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【おやすみ前に、お砂糖ひとさじ】負けず嫌いでありたい場所はどこ

"あの人は同い年だけど自分より色々なことができていてすごい"
"この前会った人は物凄く優秀でコンテストでたくさん賞をとっている"
こんな"すごい人たち"を前にして、イライラしてしまったり、自分を否定してしまったりすること、あると思います。

自分よりすごい人の話を聞くことが、自分が負けた気持ちになって面白くなかったり、その人と比較して箸にも棒にも掛からない自分に焦燥感さえ抱いたり。
負けず嫌いな性格の人はなお、頻繁にそう思うことがあるのではないでしょうか。

でもじゃあ果たして、その"すごい人"が持っている要素は、あなたが心から欲しいものでしょうか。

本当に欲しいものだったら、やっぱりそれは負けず嫌いでいていい部分です。
そう思う気持ちは無駄になんてならないし、感じた苛立ちも、前に進むエネルギーにきっと変換していけると思います。

でももし実は大して欲しくないと思うようだったら、それはあなたが手放していい苛立ちです。
負けた気持ちになって落ち込むよりも、素直にすごいねと認められたら、その方がきっと苦しくないでいられると思います。

実は大して欲しくないものの負けず嫌いな気持ちが出て落ち込んだりイライラしてしまう背景には、すごいこと全般=善・勝ち、すごくないこと全般=悪・負け、という意識が潜んでいます。
でもその中で自分が本当に欲しいものを丁寧に切り分けていくと、"この分野は別に自分が大切に思っていない"といったことだったり、"ここの部分は苦手だしここで勝てなくてもまぁいいかな"と思える部分だったりが見えてきます。
そういう部分を抽出して、本当に欲しいと思うものがわかってくると、全てのことに負けず嫌いでいる時よりも、穏やかな気持ちでいられる時間が増えていきます。

いわゆる"すごい人"でなくても、身近な友達とのちょっとした会話や少し距離のある人の情報などでも、比較して少しもやもやしてしまう時には、「それって私が欲しいと思っているものだっけ」と自分に問いかけてみてください。
意外と手元に残る負けず嫌いでありたい部分は、少ないこともあると思います。

そうやって手元に残った真に自分が欲しいと思っていることを、ピンポイントに絞っていけたからこそ、しっかり育ててカタチにしていけたらいいですね。


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