自ら動き出さない。最初はそんなにやる気はない。
しかし、必ず隠れた才能を見出してくれる人がいるわけですよね。
最初から頑張って、才能もあって努力もしている人は主人公の良きライバルになれれば

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