【おやすみ前に、お砂糖ひとさじ】充実感をもたらす"思い出"と"変化"

下半期の占いも出そろって久しい夏半ば、予測できない状況が続き、充実感を持てていない方も多いのではないでしょうか。
コロナウィルスの影響で外出が難しくなり、公私ともに予測困難な時間が続いている今、この半年間に私自身浦島太郎のような気持ちになることが多くあります。
そんな中でも、等しく時間は過ぎ去るもの。
時間を無駄にしてしまったとか、失われた時間になってしまったとか、できる限り思わないでいられる状態でいられたらいいなと思っています。

充実感を構成する二つの要素

人が過ごした時間に対して充実感を覚える要因は、おおよそ"思い出"と"変化"に分けられます。
どんな素敵な時間を過ごしたと認識できるかと、どれだけ成長・変化を感じられたか。
この二つに対する満足度が高いと、充実した時間を過ごせたといえる確率がぐんとあがります。
これは色々な方のお話を伺う中で共通して挙げられる項目だと感じたことなので、普遍的なものではないかもしれませんが、実感としてある程度の信頼性はあるかと思います。

思い出がもたらす充実感

思い出が充実感と関連するのは、"どれだけ自分が楽しめる時間を過ごせたか"です。
わかりやすい例でいくと、「文化祭でこれまで準備してきたものをカタチにできた瞬間」とか、「大好きな友達と行った旅先での一番笑った時間」とか、そんなきらきらの思い出たちが、過ごした時間への充実感を引き上げてくれます。
後から思い返して余韻に浸れるような、思い出し笑いをしてしまうような、些細なことでもそういう自分にとっての楽しさが、充実感へと繋がっていきます。

変化がもたらす充実感

対して変化が充実感と関係するのは、"以前と違って今の自分はこんな違うことをしている"という感覚です。
以前いた地点Aから今地点Bに移動してきたということ、その移動してきたという感覚そのものが充実感を形作っていきます。
地点Aからずっと動けなかった時、あまりの変化のなさに充実感を得られないこともあります。
「あの頃と違ってこんなことができるようになった」「今の私はあの時と違ってこんなものに囲まれて生きている」そう感じることは成長実感に近い面もありますが、変化してきていることそれ自体が充実感になっていくのです。

よくない変化だと感じることもあるかもしれません。
でもそれも、もう少し時間が経ったら、それがきっかけで起きた自分にとってのいい変化や納得感のある生き方、乗り越えられた経験が味方になってくれること、などに繋がっていく可能性があります。
無理に前向きに捉えようとか、する必要は全然ないです。
ただ辛く苦しい経験もそれが人生の全てではないし、良くも悪くも変わらないことはないからこそ、変化には悪い面ばかりではないと認識しておいてもらえたらいいなと思います。

withコロナの今、充実感を得るためにできること

いつ終わるかわからないウィルスとの闘いは、秋や冬に状況がよくなるとは正直あまり思えないかなと感じています。
今の少し息苦しさもある生活スタイルの中、枠を踏み出さず充実感を得ることは、一人ひとりにとってとても重要な課題になってくる筈です。
それでも今、この渦中で思い出と変化を創り上げることは、少し見方を変えればやり続けられるものなのだと思います。

これまでの経験を振り返ると、自分が楽しめる思い出にはどんな特徴があったでしょうか。
今創り上げていきたい変化は、どんなものでしょうか。
それを満たすためには、今の環境下を前提条件に置くと、それぞれどんなことができそうでしょうか。

充実感のある時間を目指して

私にとって最高の思い出の特徴は、"解放感","ふざけ","非日常"だなと思います。
これをwithコロナ禍で求めるとなると、近場でのおでかけ、意味のない会話、普段と違う時間の使い方、になりそうです。
特に在宅環境下で完全に家にこもりきりになってしまうことも多いので、意識して緩急をつけて過ごすことで、充実感を上げられたらいいなと思います。
また、変化の意味合いでは今年目標としている解釈力を上げたいという課題に加えて、一気に進んだオンライン化に伴う対応の件も充実感に繋がっています。
その他、できるようにしたいこと・目指したいことが今はオフラインに限定されない部分が大きいので、問題なくこちらは進めそうかなと思っています。

制限のかかった環境下で要素を変えずに求めることは完全にはできないことも多いですが、制約があってもどう共存し諦めないで進むか、貴重な時間を無駄にしてしまったと思いたくないからこそ、考えていけたらいいなと思います。
浦島太郎になってしまうより現状のままいかに充実感を積み上げるか、そう意識を変えて自分を満たしていけたら素敵ですね。