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復職チャレンジ🍙

211
適応障害と診断されて早1年。 凸凹ライフも、周りの方々に支えられ大分平坦になってきました。 診察帰り、家に帰れず、公園で泣きながら食べた、おにぎりとジュースの味と、その時の気持…
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#今こんな気分

ほどほど記念日

ほどほど記念日

雨がしとしと降っていて
泪はくるんと溜めたまま
泣けないあなたの代わりにと
ポツポツバラバラ宥めてくれる

生活のなかのたった一日

誰かにとっての特別な日で
私にとってのざわざわする日

布団にくるまりたい鼓動

眼を合わすこともできないままに
メイクとマスクで武装して
明るい声でいつもの自分に擬態する

特別甘い褒美をおくれ。

日向が、陽射しが、尊い。

整理していた本の山から適応障害真っ只中の頃につけていた日記📓を見つけた。復職後に眺めるのは2回目のようで、文字列に蛍光ペンでハイライトが付けてあった。

それらを、どこか懐かしく思える今日に、感謝。

グルグルとスパスパの間

グルグルとスパスパの間

最近気がつくと、準備の為の準備をしている。
どういう事かというと、数週間先の予定の準備を何件かぐるぐると回している。

9月は学会シーズンで、何件かハシゴする予定だ。その為、スケジューラーが割とてんやわんやしている。
学会開催地までの経路確認やチケット購入、もちろん発表に向けた準備などは、少しずつ落ち着きつつある。(見ないフリしてたりする。)

けれども、我が家は一人と猫二匹体制の為、何泊も家を空

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家篭りの日々

家篭りの日々

家に引き篭もる自分を責めた日々。
雨降る中を心を奮い立たせて、合羽を着て傘をさして、近くのスーパーまで行った日々。
そういう思考や行為が「チャレンジしている自分」、「現状を打開しようと足掻く自分」のシンボルであるかのように縋っていた。
けれど、現実は甘くなく、揉み返しのような反動にいつも敢えなく撃沈したのだった。

家に篭るということは、決して悪いことではない。でも、たとえば、台風の日にわざわざ用

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どれも自分

どれも自分

最近ストレスへの対処法を見失いがちである。大きく分けると、「自分」は2モードある。仕事モードの自分と私生活モードの自分だ。(雑な区分け)

仕事モードの自分は、会社員としての自分。若くもないが、全体で見ると経験値がそれ程多いわけでもない自分。上司や先輩たちからの一言に言い返したり、致し方なく業務を請け負ったりする。それでいて、たまに耳にする不協和音のような嫌味や風評をサラッと受け流すには、まだ青い

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主体的な選択

主体的な選択

私たちの周りは情報で溢れていて、溢れさせることも難しくなくて、自分で選んでいるように見えて、自分で考えているように見えて、いつの間にか違う所に立っていることがあるのではないか。

これまで私は、自分に主体性をあまり感じたことがなかったけれど、本当は、自分が感じているよりも、もっともーーーっと主体性がないのかもしれないとハッとした。

復職してから働き方を意識的に変えている。休職前の自分なら、ここで

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モヤって候。

モヤって候。

私の特技は手元を見つめずに(自分で読める程度の)字を書くことだ。学生時分、この特技は大いに役に立った。ただ、相手の目を見つめつつ、相槌を打ちながら文字を書き殴るものだから、「不思議な感じ」と言われたこともある。いい意味ではない、決して。

日頃からnoteに限らず、文章を書くことは少なくない。しかし、その実、日本語の文章が正しかったことはほとんどといっていいほどない。後から見返すと、単語が重複して

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NOと言う為の努力

NOと言う為の努力

自分が書いた記事を読み返すことは、あまり多くない。書きなぐっている訳ではないのだけれど、その習慣がないのだ。そんな私の目にふと留まった自分の記事に、こんなことが書いてあった。

復職前に書いた、1年以上も前の記事だ。

「難しい」が言えない。断りきれない。
やるか、やらないか。引き受けるか引き受けないか。曖昧が苦手な為に、お茶を濁す為の努力をするが、ずうぉんと相手の口調に呑まれて、発する言葉は「は

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どんと張れ!

どんと張れ!

動悸がする。薬(抗不安薬)を飲むべきか否か。いや、待てよ、この動悸どこから来ているのだろうか。私のなかの不安?違う。不条理へのフツフツとした思いだ。

世の中の不条理は、なかなか無くならない。それは、職場という小さなコミュニティも例外でない。先日言われていたことと違うことを指摘されたり、最優先事項がいつの間にか凄く下の方に位置付けられていたり。報告・連絡・相談は、新入社員だけに「義務付け」られてい

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ON/OFF切替強化月間

ON/OFF切替強化月間

「行ってくるよ」と「ただいま、お留守番ありがとう」の間にオフィシャル時間がある。通勤、通学、家事等々。
オフィシャルモードがONになっている時は、行く先、これからどこかで過ごす時間のことに考えが偏りがちになってしまう。私の場合、帰宅の途につく際も、気を抜くと、今日あったよしなしごとで頭がいっぱいになっている。
でも、それってなんだか勿体ない。OFFは休日だけだなんて味気ない。

ただでさえ、矢の如

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真夜中の弱気

真夜中の弱気

よる、不意に弱気になることがある。「こんな、で、ごめんね。」「寝させて。」「つらい。」涙とともに溢れてくるのはそんな言葉ばかりで、猫の運動会ひとつ止められやしない私に、育児なんてとても出来ないであろうと思うのが常だ。

真夜中、という時間帯は不思議なもので、開けない夜はない、とわかっているのにしんみりとする。いろんな悩みがあぶくのようにふつふつと湧き、炭酸のペットボトルの側面みたいに付着する。

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曖昧でいい

曖昧でいい

小さい頃から曖昧なことが苦手だった。ハッキリした態度でないことは、少しざわざわした。でも、大人になって、それが処世術であったり、誰かの為になったりする場面に多く出会った。以来、曖昧にしてもいいことは放っておくようにしてきた。

以前、「本当に嬉しい時は、あなたは笑わないんだね」と指摘されたことがある。その通りだ。本当に嬉しいことが起きた時、それを噛み締め、次の展開を予想してしまう癖がある。石橋を叩

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クウヲミツメテ

クウヲミツメテ

以前放送していたテレビCMで、「みんないろんな役割がある」という広告があった。人それぞれ、違う役割が単語として書かれたTシャツを着ているのだけれど、各人がTシャツを玉ねぎの皮を剥ぐように脱いでいくと、別の役割の単語が出てくる、といった内容のものだ。
あのCMを見た時の衝撃は、今も忘れられない。帰属する社会という枠組みのなかで、私たちはいろんな役割を負っている。いつの間にか、なのか、それとも、積極的

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減点方式

減点方式

中学生の頃、技術の先生がつくるテストは加点方式だった。満点という概念がなかった。どのように統計処理していたかは、今となっては分からないが、とてもワクワクした記憶だけが残っている。

その先生の示した出題と答案はこうだ。
問、電池を発明した人の名前はなにでしょう。
例)かん でんち さん
「このように、先生がクスッとなる答案であれば、例え間違っていたとしても、加点します。」
(勿論、正答よりは点は低

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